【佐賀市で南アジアの文化に触れる】海外で活動してきた国際NGOが異文化・食文化の体験イベントを開催。11月16日(土)正午に国際交流プラザにて。

外国人のゲストとともに、南アジアの食事を楽しみながら、地元の方々に異文化を紹介。

NPO法人アクセプト・インターナショナルのプレスリリース

海外で平和構築に取り組むNPO法人アクセプト・インターナショナル(東京都中央区、代表理事:永井陽右)は、2024年11月16日(土)正午より佐賀県国際交流プラザにて異文化交流イベントを開催します。パキスタンやインド出身の外国人の方をゲストとして呼び、南アジアの文化や宗教などについて、地元の方々に魅力をお伝えします。また、パキスタン出身のゲストが無料でビリヤニ(南アジアの炊き込みご飯)を振る舞います。

開催背景

NPO法人アクセプト・インターナショナルは、テロや紛争の当事者になった若者たちが憎しみの連鎖から離脱し、平和の担い手になる道を創ることが鍵になると考え、2011年よりソマリアなどの海外の紛争地で活動してきました。

そしてその中で、日本国内でも助けを必要としている人々の声を数多く聞いてきました。

日本では、武力を伴う大規模な紛争やテロといった問題は日常生活の中にはありません。しかし、様々な理由で困難や課題を抱える人々が日本社会においても見過ごされ、取り残されています。

そこで、海外において主にイスラム教徒(ムスリム)の方々と仕事をしてきた経験や知見を活かして、日本国内において言語や文化の壁から特に取り残されがちな「在日ムスリム」を中心とした外国人への相談支援や居場所づくりのための取り組みを2020年より実施しています。

その中で、佐賀県は外国人住民の増加が続いているものの、ムスリムの方々が礼拝をするためのモスクが九州で唯一存在していないことなどから、2023年より活動を開始しました。

ムスリムをはじめとした外国人住民の方々が安心して生活できるよう、定期的に地元の方との交流や異文化理解・体験のための場づくりを行うことなどを通じて、多文化共生への貢献を目指しています。

その一環で、今回は佐賀県内に在住のパキスタンやインドの方をゲストに呼び、出身国の文化や食事などを地元の方に紹介するイベントを開催します。イベントでは、南アジアの炊き込みご飯である「ビリヤニ」をゲストの方が無料でご提供します。

当法人は、地域社会と外国人住民の橋渡し役として、イスラム教を始めとする多様な宗教や文化に親しみを感じることのできる機会を提供し、多文化共生を踏まえたコミュニティづくりに貢献していくことを目指します。

イベント詳細

▷日時 

2024年11月16日(土)12:00~13:30

▷会場

佐賀県国際交流プラザ

(佐賀県佐賀市白山2丁目1番12号 佐賀商工ビル1F)研修室A

▷参加費

無料

▷定員

30名 

※定員になりましたら締め切りますので、どうぞお早めにお申込みください。

▷主催

NPO法人アクセプト・インターナショナル 佐賀事務所


2024年3月にイフタール開催の様子

イフタールとはイスラム教の方々が年に1度、1ヶ月間の断食をする期間において、断食明けの食事を皆で共にする行事です。

現地の高校生と外国人参加者との交流の様子  
 外国人の方々の食事の様子

ゲストコメント:ムハマド・ズィーシャン氏(佐賀在住、パキスタン出身)

アクセプト・インターナショナルの活動には、今年の3月から参加しています。

佐賀県にはモスク(礼拝所)がなく、イスラム教徒をはじめとした外国人が集まることはもちろん、地域の方との交流の機会は限られていることから、居場所づくりや交流の機会はとても重要です。

また、異文化について紹介する機会もまだ多くありません。

今回はアクセプト・インターナショナルのおかげで、私の地元であるパキスタン、ひいては南アジアの文化と本場の料理を佐賀の皆様にご紹介できることをとても嬉しく思っています。

南アジア料理:ビリヤニとは

インドやその周辺国で食べられている、スパイスとお肉の炊き込みご飯です。パエリア、松茸ご飯と並び世界三大炊き込みご飯のひとつと称されています。

インドのおいてビリヤニは、イスラム教徒の結婚式でお祝いの食事とされているだけではなく、屋台で日常的に食べることもでき、まさに国民食として幅広く愛されています。

出典:日本ビリヤニ協会「ビリヤニとは」

https://www.biriyani.info/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%8B%E3%81%A8%E3%81%AF/ 

(2024年11月10日閲覧)

運営スタッフコメント

私は普段大阪から、アクセプト・インターナショナルにメンバーとして参加しています。

誰に対しても”まずは受け入れる”という姿勢と、問題の根本にアプローチする活動に感銘を受けたのが理由です。

普段はオンラインのイベント運営に関する業務を行っており、今回の佐賀のイベントには実際に対面で運営スタッフとして参加する予定です。

参加者の皆さんが異なる文化や宗教に触れ、理解を深めることを目的としているので、何か1つでも多文化共生のヒントについて持ち帰っていただけたら嬉しいです。

また、ムハマド・ズィーシャンさんがビリヤニを振る舞ってくださるので、食を通じて楽しくイベントを開催できればと思います。

今回は佐賀にてイベントを開催していますが、ゆくゆくは各都道府県に広がり、多くの方に参加していただけるようなイベントにしていければと考えています。

コミュニケーション局 学生インターン(関西大学3回生) 竹村美咲 

当法人への取材について

私たちは、ソマリアやイエメン、パレスチナなど、世界のテロ・紛争の現状などについて、日本の報道機関向けの取材に加え、メディアの方を含む一般の方々に対して国内で定期的にオンライン・オフラインのイベント(直近のイベント一覧はこちら)を開催しております。また、現場での活動の画像・動画のご提供、スタッフへのインタビューなどもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

ご寄付のお願い

私たち独自の取り組みは、皆様からの温かいご寄付で成り立っています。毎月1,500円からのご寄付をいただくアクセプト・アンバサダー(詳細はこちら)はもちろん、単発でのご寄付(詳細はこちら)も受け付けております。日本発で前例を創るため、ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。

NPO法人アクセプト・インターナショナル

国内外で憎しみの連鎖といった負の連鎖をほどくことを目指して、2011年の創設以来、ニーズが非常に高いにも関わらず見捨てられてきた地域・分野・対象者に対して取り組みを実施してきました。海外では、紛争に加担した若者が平和の担い手となるための支援や、世界中の紛争当事者が暴力から離脱するための国際規範の制定に向けた働きかけを行なっています。また、日本国内においては特に取り残されがちなイスラム教徒を中心とした在日外国人への相談支援や、犯罪に巻き込まれた特に深刻な少年・少女への包括的な支援を展開しています。

組織概要
名称:NPO法人アクセプト・インターナショナル(NGO Accept International)
住所: 東京都中央区日本橋堀留町1丁目11-5 日本橋吉泉ビル3階
設立:2017年4月(前身団体・日本ソマリア青年機構は2011年9月設立)
代表理事:永井 陽右
主な活動国:ソマリア、イエメン、ケニア、インドネシア、コロンビア、パレスチナ、日本
公式サイト:https://accept-int.org/
代表メールアドレス:info@accept-int.org
代表電話:03-4500-8161

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