(経済産業省「平成30年度中国地方等の魅力発信による消費拡大事業」委託事業)「HASHIWATASHIプロジェクト」プロデュース支援事業『広島日本酒販路拡大プロジェクト』「がんばろう広島酒蔵の会」

「HASHIWATASHIプロジェクト」事務局のプレスリリース

「HASHIWATASHIプロジェクト」事務局(株式会社NTTアド)は、支援事業のひとつである『広島日本酒販路拡大プロジェクト』の一環として「がんばろう広島酒蔵の会」を、平成31年3月9日(土)に東京都港区南青山の「スパイラルホール」にて開催いたしました。

 平成30年(2018年)7月豪雨により広島県内の酒蔵は、一時的な出荷停止や飲食店の客数減など深刻な被害を受けました。呉市の「盛川酒造」は床上浸水により出荷前の酒瓶約1,000ケースが泥に浸かり、竹原市の「藤井酒造」は機械類やポンプが水没し、6,000本を廃棄処分しました。また、安芸津町の「柄(つか)酒造」は床上浸水で大規模な修繕が必要な状態となりました。

 こうした中で、新宿「日本酒スタンド酛(もと)」の元店長で、平成27年には恵比寿に「GEM by moto」をオープンするなど、日本酒に関する愛情と深い知識、料理とのマリアージュ能力の高さから「日本酒界のカリスマ」と呼ばれる千葉麻里絵氏をプロデューサーに迎え、広島の日本酒の魅力を首都圏中心に広く伝え、消費拡大や酒蔵ツアー客の誘引を図る試飲会イベント「がんばろう広島酒蔵の会」を開催いたしました。

 イベント当日は、約250人の参加者で賑わい、試飲に供した銘柄は77種類。また、広島の33蔵の日本酒を4つのタイプにわけて、それぞれのタイプに合うおつまみもご用意して、広島の日本酒とのマリアージュをお楽しみいただいたほか、盛川酒造、藤井酒造、柄酒造のスイーツやスペシャルドリンクも提供し、広島の日本酒の新たな可能性を感じていただきました。さらに、千葉麻里絵氏と広島県立総合技術研究所食品工業技術センターの大土井律之(おおどいりつし)氏との対談も行い、奥深い広島の日本酒の魅力を満喫いただけたイベントとなりました。
 今回の試飲イベントをひとつの好機として、広島の日本酒の販路拡大やファン作りを通じた需要拡大を目指します。

【「がんばろう広島酒蔵の会」開催に向けて】
 昨年7月の豪雨によって盛川酒造(左)、藤井酒造(中央)、柄酒造(右)の3蔵は、商品や生産設備が泥水に浸かるといった大きな被害を受けました(現在は、生産を再開)。この3蔵以外にも、多くの酒蔵が需要減に見舞われ、広島県の日本酒業界全体への支援策として、今回のイベントが開催されました。

【広島の日本酒とのマリアージュ】
■千葉氏のコメント
広島の日本酒は、味わいの余韻が長く続くのが特長です。
広島の日本酒の個性を知っていただくために、大きく4つのタイプに分けました。タイプが違えば合わせるおつまみも変わります。AからDの順で飲んでいただくのはおすすめです。まずはそのまま、次におつまみと合わせて、ピタッと合う感動のペアリングを体感してください。

<Aタイプ:果実や花のような香りで、華やかだけどスッキリ系> 

『アボカドの西京漬け/苺と春菊の白あえ』
苺やパイナップルのような強い甘味を感じる香りがありつつ、味はすっきり。乾杯のお酒になりがちだが、これは、ザ・食中酒。香りの成分と、オリーブオイルやアボカドがもつ脂肪酸が共通項となりピタッと合う。
白あえには春菊の苦みで苺の甘味がさらに立って乳酸感のある おいしさに。

●:当日参加蔵 ○:お酒のみを出品している蔵  ①本日の参加者 ②蔵人数 ③石高 ④杜氏名と年齢 ⑤蔵の説明

 

<Bタイプ:洗練された穏やかな香りで、バランスのよい食中酒系>    

『魚のフリット タルタルソース/ポテトサラダ 塩昆布』
Aに比べると香りや穏やかで、メロンやバナナのような瓜っぽい印象。米の甘味を残しながら食べ物に寄り添う。どんな食べ物にも合うが、魚介との相性は格別。他県のこのタイプのお酒より重みがあるのも特長。漬物入りのタルタルソースの酸味と合い、ポテトサラダの塩昆布でミネラル感が相乗。  

 

<Cタイプ:円熟した甘味とコクがあり、味わいしみじみ系>

『八角香る牛肉まん 燻製ナッツ/セロリのココナッツおひたし』
米由来のコクや旨味を感じる。Dに比べると、ストンと直線的に縦に広がる印象の味わい。お酒だけをらくにずっと飲んでいたくなるような心地よさがある。これにココナッツや八角の甘い香りを持つスパイスと合わせると一変。複雑な味が増した絶妙なバランスは、味覚の新体験。

 

<Dタイプ:味が重層的で、複雑味が広がるしっかり系>

『蕗と羊チーズとマカロニサラダ/いちじくがっこチーズ』
酸味に甘味、熟成感もあり、味の幅が広く複雑味がある。かつてはご法度だった酸味は、 いまやペアリングの重要なフック。その上味の幅が広いとなれば、いってしまえばペアリングは無限大。蕗と羊のチーズの複雑な香りや苦みはアクセントとなってより重層的に。発酵食の酸味とも調和。

 

【盛川酒造、藤井酒造、柄酒造のスペシャルドリンクおよびスイーツ

左より
■盛川酒造「白鴻」酒粕ペーストマカロン:

クセのない「白鴻」の酒粕はマカロンに使用される乳製品との相性が良い。
甘さの中に酒粕がふわっと香る優しい味わい。
■藤井酒造「龍勢」活濁カクテル:
微炭酸の「龍勢 活濁酒」と、アニスの香りのアブサンを合わせ、桜の葉をあしらったカクテル。
アニスのかすかな苦みの後に米の甘みを感じる大人な味わい。
■柄酒造「於多福」純米ティーカクテル:
流通されていない微発酵のオリジナル茶葉を使用。はちみつを感じる自然な甘みと茶葉の青みを感じる透明感のある味わいの茶葉。お茶の柔らかさが「於多福」と寄り添うような味わいが楽しめるカクテル。

【イベント風景】

【プロデューサー略歴】

■千葉麻里絵(ちばまりえ)氏
大学生時代居酒屋でのアルバイトで日本酒に興味を持つ。卒業後SEとして就職したが、3年後に 退職して新宿の「日本酒スタンド酛」にオープニングスタッフとして入社。利酒師の資格を取得し、店長に就任。平成27年、恵比寿に「GEM by moto」をオープン。

【「HASHIWATASHIプロジェクト」について】

「HASHIWATASHIプロジェクト」は、甚大な被害をもたらした昨年 (平成30年) 7月の西日本豪雨の被災地域の復興を目的とし、地域 資源(地域産品・サービス等)の魅力を発信する経済産業省の委託事業です。
                                                                            https://hashiwatashiproject.jp/

 
 

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