「和歌山県有田川町ぶどう山椒プロジェクト」に、龍谷大学が加入

もっと、世界に誇るジャパニーズスパイスを守りたい!

株式会社カネカサンスパイスのプレスリリース

株式会社カネカサンスパイス(本社:⼤阪市淀川区、代表取締役:岡⽥博之)は、2022年より山椒農家である篠畑農園と取り組んでいるサステナブル活動「和歌山県有田川町ぶどう山椒プロジェクト」に龍谷大学経営学部藤岡ゼミを加え、さらに取組みを活性化させます。

■三者の思いは一つ

龍谷大学藤岡ゼミは、2019年より和歌山県有田川町と「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」に取り組んでこられました。その理念は、当社の「和歌山県有田川町ぶどう山椒プロジェクト」と同じく、有田川町ぶどう山椒の生産を未来へ持続させること。同じ思いを持つもの同志、すぐに意気投合。篠畑農園とカネカサンスパイスで締結していた協力契約に龍谷大学が加わる形で提携していくことで合意しました。

■農産学連携イメージ

■龍谷大学が加わることで広がる可能性

龍谷大学藤岡ゼミの強みは、やはり学生たちの柔軟な発想力。年配者に比べて山椒が身近ではなかった分、「山椒はうなぎ」という固定観念がないため、あっと驚く用途開発ができます。そこに、カネカサンスパイスの持つ数多くのスパイスを加えて万能スパイスを作ったとすると・・・可能性は無限に。当社では、龍谷大学の学生インターンシップを受け入れ、50種類以上のスパイスを揃えた研究室での共同開発を計画しています。

■見えにくい山椒の課題

山椒の課題としては、農家の高齢化の影響で収穫量が年々減っていることが最大のものですが、本当の山椒の風味を知らない人が増えていることも課題であると感じています。今は、日本の山椒の値段が高くなりすぎて、スーパーで売っている山椒は、中国の花椒を使っているものがほとんどです。本来、日本の山椒と中国の花椒は、風味が全く違うので使い分けられるべきものなのですが、それを知らずに、山椒を使う料理に花椒を使って、好きになれない人が多いのではないかと感じています。

実は、今年の新入社員で、山椒が好き過ぎて当社を就職先に選んだものがいます。学生時代のアルバイト先のラーメン店で、偶然、日本の山椒が使われていて、初めて食した際は「今までの山椒は何だったの⁉」と、まさに人生を変えるほどの衝撃を受けたそうです。多くの人に、有田川のぶどう山椒の風味に触れる機会を増やすことが出来れば、自然と山椒を好きになる人が増えて、「日本の山椒を守りたい」と思ってくれる人も増える・・・今回の龍谷大学との提携によって、さらにアプローチを多方面に拡げて大きな流れを作っていきたいと思っています。

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