未来のレシピコンテスト「サステナブル・シーフード」の 受賞者6名を発表!全国の学生からシェフまでファイナリストが集結

一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会のプレスリリース

ザ・キャピトルホテル 東急にて授与式を開催

 一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(代表理事:下田屋毅、以下「SRAジャパン」)は、2024年6月より開催した「FOOD MADE GOOD 未来のレシピコンテスト2024」において、受賞者を決定しました。本年は「サステナブル・シーフード」をテーマに、全国の若手シェフや調理師・製菓衛生師養成施設の学生を対象に実施。10名のファイナリストの中から最優秀賞およびその他6名の受賞者の表彰式を行いました。

【特設サイト】 https://foodmadegood.jp/gennext2024-vol4-winners/

授賞式(メイン画像)

<審査の基準について>
 本コンテストでは、「サステナブル・シーフード」というテーマの適合性に加え、サステナビリティ、クリエイティビティ、プレゼンテーションの3つの要素を基に評価を行いました。31件の応募の中から、SRAジャパンの一次審査を通過した10名のファイナリストのレシピは、サステナビリティに造詣の深い6名の料理人による厳正な審査を経て、11月18日(月)、ザ・キャピトルホテル 東急で開催されたFOOD MADE GOOD Japan Awards 2024のセレモニーにて、最優秀賞、審査員特別賞、学生部門賞が授与されました。

 4回目を迎える本コンテストは、全5回のセミナーを実施したことにより、例年にも増してレベルが高いものとなりました10件のファイナリスト作品のうち5件は学生によるもので、サステナビリティへの意識の高さと実践力が際立ちました。

<最優秀賞>
【「黒鯛のナージュ仕立て、牡蠣の温製」橋本元輝さん(d’ici)】
審査コメント:
 調達から調理まで地球環境と向かい合った、誠意のこもった良い料理。徳島と千葉での共通の問題と向き合い、火入れに対して自然の熱源を使い調理工程でもクロダイの焼いた汁を利用して一体感を作り出していることに技術の高さも見えました。牡蠣殻の活用を取り入れたプレゼンテーションも、楽しみを増幅させ非常に魅力的です。クロダイ、牡蠣、海苔という不良好な関係性を一皿に取り込み、ストーリーとして伝えています。おいしさと共に食べ手の記憶の中に紡がれていってほしいと感じました。例えば『この料理は養殖海苔の生産者を訪問した際に得たインスピレーションから生まれました』など、生産現場の具体的なエピソードが加わると、より説得力が増します。これからも生産者のもとに積極的に足を運んでいただき、新しい挑戦とさらなる成長を期待しています!
(以下の審査コメントは特設サイトにて掲載)

<審査員特別賞>
薬師神陸氏(unis エグゼクティブシェフ)/冨成寿明氏(日本料理 富成 オーナーシェフ)選出
【「黒鯛のナージュ仕立て、牡蠣の温製」橋本元輝さん(d’ici)】

「黒鯛のナージュ仕立て、牡蠣の温製」橋本元輝さん(d’ici)

生江史伸氏(L’Effervescence エグゼクティブシェフ)選出
【「Un plat pour l’avenir~未来へつなぐバトン~」山内透子さん(辻調理師専門学校)】

「Un plat pour l’avenir~未来へつなぐバトン~」山内透子さん(辻調理師専門学校)

岩澤正和氏(PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO オーナーシェフ)選出
【「いすみ産鮑の冷製タルトラ~千葉の食材とその循環~」及川健一さん(XEX東京 Salvatore Cuomo Bros.)】

「いすみ産鮑の冷製タルトラ~千葉の食材とその循環~」及川健一さん(XEX東京 Salvatore Cuomo Bros.)

佐川優氏(HughMorgan シェフパティシエ)選出
【「11種の野菜のプレッセ 酢橘鰤 花みょうがの爽やかなソースマヨネーズ」増田梨乃さん(株式会社ディアーズ・ブレインホールディングス KOTOWA 奈良公園 Premium View)】

「11種の野菜のプレッセ 酢橘鰤 花みょうがの爽やかなソースマヨネーズ」増田梨乃さん(株式会社ディアーズ・ブレインホールディングス KOTOWA 奈良公園 Premium View)

田中佑樹氏(伊勢すえよし 店主)選出
【「アイゴの香草バター焼き みかん風味のグラスフェッドバターソース」田村征也さん(ザ・キャピトルホテル 東急)】

「アイゴの香草バター焼き みかん風味のグラスフェッドバターソース」田村征也さん(ザ・キャピトルホテル 東急)

<学生部門賞>
【「ムロ鯵の砧巻き、海月の梅水晶添え」橋本夏帆さん(島食の寺子屋)】

「ムロ鯵の砧巻き、海月の梅水晶添え」橋本夏帆さん(島食の寺子屋)

<「FOOD MADE GOOD 未来のレシピコンテスト」とは>
 次世代の料理人がクリエイティブな視点でサステナブルな料理を提案する啓発活動。サステナビリティに関心を持つシェフを増やし、実践に繋げること、また、消費者の意識を深め、飲食店と消費者の架け橋となることを目的としています。今年は30歳以下の調理師や学生を対象に、「水産資源を守るためにどのような料理を提供すべきか」というテーマでアイデアを募集しました。
※本コンテストは、地球環境基金の助成金を使用しています。

<一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会について>
 食のアカデミー賞と称される「世界のベストレストラン50」でサステナブル・レストラン賞の評価も行う英国本部と連携し、格付けやキャンペーンを実施。サプライヤーやレストラン、消費者コミュニティの構築を通して、フードシステムの課題解決に取り組み、食の持続可能性を推進しています。

所在地  : 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3丁目4-16 アイトリアノン301
代表者  : 下田屋毅
公式サイト: https://foodmadegood.jp/

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