「クラフトビール業界のDX」を推進する Best Beer Japanに出資

ヤマトホールディングスのプレスリリース

「クラフトビール業界のDX」を推進する Best Beer Japanに出資
 
ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕、以下「ヤマトHD」) は、「KURONEKO Innovation Fund 2号(以下「KIF 2号」)」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)を通じて、クラフトビール醸造所を支援する管理ソフトや物流ソリューション、飲食店などの法人向けにクラフトビールのECプラットフォームを提供するBest Beer Japan 株式会社(本社:埼玉県朝霞市、代表取締役:ピーター・ローゼンバーグ、以下「Best Beer Japan」)に出資を実行しました。
 
 


 
日本でのクラフトビールの人気が高まっている一方で、醸造所は中小事業者が多く、生産量や流通量が少ないため専門的に取り扱う中間流通が不在となり、醸造所と飲食店などが直接取引を行う必要があります。これにより、輸送コストが上昇するだけでなく、醸造所では出荷の管理や酒税申告業務などのバックオフィス業務の負荷が大きく、飲食店などは発注や在庫管理に手間がかかっている状況です。
Best Beer Japanは、このようなクラフトビールの流通構造の課題をデジタルトランスフォーメーション(DX)で解決するスタートアップです。アメリカではクラフトビールがビール市場全体の約25%※1を占めるのに対して、日本では未だクラフトビールの割合は小さく、アメリカ市場の状況を踏まえると成長ポテンシャルを秘めている状況を、同社は機会と捉え、テクノロジーを活用した業界インフラ構築を進めています。クラフトビール醸造所のバックオフィス業務を88%削減※2可能な管理ソフトや、飲食店の購買手続きを簡素化させ全国200以上※3の醸造所からまとめてクラフトビールを購入することができるECプラットフォーム、送料を半分に削減できる樽のシェアリングサービス「レン樽」を展開し、醸造所と飲食店の両者の業務効率化やコスト削減を実現しています。ECプラットフォームは月間33%の成長率※4を誇り、業界内での認知を拡大しています。
今回KIF2号は、さらなるマーケット拡大が見込まれるクラフトビール業界のDXをリードしている点や、流通課題に着目しながら業界のインフラ構築に取り組む姿勢、これまでの成長性などを評価し、出資を実行しました。
KURONEKO Innovation FundのポートフォリオにBest Beer Japanを組み入れることで、両社の持つ技術と知見を相互に提供し、クラフトビール市場のDX化を加速させ、「新たな物流」「新たな価値」を創造していきます。
 
※1 Source: Brewers Association, National Beer Sales & Production Data
URL:https://www.brewersassociation.org/statistics-and-data/national-beer-stats/
※2 クラフトビール醸造所の日々の受注業務、毎月必要となる酒税申請業務時間などの短縮時間
※3 2024年9月末時点
※4 月平均でのプラットフォーム流通取引総額(ビアバー、飲食店などの利用金額)の成長率
 
Best Beer Japanについて
設立:2018年5月
本社所在地:埼玉県朝霞市本町1-8-7
代表取締役:ピーター・ローゼンバーグ
事業内容:クラフトビール醸造所向け管理ソフト、物流サービス、B2Bクラフトビールプラットフォームの運営
ホームページ URL:https://www.bestbeerjapan.com/
クラフトビールのECプラットフォーム URL:https://craftbeerbeta.bestbeerjapan.com/
                                  以上
 
 
【参考】
<ニュースリリース>
ヤマトグループ中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~」を策定(2024年2月5日)
URL:https://www.yamato-hd.co.jp/news/2023/newsrelease_20240205_2.html
 
<KURONEKO Innovation Fundホームページ>
URL:https://www.kuroneko-v.com/
 
【お問い合わせ先】
<法人の方>
ヤマトホールディングス株式会社 イノベーション推進担当 MAIL:innovation@kuronekoyamato.co.jp

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