ニセコエリアのリゾートエリアを構成する倶知安町において「住んでよし、訪れてよし」の国際リゾート実現に向けた物価高対策
一般社団法人倶知安観光協会のプレスリリース
北海道虻田郡倶知安町(町長 文字 一志)と一般社団法人倶知安観光協会(代表理事 二川原 康平)は、この度、町民の利便性向上と効率的な行政サービス提供を目指した「デジタル町民証明サービス『Kutchan ID+(くっちゃんアイディープラス)』」を開始致しました。
本サービスは、倶知安町民を対象に町内の参画店舗でスマートフォン上に表示されるデジタル町民証明を提示することで、割引や優待を受けることができるものです。国際リゾートゆえに価格上昇が進む倶知安町で、物価・人件費高騰などによる適正な価格転嫁を促すとともに、町民優待を適用して町民の暮らしを守ります。
1.サービスの背景と目的
ニセコエリアのリゾートエリアを構成する倶知安町では、交流人口の多い中で住民も観光地としての利便性を享受しながら安心して暮らせるよう、町全体の生活の質を向上させるための取り組みを積極的に進めています。その一環として、紙の住民証明書に依存しないデジタル住民証明サービスの導入により、以下の課題を解決し、倶知安町で暮らす新しい価値を提供いたします。
・適正な価格転嫁と住民優待:国際リゾートゆえに価格上昇が進む倶知安町で、物価・人件費高騰等による適正な価格転嫁を促すとともに住民優待や割引を適用して暮らしを守る。
・住民の利便性向上:紙の住民証明書を持ち歩く必要がなく、いつでもどこでもスマートフォンなどで本人確認が可能。スマートフォンで手軽に住民証明をすることで、付加価値の高いリゾートのサービスを町民優待や割引適用を受けることが可能。
・行政サービスの効率化:手続きをデジタル化することで迅速かつ正確なサービスを実現
・安全性と信頼性の確保:マイナンバーカードとデジタル庁のデジタル認証アプリを利用することで、高いセキュリティを維持しつつ、信頼性の高い本人認証を実現
2.サービスの概要と特徴
・デジタル庁提供「デジタル認証アプリ」を活用
本サービスではデジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」を町民判定の仕組みとして
利用しており本人の同意を得た上で、アプリのAPIを通じて、マイナンバーカードのICチ
ップに格納された情報を読み取り、安全かつ確実に住民である情報を取得します。
・町民証明バッジ発行機能
マイナンバーカードの情報を元に、町民としての証明を可視化する「町民証明バッジ」発
行機能を有します。これまで不確定な状態であった町民へのサービス利用時にスムーズな
本人確認が可能になります。
・多要素認証(MFA)によるセキュリティ設計
個人情報の保護と不正アクセスの防止のため多要素認証(MFA)を採用。
・連携先サービスを拡大予定
今後、本サービスを通じて町民優待が受けられるスキーリフト券の販売など、連携サービ
スの拡充を図ります。
3.サービスの概要と特徴
倶知安観光協会では、このデジタル住民証明サービスを基盤として、地域の事業者への活用促進、町民向けの優待やサービス拡充を通じてさらなる暮らしの価値の向上を推進します。
■Kutchan ID+ 公式ウェブサイト:https://kutchanid.machi-wai.jp/