~一次産業を下支え、温室効果ガス削減の一助となる私たちの挑戦!~
ONODERA GROUPのプレスリリース
ONODERA GROUPの株式会社LEOC(代表取締役社長:田島 利行 所在地:東京都千代田区、以下「LEOC」)は、2024年12月より新潟県関川村のお米農家「伊藤農園」と食農連携し、温室効果ガス削減に寄与する「環境配慮米」の導入を開始いたします。
LEOCは全国3,000ヶ所以上の社員食堂・病院・介護施設などでコントラクトフードサービスを展開しております。LEOCが給食業務を受託運営する首都圏5ヶ所の社員食堂にて期間限定で「環境配慮米」を使用したメニューを順次提供予定です。
■「環境配慮米」の取り組みについて
関川村は、新潟県北東部に位置し、自然豊かな山々や川に囲まれ、四季折々の綺麗な景観がひろがる美しい地域です。平成の名水百選に選ばれた荒川など、清流にも恵まれており、お米づくりにも活用されております。この度、関川産「にじのきらめき」を生産・販売しているお米農家である伊藤農園とともに「環境配慮米」の使用に取り組むことになりました。「環境配慮米」の取り組みは、「改正食料・農業・農村基本法」に基づいて環境と調和のとれた農業を推進する関川村の方針にも合致しております。
コントラクトフードサービスを運営する上で、重要なことは一次産業の活性化です。生産者に焦点を置き、「環境配慮米」を取り入れてメニュー化することで、生産者とお食事を召し上がるお客様との距離を近づけるアクションに繋がります。
■稲作に関わるメタン(CH4)※1排出量は、日本で1,306万トンと約40%を占める
2024年4月に農林水産省発表の「農林水産分野における地球温暖化に対する取組」によると、2022年度における温室効果ガス排出量は、日本が11億3,500万トンのうち農林水産分野は4,790万トン。全体の排出量の4.2%を占めます。また、2024年4月に国立研究開発法人 国立環境研究所が公表した「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2022年度)」では、日本における2022年度のメタン排出量2,986万トンに対して、稲作に関わる排出量は1,306万トンと全体の約40%を占めます。
水稲栽培の過程において、メタンは主に、嫌気的環境でメタン生成菌が有機物を分解する過程で発生します。水田が水で満たされると、土壌中の酸素が不足し、嫌気的な条件が生まれます。この環境では、メタン生成菌が活発に働き、大量のメタンが放出される原因となります。そのため、メタンの発生を抑制するためには、落水期間を長くすることが重要で、中干し※2期間を7日間以上延長することにより、メタン発生量を抑制することができます。
今後とも、LEOCは一次産業の活性化と環境負荷軽減に寄与する取り組みとして、持続可能な社会実現に向けた新たな一歩を踏み出してまいります。
※1 メタン:CO2の25倍の温室効果をもつ温室効果ガス
※2 中干し:水稲の栽培期間中、出穂前に一度水田の水を抜いて田面を乾かすことで、過剰な分げつ (根元付近からの枝分かれ)を防止し、成長を制御する作業
【LEOCについて】
株式会社LEOCは、全国3,000ヶ所以上の社員食堂・病院・介護施設・保育園・アスリート施設など、あらゆる年代のお客様に対して、日常の食から心身の豊かな健康を創造する企業です。「お客様に喜びと感動を パートナーに成長と幸福を 社会に貢献を」との企業理念のもと、一人ひとりをどこまでも大切にする企業として、人から始まる持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
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所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル17階
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創業:1983年4月1日
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資本金:5,000万円
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代表者:代表取締役社長 田島 利行
【ONODERA GROUPについて】
ONODERA GROUPは1983年の創業以来、全国3,000ヶ所以上で食事提供を行う株式会社LEOCをはじめ、フードサービス、フランチャイズフードサービス、ヒューマンリソース&テクノロジー、メディカル、シニアライフ、スポーツなど、多様な事業をグローバルに展開しております。「お客様に喜びと感動を パートナーに成長と幸福を 社会に貢献を」との企業理念のもと、一人ひとりの「幸せづくり」におけるリーディングカンパニーとして、さらなる挑戦を続けてまいります。
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代表者:グループ代表CEO 小野寺 裕司