若鶴酒造株式会社のプレスリリース
若鶴酒造株式会社 三郎丸蒸留所(富山県砺波市)は、このたび、公益財団法人食品等持続的供給推進機構が実施する令和7年度「輸出に取り組む優良事業者表彰」において、「輸出・国際局長賞」を受賞しました。
本表彰は、日本の農林水産物・食品の輸出の優良な取組を広く紹介することにより、輸出促進を図るため、輸出に取り組む事業者のうち、特に優れた事業者に対して表彰が行われるものです。
三郎丸蒸留所は、「地域のものづくり」を核に据えながら、世界市場を明確に見据えた事業展開を行ってきた点が高く評価されました。具体的な評価のポイントとして、以下の点が挙げられています。
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地元・高岡銅器の技術を活用した世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON」の開発・導入など、北陸の“ものづくり”を活かした取り組み
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2022年にISO22000およびコーシャ認証を取得し、海外市場が求める品質・安全基準に早期に対応。輸出体制の基盤を整えている
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地元で生育するミズナラを樽の材料として活用。老木を削減し、環境問題にも貢献している
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日本の「漫画」を活用してブランドストーリーを伝えるなど、工夫をこらして認知拡大を進めている
三郎丸蒸留所は今後も、地域に根差したものづくりを軸としながら、富山の地ならではのウイスキーを全国へ、世界へ発信し、持続可能な海外展開を推進してまいります。
輸出に取り組む優良事業者表彰とは
農林水産物・食品の輸出の発展に向け、「地域ぐるみでの輸出産地の形成」、「輸出可能品目の拡大」、「新たなジャンル(健康食品、中食)の開発」、「輸出ロットの拡大等による価格競争力の強化」、「新市場の開拓」、「輸入規制の緩和・撤廃への働きかけ」などの観点から顕著な実績を挙げている農林水産物生産者、企業、団体、個人を広く発掘し、その取組内容を表彰し 、取組内容を食品の輸出に関心のある方々に広く周知することにより、新たに輸出にチャレンジする方々への一助となることを目的として実施されています。