耕作放棄地を再生し、2025年に栽培・収穫した自社ホップを使用したDRY HOPPED WEISSBIER
縄文麦酒株式会社のプレスリリース
「五感をめいっぱいつかって楽しむビールを」をモットーに活動する縄文麦酒株式会社(本社:長野県茅野市、代表取締役:立木壮樹 以下、当社)は2025年12月24日に冬の新商品となる「#CEA627」を発売開始致します。同商品は冬の八ヶ岳をイメージした商品で、雪雲に光が差したような白濁した薄い黄色、ホップと酵母が織りなす複雑な香りと小春日和のようなやさしいマウスフィールが特徴のWeissbier(ヴァイスビア)です。2025年に茅野市泉野の自社圃場で栽培・収穫されたホップを使用し、穏やかな苦味を付加しています。
□ホップ生産への取組み
八ヶ岳の西麓に位置する長野県茅野市はその冷涼で寒暖差の激しい気候を活かした高原野菜の栽培が盛んです。特に当社の所在する泉野地区は茅野市でも最も標高が高いエリアの一つで標高1000mに位置しています。これまで水稲に加えパセリやトウモロコシ、菊などの花卉が盛んに栽培されてきましたが、後継者や担い手不足により遊休耕地や耕作放棄地が目立つようになってきました。
当社ではビールの主原料でもあるホップが冷涼で乾燥した茅野市ならではの気候を好む植物であることを知り、2020年から自社圃場で試験栽培を開始。これまで国内外の30種類以上の品種を栽培し、八ヶ岳西麓の気候や土壌に最も合う品種を選別してきました。
2023年には耕作放棄地となってしまっていた地域の圃場(約4000㎡)を借受け、土壌改良や排水対策を施しながら2025年にホップの苗を定植しました。
□ビールは造るのではなく、畑が語る時代に
大手ビールメーカも含め、国内のビール原料はそのほとんどを海外からの輸入に頼っています。大手ビールメーカは国内の契約農家から原料を仕入れる取り組みも行っていますが、マイクロブルワリー、ナノブルワリーと呼ばれる小規模なクラフトビールの醸造所では国産原料にアクセスすることは難しくく、原料の違いによる味わいの違いはほとんどないと言っても過言ではありません。
当社は茅野市泉野というホップ生産にとって恵まれた気候と土壌を活かし、ワインの世界で多く語られるようなテロワールの考え方をビールに求め、産地から離れた醸造所では決して真似することのできない畑が語るようなビールを目指しています。
今回の商品は小麦を多用したヴァイスビアと呼ばれる南ドイツを起源とするビアスタイルで、伝統的には苦味が穏やかな一方、酵母の放つ甘い香りが特徴的です。ホップの香りをビールに付加する目的で行われるドライホップと呼ばれる技法は伝統的なヴァイスビアでは施されませんが、今回の商品ではドライホップを行い、ホップと酵母の織り成す複雑な香りを楽しんで頂きたいと考えています。
□商品概要
雪雲の中に日が差したような薄く黄色い白濁した色味、バナナや白ブドウを思わせる酵母とホップの織り成す複雑な香り、麦・酵母・ホップの個性が低いレベルで調和したやさしい口当たりが特徴のビールです。
ビアスタイル: Dry Hopped Weissbier (ドライホップドヴァイスビア)
アルコール度: 5%
IBU: 10
保存:要冷蔵
参考小売価格:オープン価格/330ml
*数量限定での発売となります
□縄文麦酒株について
当社は、かつて縄文文化が栄えた八ヶ岳西麓の自然豊かな場所を中心に活動しています。「五感をめいっぱいつかって楽しむビールを」をモットーに、八ヶ岳の麓で感じる四季折々の自然や風景をビールで表現し、ビールを通じてそれらをご提供していくことを目指しています。
【会社概要】
社名:縄文麦酒株式会社
本社所在地:長野県茅野市5603番地7
代表取締役:立木 壮樹
事業内容:酒類および農産物の生産と販売
設立:2024年1月