SANKO MARKETING FOODS、大田市場の仲卸・大治と生鮮流通における戦略的パートナーシップを締結、水産×青果の連携で新たな価値創出へ

―水産×青果の流通連携で、産地と食の現場をつなぐ新たな取り組み―

株式会社SANKO MARKETING FOODSのプレスリリース

「とる うる つくる 全部、SANKO」

飲食事業と水産事業の両軸経営を行う株式会社SANKO MARKETING FOODS(本店:東京都中央区、代表取締役:長澤 成博、証券コード:2762、以下「当社」)は、株式会社大治(本社:東京都大田区、代表取締役:本多 諭氏、以下「大治」)との間で双方の強みを活かした業務提携基本合意を締結いたしました。

業務提携の背景

近年、日本の食を支える1次産業や流通の現場では、共通した課題が顕在化しています。当社が取り組む水産業においては、漁業の担い手不足や高齢化により漁獲量が減少する一方、燃料費や物流コストの上昇により、収益を確保することが難しくなっています。また同様に、青果物流においても、生産者や流通の担い手不足、物流コストの高騰、天候による価格変動の大きさ、さらには鮮度管理の規格の問題によるフードロスなど、複合的な課題を抱えています。特に、鮮魚や青果物は鮮度が価値を左右するため、安定した物流体制を維持することが不可欠である一方で、そのコスト負担が現場を圧迫しているのが実情です。こうした状況の中、産地で生まれた価値を持続的に消費地へ届けるためには、従来の分野ごとに分断された流通の在り方を見直し、食材は物流を横断した新たな連携の仕組みづくりが求められています。

業務提携の目的

本業務提携は、水産と青果という異なる生鮮食品の流通を連携させることで、産地の負担を軽減し、産地と食材の価値を高め、食の現場へ安定して新鮮な食材を届ける持続可能な流通モデルの構築を目的としています。

当社グループは、「とる うる つくる 全部、SANKO」をスローガンに掲げ、漁業・加⼯・流通・販売までを一気通貫で手がけ、水産物が産地から消費地へ届くまでの流れを自ら担ってきました。単なる流通にとどまらず、産地と消費地を繋ぐ役割を担うことで水産業を取り巻く環境が大きく変化に対応しながら、「産地活性化プラットフォーマー」として、産地の価値を持続的に高めていく取り組みを推し進めています。また、2022年には豊洲市場の卸売業者(大卸)7社のうちのひとつである綜合食品株式会社を子会社化し、水産流通の領域の基盤強化にも取り組んでまいりました。

一方、大治は、日本最大級の青果市場である大田市場を拠点に、「青果物を通じて世の中に貢献する」ことをミッションとして、旧・神田市場時代より70年以上の長きにわたり青果仲卸事業を展開してきた企業です。自社流通網と低温物流センターでの鮮度維持システムを活用したコールドチェーンにより、による首都圏取引先へのスピーディな配送と新鮮な青果物を安定的に供給する体制を強みとしています。

本提携では、当社が培ってきた水産分野の調達・加工・販売ネットワークと、大治が有する青果分野における自社配送網・コールドチェーンインフラ・販売ネットワークという双方の強みを組み合わせることで、物流効率の向上や企画・提案力の強化を図り、産地・取引先・消費者の三者にとって価値ある取り組みを推進してまいります。

業務提携の主な内容

本業務提携に基づき、両社は以下の取り組みを進めてまいります。

(1) 当社及び当社グループが持つ水産物の取引先や販売チャネルと、大治のネットワークをつなぎ、より幅広い提案や安定した供給体制の構築を目指します。

(2) 大治が長年培ってきた青果物の取引先や販売チャネルを当社グループと連携させることで、水産・青果を組み合わせた新たな提案を可能にします。

(3) 水産物と青果物の両分野で取引先との連携を深めることで、商品企画や提案力の強化を図るとともに、物流の効率化による配送コストの負担軽減を目指します。

(4) 大治が保有する冷凍・冷蔵庫などの物流インフラを活用し、生鮮食品の鮮度を保ちながら、より効率的な流通の実現に取り組みます。

(5) そのほか、両社で協議を重ねながら、両社で合意した取り組みについて、順次推進していきます。

提携先の概要

名  称

株式会社大治

所 在 地

東京都大田区東海三丁目2番6号

代 表 者

代表取締役社長 本多 諭

事業内容

1. 青果物仲卸   2.  青果物流通コンサルティング

資 本 金

30百万円

創   業

1949年6月15日

設立年月

1967年4月1日

SANKO グループの取り組みにご賛同いただいた企業・漁業協同組合の皆様

当社は「がんばれ日本の水産!」と銘打ち、日本の水産業全体を盛り上げるための取り組みを積極的に行っております。ご賛同いただいた企業・漁業協同組合の皆様をご紹介いたします。

網代定置網株式会社/有限会社泉澤水産 代表 泉澤 宏 様

伊豆漁業協同組合 代表理事組合⾧ 加藤紀久夫 様

いとう漁業協同組合 代表理事組合⾧  高田充朗 様

有限会社九州マグロ 代表取締役 高井 浩 様

株式会社さんりくみらい 代表 藤田 純 様

大熱海漁業協同組合 代表理事組合⾧ 遠藤哲也 様

沼津我入道漁業協同組合 代表理事組合⾧ 植松敏征 様

株式会社VECKS 代表取締役 田島 剛 様

八幡丸海産 代表 待鳥恭右 様

和歌山東漁業協同組合 代表理事組合⾧ 吉田俊久 様

 ※50音順

会社概要

【会社名】 株式会社SANKO MARKETING FOODS

【本社所在地】 東京都新宿区高田馬場1丁目28番10号 三慶ビル2階

【本店所在地】 東京都中央区新川1丁目10番14号

【支店所在地】 静岡県沼津市蓼原町45番地2

【代表者名】 代表取締役社長 長澤 成博

【設立】 1977年4月

【事業内容】 飲食店経営、水産業、除菌、清掃事業、自社ECサイトの運営

【ホームページ】 https://www.sankofoods.com/

【2025 年 9 月定時株主総会動画】 https://youtube.com/live/zqMmXf_0_Oc

【公式オンラインストア 「ひとま」 】 https://sankomf.official.ec/

【 X 】 https://twitter.com/sanko_mf/

【Instagram】 https://instagram.com/sankofoods_official/

【YouTube】 https://www.youtube.com/channel/UCa1U5luhOAUJ149VzlJya7A/

【水産メディア 「CRAZY ABOUT FISHERY!」 】 https://crazyaboutfishery.com/

株式会社SANKO MARKETING FOODS 広報担当

メールアドレス:pr-all@sankofoods.com

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