薔薇と猪。山と里の間(はざま)に、香りの庭を拓く。金沢・ぶどうの森蒸留所、ソムリエが醸すMORI NO NIWA「森のジン」本格始動。

〜 耕作放棄地を再生し、ネイチャーポジティブな経済活動で里を未来へつなぐ 〜

株式会社 ぶどうの森のプレスリリース

石川県金沢市で「ぶどうの森」を展開する株式会社ぶどうの森とその関連会社である有限会社ぶどうの森蒸留所(本社:金沢市岩出町)は、2025年に新ブランド「MORI NO NIWA」をローンチし、自社直営の蒸留所より、自社栽培の薔薇や地域のボタニカルを主原料とするクラフトジン「森のジン」を作りはじめました。日本の各地でみられる里山の課題に対し、蒸留という技術で『香りの価値』を創出する本プロジェクトは、リジェネラティブな農業と経済循環を両立させる新たな挑戦です。この度、メインプロダクトがそろいましたので改めてお知らせします。(MORI NO NIWAのPVはこちら

■ 背景:お皿の農園「ラシェットプロジェクト」から、自立した里山再生へ

ぶどうの森・本店周辺には美しい水田が広がっていましたが、20年ほど前から耕作放棄地が目立ち始め、荒地には猪やマムシなどがすぐ近くまで現れるようになりました。私たちはこれを見かね、お皿に見立てた丸い農園を運営する「ラシェットプロジェクト」を開始。人の往来を生むことで一度は獣害を遠ざけましたが、増え続ける耕作放棄地に対し、より持続可能な形での保全が求められていました。
(ぶどうの森のラシェットプロジェクトのストーリーはこちら

ぶどうの森・本店周辺の様子。一時は耕作放棄地となりすぐ近くまで獣が訪れることもありましたが、お皿の農園を経営する「ラシェットプロジェクト」を起点に変化し続けています。

■蒸留事業へ:レストランで提供するノンアルコール・ペアリングドリンク

飲料ブランド「MORI NO NIWA」が生まれるきっかけは、世界的な建築家である坂茂(ばん しげる)氏の設計による紙の温室「レストランぶどうの森 レ・トネル」です。ソムリエがコロナ禍で収穫できず成育しすぎたバジルを試験的に蒸留したところ、その一滴に閉じ込められた圧倒的な香りと生命力に感動し、料理と一緒に提供するドリンクに活用します。それがフーディの皆さまより高い評価をいただき、蒸留事業への情熱につながっていきました。そして2025年「ぶどうの森蒸留所」建設するに至ります。(レストランぶどうの森 レ・トネルの公式サイトはこちら

坂茂氏が設計した紙の温室は「レストランぶどうの森 レ・トネル」。自然と建築が調和する美しい空間で感動のある食体験とをお楽しみいただいています。
レ・トネルでお料理と一緒に提供するノンアルコールドリンクの高い評価から、蒸留事業へとつながっていきました。

■ 挑戦:薔薇を植え、山と里の「はざま」を整える

ラシェットエリアから道を挟んだ土地(通称:ヤチ)は以前は美しい棚田でしたが、10年以上放置されていたため、ラシェットプロジェクト以降も猪たちが闊歩するエリアとなっていました。私たちは2023年春にその約1ヘクタールを再耕し、2年をかけて約2,000株のダマスクローズを定植しました。 これは、適切に人が入り土地を管理し続けることで、山(野生)と里(人の営み)の曖昧になった境界線をあらためて引き直す活動でもあります。また、この地で咲いた薔薇は摘み取り、「ぶどうの森蒸留所」で香りを抽出して、クラフトジンなどのものづくりに活かしています。(『ヤチ』の薔薇のストーリーはこちらから)

荒れ果てたヤチは背丈以上の雑草が生い茂っていました。
開墾されて薔薇を定植したヤチ。5~6月の20日間に開花する薔薇を摘みとって蒸留し、香りを集めます。

■ 特徴:ソムリエの感性が研ぎ澄ます「香りのアート」

蒸留を担うのは、「レストランぶどうの森 レ・トネル」のソムリエ福島大悟です。草花のさまざまな香りを3つの蒸留機を使って抽出し、それらをブレンドすることでひとつの「作品」へとまとめ上げます。甘みや酸味、旨みにほのかな苦味まで、多彩な要素が融合し、まるで一つの果実のような “いのちある味わい”です。ペアリングの視点も取り入れながらブレンドした MORI NO NIWAシリーズは、アルコールの有無に関わらず食事の時間をより豊かに演出する新たな選択肢をご提供します。

ぶどうの森蒸留所に設置された蒸留機。3台の蒸留機で異なる香りを集めます。
20種を超える蒸留酒。これらを独自の配合でブレンドしてそれぞれの商品を作っています。

■ プロダクト:ノンアルコールも充実!里山の息吹を届けるギフトセレクション

昨夏から少しずつリリースしてきたMORI NO NIWAシリーズですが、2026年からギフトセットの展開もはじまり、ようやくメインプロダクトがそろいました。MORI NO NIWAのアイデンティティでもある「ノンアルコール」も充実したラインナップです。(各プロダクトの詳細はこちらから)

2025年にリリースしたMORI NO NIWAシリーズ。ノンアルコールも充実し、ソバーキュリアスの選択にも対応しています。

●森のジン

MORI NO NIWAのシグネチャーであるサスティナブルジン。エッセンシャルマテリアルであるクロモジは森林保全の過程で伐採されてしまうことが多い香木。私たちは地元白山で採取された花葉枝を使用。耕作放棄地を畑に再生しそこで栽培した草花と一緒に、自分たちの手で丁寧に蒸留しそれらをブレンドしてつくります。この地の循環に寄与する一つの形を「森のジン」で追及していきます。

森のジン 薔薇(Alc.43%)
森のジン 森庭(Alc.43%)
森のジン 森庭(Alc.0%)

●ジンソーダ

「森のジン」をもっと気軽にお楽しみいただけるよう、オリジナルソーダで割ってボトリングした商品です。そのままグラスに注ぐだけで美味しいジンソーダをお楽しみいただけます。いずれも食事と一緒にお楽しみいただくために、すっきりとした味わいにやわらかな香りが広がるように仕上げています。

LIFE IS ROSY(Alc.5%)
BEAUTIFUL FOREST(Alc.7%)
IN THE FOREST(Alc.0%)

●クラフトトニック

蒸留水をブレンドしてつくった炭酸飲料です。草花の香りとともにわずかに加えたキニーネ由来のほのかな苦みからすっきりとした印象が生まれています。そのままでも割り材としてもお楽しみいただけます。

FLOWERS/TONIC(Alc.0%)
GARDEN/TONIC(Alc.0%)

●ギフトセレクション

2026年から展開しはじめたMORI NO NIWAシリーズのギフトセレクション。バレンタインからはじまるギフトシーズンに、「香りを贈る」ギフトセットを選んでみてはいかがでしょうか。(紹介はこちらの記事から)

・MORI NO NIWAギフトセット01(税込4,054円)
自社栽培の薔薇が香る「森のジン 薔薇」と「クラフトトニック FLOWERS」のセット。

・MORI NO NIWAギフトセット04(税込2,090円)
花園と森、ふたつの情景を旅するジンソーダ飲み比べセット。

・MORI NO NIWAギフトセット10(税込2,761円)

ノンアルコールで本格的な香りを楽しむ、ボタニカルドリンクセット。お酒を飲まない選択(ソバーキュリアス)』をする方や、健康を気遣う方への新しいギフトとして提案します。

MORI NO NIWAギフトセット01
MORI NO NIWAギフトセット04
MORI NO NIWAギフトセット10

■ 代表者からのメッセージ:農業のその先へ

ぶどうの森はぶどう園からはじまりました。「ラシェットプロジェクト」は、ぶどう農家として土地の荒廃を見過ごせないという気持ちからスタートしましたが、「MORI NO NIWA」はネイチャーポジティブ(自然再興)を体現した新しい経済活動とともに里山を未来へつなぐ挑戦だと考えています。見放された土地を、世界に誇れる香りを生む庭へ。地域資源を価値に変える『香りの産業』を創出していきます。私たちが目指すのは、この一滴から始まる新しい循環の形だと考えています。

【会社概要】

社名:株式会社ぶどうの森、有限会社ぶどうの森蒸留所

本社所在地:〒920-0171 石川県金沢市岩出町ハ50-1

代表者:代表取締役 本 昌康

関連URL

MORI NO NIWA

 Instagram:https://www.instagram.com/morinoniwaofficial/
 公式サイト:https://mori-no-niwa.com/
ぶどうの森

 公式サイト:https://www.budoo.co.jp/

今、あなたにオススメ