母の夢と“蘇ったピアノ”が、街の居場所になった。国立に、グランドピアノ常設×犬猫同伴OKのアトリエ型カフェ兼レンタルスペース「atelier saison」誕生

atelier saisonのプレスリリース

atelier saison (アトリエ・セゾン) (所在地:東京都国立市、代表:五十嵐 麻規)は、2025年12月21日、グランドピアノ常設のカフェ兼レンタルスペースを国立市にオープンしました。

ドイツ留学で体感した「音楽が特別なイベントではなく、日常の中で人をつなぐ風景になる」文化を背景に、音楽家・学生・地域の方が、特別な準備をしなくても集い、表現し、くつろげる”街のアトリエ”を目指します。犬・猫同伴可 (条件あり) の運営と、カフェ営業と小規模演奏・練習利用が共存する空間設計により、「また来たい」ではなく”戻ってきたい場所”としての定着を目標にしています。

オープン記念コンサートの様子 Tama(Piano)とYuki(Percussion)から結成された異色ユニット【227】

【ストーリー】母の想い、愛犬の未来、そして音楽家としての「恩送り」

■ 2023年、母の急死がすべての始まりだった

「母は生前、『犬のナッツの行く末』を何よりも案じていました」

2022年10月、ルイ・ヴィトンへの転職直後に母が病気を発症。2023年末までと余命宣告を受けたが、2023年7月に母は旅立った。

母にべったりだった愛犬ナッツ。仕事で家を空けがちな日々の中、愛猫チカと2匹で留守番する姿に「このままでいいのだろうか」と自問し続けた。

「犬の1日は人の7日分。彼らの時間を、1秒でも多く一緒に過ごせる場所を作りたい」

■ ドイツで学んだ「音楽と日常の共存」を国立の街で再現する

 代表の五十嵐は18歳で単身ドイツへ渡り、エッセンの芸術大学でバイオリンを専攻。現地の楽団でインターンとして演奏活動を行った後、腰痛の悪化により音楽家としてのキャリアを断念した。

「ドイツでは、音楽が特別なイベントではなく、人と人を自然につなぐ日常の一部として存在していました」

帰国後、日本では演奏会の敷居が高く、若手や学生に機会が少ないと感じていた。母の死後、ふと思い立った。

「母がやりたかったのは『人が集うカフェ』。私はその想いに、自分の経験を重ねることにしました」

■ 母が遺した60年物のヤマハピアノが、再び息を吹き返す

母もピアノを愛していた。自宅に残されたグランドピアノは、60年もの時を刻んだヤマハ製。

「弾かないで置いておくのはもったいない。ピアノがかわいそうだと思いました」

本オープンのため、職人の手でフルメンテナンスを施したピアノ。オープニングコンサートでは、プロのピアニストから「音色と空間の響きが素晴らしい」と高評価を得た。

屋号の「saison(セゾン)」は、母の名前「節子」に由来する。ドイツ語・フランス語で”季節”を意味し、人生や時間の移ろいを大切にしたいという想いが込められている。

■ 「枠組み」を作ったら、世界中から「色」が集まってきた

当店にはシェフのような調理技術はない。提供できるのは、シンプルな「枠組み (ハコ) 」だけ。

しかし、その「余白」があったからこそ、ドイツ留学時代の友人であるファッションデザイナー、パリを拠点とする音楽家、韓国のアート関係者など、国境を超えたクリエイターたちが「その場所で何かやりたい!」と声を上げてくれた。

2026年5月には、ドイツの親友であるファッションデザイナーの来日POP-UPショップ開催も予定している。

「私がドイツで受け取ってきた音楽と人との関係性を、この国立の街で再現したい。若い音楽家や学生が、誰かと出会い、少し前に進めたなら、それは私が多くの人から受けてきたサポートへの恩返しです」

■ 音楽家としての人生に納得して舞台を降りたが、「形として残せたものはない」という想い

「私は音楽家としての人生に納得して舞台を降りました。でも『何かを形として残せたか』と言われると、そうではありませんでした」

この言葉には、演奏家としてのキャリアを断念せざるを得なかった葛藤と、それでも音楽への想いを捨てきれなかった心情が滲む。

「それならば、私がドイツで受け取ってきた音楽と人との関係性を、この国立の街で再現したい。若手音楽家や学生が、誰かと出会い、少し前に進めたなら、それが私の『形として残すもの』になる」

atelier saisonは、演奏家としての最後に選んだ「表現の場」なのかもしれない。

【atelier saisonの特徴】

母が遺した60年物のヤマハピアノ
犬猫同伴可能なカフェ

◆ グランドピアノ常設のカフェ兼レンタルスペース

  • カフェ営業時間 : 12:00〜18:00

  •  レンタルスペース料金(税別) :  1日 33,000円  半日 17,000円  2時間 7,000円  学生割引あり

                                          グランドピアノ使用可(条件あり) 

 

◆ 音楽大学のある街・国立という立地

  •  国立音楽大学附属中学・高校の斜め前という好立地

  • 音楽家、学生、講師が多く住む文化的な街

  • オーナー自身も国立音楽大学附属校の卒業生 

 

◆ 犬・猫同伴可(条件あり)

  •  看板犬ナッツ、看板猫チカがお出迎え

  •  駐車スペース完備で、空調完備の店内

  •  ペットと共に上質な音楽とアートを楽しめる稀有な空間 

 

◆ 国際的なクリエイターとのコラボレーション

  •  ドイツ、フランス、韓国など多国籍なクリエイターが集う文化のハブ

  •  植物療法士によるオリジナルハーブティー提供

  •  パラコード作家による犬具オーダー会など、国内作家とのコラボも 

 

◆ 「完成させない」空間の強み

  •  あえてオーナーの色で埋め尽くさず、シンプルな「枠組み」を提供

  •  利用するクリエイター(音楽、アロマ、クラフト等)がそれぞれの「色」を出せる設計

【今後の展開】

1. 近隣音楽大学との連携

  •  学生の練習利用、コンクール前のリハーサル利用を想定

  •  チャリティーコンサートや定期演奏会の開催を計画 

 

2. 海外クリエイターとのコラボレーション

  • 2026年5月:ドイツ人ファッションデザイナー来日POP-UP予定

  •  パリを拠点とする音楽家による演奏会

  •  韓国関係者を介したギャラリー利用企画 

 

3. 地域作家・スタートアップ支援

  •  小規模事業者や作家のPOP-UP、オーダー会の実施

  •  一週間に一度の「仮店舗」形式での試験的コラボレーション

  •  植物療法士によるハーブティー&物品販売

  •  パラコード作家による犬具オーダー会

  •  オープニングイベントで演奏したピアノとパーカッションによるデュオのコンサート定期開催 

【代表プロフィール】

五十嵐 麻規 (いがらし まき)

国立音楽大学附属音楽高等学校卒業後、18歳で単身ドイツへ渡る。エッセン芸術大学(Folkwang Universität der Künste)でバイオリンを専攻し、5年半在学。現地の楽団でインターン活動を行うも、腰痛の悪化により音楽家としてのキャリアを断念。

その後、ドイツでラグジュアリーブランドのサブマネージャーとして約5年半勤務し、日本人顧客の接客サポートや通訳を担当。2008年に帰国後、留学エージェント営業を経て、再びアパレル業界へ。ルイ・ヴィトン勤務中の2023年に母が急逝。

母の遺志と愛犬・愛猫の未来、そしてドイツで受けた恩を「恩送り」する形で、2025年12月21日に「atelier saison」をオープン。

グランドピアノ常設のカフェ兼レンタルスペース

【店舗概要】

店 名: atelier saison (アトリエ・セゾン)

所在地:〒186-0005 東京都国立市西2-19-26 ハイブリッジ国立1F

営業時間: カフェ 12:00〜18:00 (レンタルスペースは要予約) 不定休

URL: https://atelier-saison.net

Instagram:https://www.instagram.com/_atelier_saison

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