合同会社クアッガのプレスリリース
概要
パン屋さんの店頭で売り切れずに廃棄に回ってしまいそうなパンをお取り寄せできる通販プラットフォーム「rebake(リベイク)」を運営する合同会社クアッガは、近年パン好きの間で広がっている「パンのお取り寄せ」という消費行動と食品ロス削減との関係を明らかにするため、rebake利用者500人を対象にアンケート調査を実施しました。
調査の結果、パンのお取り寄せの最大理由は「遠方のパン屋の味を楽しめること」であり、利用の起点はパンが好きという純粋な動機にあることが明らかになりました。
一方で、食品ロス削減を「重視している」と回答した人は9割に上り、主目的ではないものの、価値ある要素の一つとして受け止められている実態も見えてきました。
さらに、利用を通じて食品ロスへの意識が高まったと感じる人が7割を超えており、パンを楽しむ消費行動が、結果としてロス削減につながる構造が機能していることが分かりました。
【調査】パンお取り寄せ理由と食品ロス削減への意識
rebakeは、パン屋さんの店頭で売り切れず、このままでは廃棄に回ってしまいそうなパン通称「ロスパン」を全国のパン屋さんからお取り寄せできる通販プラットフォームです。
rebakeでパンをお取り寄せしている利用者500名を対象に、購入理由や食品ロス削減への意識について調査しました。
■ 調査概要
調査対象:rebake利用者 男女500名
調査内容:パンお取り寄せ理由、食品ロス削減への意識 など
パンお取り寄せの最大理由は「遠方のパン屋の味を楽しめる」
パンをお取り寄せする理由の最多回答は「遠方のパン屋のパンを楽しめる」でした。
パン好きの間では「さまざまな地域のパンを食べたい」というニーズが強く、お取り寄せはその需要を満たす手段となっています。実際、rebakeに登録しているパン屋の数は北海道から沖縄まで、約1500店舗に及びます。
続いて多かった理由は
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必要な分だけ解凍できて便利(42%)
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日持ちする(38%)
冷凍保存はパンの老化や風味の劣化を抑える効果があり、香り成分の損失が常温保存に比べて少ないことが学術的にも確認されています。(※1)
冷凍技術により「今すぐ食べなくてもよい」自由度が生まれ、パンとお取り寄せとの相性を高めていることがわかります。
※1 参考
・農林水産省「おいしさの秘密を探る!冷凍食品豆知識と製造工場レポート」(2021年7月)
URL: https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2107/spe1_01.html
・Pico J, Martínez MM, Bernal J, Gómez M. Impact of frozen storage time on the volatile profile of wheat bread crumb. Food Chemistry. 2017;232:185–190. doi:10.1016/j.foodchem.2017.04.026
〈利用者のコメント〉
「遠方でとても足を運ぶことのできないお店のパンに出会えることは、パン好きにとって非常に嬉しいことです。それが食品ロス削減に繋がるならまさにwin-winだと思います。」
「その場に行かなくても色んなパン屋さんが食べられるので嬉しいです!」
食品ロス削減は、副次的メリット
rebakeでパンをお取り寄せする際に、「食品ロス削減に協力できること」をどの程度重視しているかを尋ねたところ、「重視している」(「非常に重視」「ある程度重視」の合計)は9割に上りました。
一方で、そのうち57%は「ある程度重視している」と回答しており、食品ロス削減が最優先の動機ではない様子が伺えます。
〈利用者のコメント〉
・重視していると回答した人
「好きなパンを買ってフードロスを削減できることはとても嬉しいです。素晴らしい取り組みだと思います。遠方のパンが購入できるのも嬉しいですが、近場の方がエコなのかなと感じています。」
「食品ロス問題に少しでも貢献できつつ、美味しいパンを食べられるので良いことづくめです」
「食品ロス削減に繋がることが嬉しいとともに色々なパン屋さんに出会えて楽しいです」
「フードロスとお買い得、という2点を重視しています。」
・ある程度重視していると回答した人
「美味しいパンを捨てずに、こんなに美味しく食べれるのは、とてもいい事だと思います。」
「ロスパンだからもう少し安くならないかなぁ」
「主に遠方に住む高齢一人暮らしの母に送付することが多いです。自分で買い物にも行けないため色々なパンを食べられること大変よろこんでいます」
「rebakeを知らなければ巡り会うことができないパン屋さんでしたのでとてもいいサービスだと思います。フードロスをほんの少しですが減らすお手伝いができればと思うのでこれからも購入したいです。」
・あまり重視していないと回答した人
「こちらを利用することで、冷凍パンの美味しさを知ることが出来ました。」
「商品リストや梱包、急速冷凍や宛名書きなど、店頭販売以上の手間が掛かっていながらお得に全国のパンが楽しめるなんて、いい世の中になったなあといつも感じます。
行動の起点は「社会貢献」ではなく「パンが好きな気持ち」
rebake利用者に対し利用開始前から食品ロス問題に関心があったかを尋ねました。
その結果、消費者庁が実施した生活意識調査(※2)の「あなたは、食品ロスが問題となっていることを知っていますか」という設問と、回答の分布がほぼ一致しました。
利用者のコメントにも、「rebakeの取り組みはテレビで知った」という声が複数あり、
rebake利用者の利用開始前の食品ロス削減への関心度は特別に高いわけではないことがうかがえます。
※2
・消費者庁「令和6年度 第2回 消費生活意識調査 別添1」(2024年10月) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/research_report/survey_003/assets/consumer_research_cms201_241024_02.pdf
「あなたは、食品ロスが問題となっていることを知っていますか」
よく知っている:23.7% ある程度知っている:55.1% あまり知らない:11.6% 全く知らない:9.5%
〈利用者のコメント〉
・とてもあったと回答した人
「こういう取り組みがあることはTVを見て情報を知りました。とてもいい取り組みだなと思い購入しています。知ってもらう事が大切だと思います。」
「以前、ベーカリーで働いていた時に毎日たくさんのロスパンが出ていて今のようにフードロス対策がなかったのでもったいないと思っていました。 だからと言うわけではないですがいろんな地方のパンを食べてみたい、フードロス対策にも少しでも貢献したいと思います。」
・少しあったと回答した人
「フードロスとお買い得、という2点を重視しています。」
「友人から教えてもらって利用させていただいてますがもっとみんなに知名度があがるといいのになぁと思っています、」
「冷凍で届くというのも、いつでも楽しめる、いざという時に使えるという点で購入する理由の一つです。ロス削減のお手伝いができているということも嬉しいです。」
「パン屋さんに行くと、今日残ったパンはどうするのかなといつも感じていたので、このサービスはとても良いと思う。」
・あまりなかったと回答した人
「テレビコマーシャルで毎日一人1個分のパンが食品ロスとして棄てられていると聞いて驚きました。食べたい時に食べたい分を解凍し、美味しくいただける。それが食品ロスに繋がるのであれば嬉しいです。」
rebakeの利用を通して食品ロスに対し「意識が高まった」と感じる層は全体の7割以上を占めていました。パンのお取り寄せ楽しむ中で、ロスパンへの理解や、廃棄削減への意識が徐々に高まっていることがわかります。
利用者のコメントにも、「美味しいパンを楽しみながら、結果的にロス削減につながっているのが嬉しい」「特別なことをしている感覚はないが、良い仕組みだと思う」といった声が見られました。
rebakeは、パン好きの楽しみが生活に溶け込む中で、結果として食品ロス削減への関心や理解が育っていく仕組みとして機能していると考えられます。
〈利用者のコメント〉
・少し高まったと回答した人
「不測の事態で大量にロスが出そうな時に、お安く購入できたし、お得にもなったし、ちょっと良いことした気にもなれたし。こういう時に対応できるのいいなと思いました。」
「rebakeではロスパンを購入しています。実際には行けないパン屋さんのパンを購入できているので、”食品ロスを救っている、削減している”という気持ちより、”こんな美味しいパンに巡り会えて幸せ” “これで食品ロスの削減になっているのかな”という気持ちの方が強いです。」
・あまり変わらないと回答した人
「ただただ”美味しそうなパンだな〜買ってみよ〜”と思って購入していますが、気軽に食品ロス対策に参加できるのは良いことかなと思います。」
「実際にお店には行けないパン屋さんのパンを食べることができてとても嬉しいです。美味しく食べながらフードロス対策もできる仕組みは素晴らしいと思います。」
「全国に利用店舗が増え毎回発見があり、素晴らしい体験をさせて頂いている。実店舗に行けても大量購入し辛いが、冷凍技術が発達し味の劣化も少なく配送頂ける利便性はとても高いと思います。」
まとめ
今回の調査で、rebakeでロスパンをお取り寄せするパン好きの多くは、純粋に新しいパンとの出会いを求めて冷凍パンを購入しており、それがロスパンであるということは副次的でありながら1つの価値として捉えていることがわかりました。
rebakeでパンを購入した人のコメント直近100件を確認すると、「食品ロス削減に貢献できた」という内容のコメントは0件でした(1/30現在)。代わりに、届いたパンに対するコメントや、遠方のパンが買えたことに対する喜びの声がほとんどであり、多くのパン好きは、ロスパンを取り寄せて食べるという行為に楽しさやおいしさを求めている様子がわかります。
〈購入者のコメント一部抜粋〉
パン屋さんに聞くロスパンへの思い
rebakeで7年間ロスパンを販売し続けるパン屋さんによると、食品ロス削減の一面が副次的に捉えられていることは、むしろ嬉しいとのこと。
「コロナ禍を通して、冷凍パンが美味しいという認識が一気に広まったと感じる。
ロスパンをお取り寄せしてくれた方からは、美味しかったと言ってもらえることが多い。
ロスパンを食べてもらってありがとうという気持ちはあるけど、これがロスパンであるということをなんとなく知っていただけてた上で、抵抗感なく楽しく食べてもらえれば1番嬉しい。」
(茨城県 「パン アトリエ クレッセント」 福島さん)
食品ロスが自然と経済に組み込まれる仕組みづくりを目指して
今回の調査で明らかになったのは、パン好きの消費行動が、特別な意識を伴わず食品ロス削減につながっているという実態です。これは単なる偶然ではなく、食品の価値を落とさず循環させる仕組みが経済の中に組み込まれ始めていることを示しています。
現在、世界では地球が再生可能な資源量の約1.75倍を消費しているとされ、生産したものを十分に活用しないまま廃棄する構造は持続可能とは言えない状況にあります。こうした中で求められているのは、「使う」か「捨てる」かではなく、高い価値を保ったまま循環させ切る経済の仕組みです。
rebakeは、廃棄の実態が見えにくい「食」の分野において、企業と個人が連携し、食品を最後まで「食べ切る」社会の構築を目指しています。特にパン業界に注力している背景には、日本のパン屋ならではの構造があります。豊富な商品バリエーションと、閉店時まで売り切れを防ぐ製造スタイルは、職人が「お客さまに喜んでもらう」ことを追求してきた結果でもあります。その一方で、売れ残りが発生しやすい仕組みも同時に存在してきました。
しかし、売れ残ったパンは価値が低いわけではありません。職人の技術や思いが込められている点は他のパンと変わりません。rebakeは、こうしたパンを品質を保ったまま、食べたいと考える消費者へ届けることで、「売れ残り」の価値を下げることなく循環させる流通構造を築いてきました。
この仕組みによって、パン屋には正当な対価が支払われ、消費者は多様なパンとの出会いを楽しみ、結果として生産された食品が最後まで消費される流れが生まれます。
rebakeが目指しているのは、社会課題への協力を呼びかけるモデルではなく、人々の楽しみや幸福の延長線上で、自然と食品ロスが減っていく社会構造です。パンを食べる喜びが利用者の生活を豊かにし、廃棄の減少がパン屋の心理的負担を軽減し、作られたパンが最後まで消費される——そうした循環を広げることで、食品ロス削減を「特別な行動」ではなく「当たり前の経済活動」として定着させることを目指しています。
今回の調査結果は、パン好きの間で広がる冷凍パンお取り寄せという消費トレンドが、まさにその構造の中で機能し始めていることを示す一例といえます。
rebakeは今後も、パン文化の楽しさを広げながら、食品ロス削減が自然と経済の中に組み込まれる社会の実現に取り組んでまいります。
【概況】パン好きの間で広がる「お取り寄せ」文化
rebake概況リリース
「店頭で売れ残ったパンをお取り寄せできる通販プラットフォームrebake、パン廃棄の削減量が1300tを突破!」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000040167.html
rebakeについて
日本全国のこだわりのパンの通販購入や、廃棄になりそうなパンの購入により廃棄をなくすことに貢献できる、日本最大級のパンの通信販売プラットフォームです。rebakeでは、パンの廃棄を減らすべく、廃棄になってしまいそうな「ロスパン」を積極的に扱っています。利用者の方は、日本全国のこだわりのパンを自宅で楽しめ、かつフードロスという社会問題の解決にも貢献でき、パン屋さんは、廃棄による心理的負荷を減らし、美味しいと言ってもらえる幸せと、売上を増やすことができます。rebake は、「パンの廃棄削減によるフードロスの減少、持続可能な社会の実現」を目的に運営しています。
・instagram:https://www.instagram.com/rebake_bread/
・Facebook: https://www.facebook.com/rebake.me
・X: https://twitter.com/rebake20002031
会社概要
・会社名:合同会社クアッガ
・事業内容:パン廃棄の削減サービスrebake、グルテンフリーの定期便、食に関するコンサルティング事業
・代表:斉藤優也、鶴見和俊
・所在地:東京都墨田区八広1-2-10
・設立:2018年8月
・URL:https://quagga.life/