使用済み容器を食品残渣とともに処理できる生分解性容器を国内で展開
株式会社シンギのプレスリリース
株式会社シンギホールディングス(本社:広島市中区南吉島、代表取締役:田中友啓)は、台湾の生分解性プラスチックメーカー Minima Technology Co., Ltd. (以下、Minima社) への出資を通じ、日本国内でのMinima社の全製品を対象とした独占販売権を取得しました。これにより、総販売代理店として日本での販売を開始いたします。
Minima社は、原料の配合から製品成形までを自社で完結する一貫生産体制により、高いコスト競争力を実現しています。独自の技術により、植物由来のPLA樹脂(ポリ乳酸)の課題とされる耐熱性や強度を安定させる素材と高い成形技術を保有し、飲料用リッドやフィルム製品など幅広い用途に対応可能です。国際的な堆肥化認証を多数取得しており、グローバルチェーンへの豊富な採用実績を誇ります。
国内ではこれまで、使用済みプラスチックのリサイクルは着実に進められてきましたが、その多くはリサイクルしやすい一部の飲料容器等に限定されています。食品等が付着した容器は、汚れによる品質劣化の懸念から材料としての再資源化が難しく、その多くが熱回収(サーマルリサイクル)を伴う焼却処理に留まっているのが現状です。
当社はMinima社の一貫生産体制によるコスト競争力と、利便性を損なわない素材・成形技術を活用し、これまで代替が困難だった食品容器の脱化石原料化を推進します。 これにより、食品が付着した容器であっても、素材の持つ生分解性を活かして「堆肥」へと再資源化できる新たな循環サイクルの構築を目指します。
また、当社では2025年、大阪・関西万博にてMinima社製クリアカップを提供し、使用後に肥料化できることを実証いたしました。今後は、外食チェーン、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどへの展開を通じ、循環型社会および脱炭素社会の実現につなげていきたいと考えております。本事業の推進のため、国内のコンポスト機メーカーや堆肥化施設と連携し、食品向け容器を廃棄物ではなく、堆肥という「資源」として循環させる取り組みを推進してまいります。
Minima Technology社について
Minima Technology社は、PLA(ポリ乳酸)を主原料とする生分解性プラスチック材料および食品向け容器を開発・製造するメーカーで、台湾を拠点に、アメリカおよび欧州を含む世界5拠点で事業を展開しています。
同社製品は、完全生分解を前提として、使用環境や用途に応じて素材配合や厚みを設計できる点を特長としています。紙コップ、透明カップ、ストロー、カトラリー、その他包装資材など幅広い製品ラインアップを有し、使用後は分別や洗浄を行わず、そのまま堆肥化処理が可能です。
株式会社シンギについて
「つくる」知識と「つなぐ」力。私たちはこの二つの強みを持ち、お客様の「食」の創造をサポートします。紙器容器製造からスタートしたシンギは、メーカーとして培ったモノづくりへの深い理解と、商社としての幅広い情報網と調達力を活かし、お客様の理想の「食」の実現を目指すとともに、地球環境への貢献を重要な使命としています。
その中で、環境問題への取り組みも強化しており、環境に配慮したパッケージの開発・販売、そして資源循環につながる取り組みを推進しています。これにより、お客様の事業活動における環境負荷の低減をサポートします。