【環境省モデル事業】食品マッチングプラットフォーム「ステナス」による食品スーパーで販売できなくなった生鮮・日配食品等の寄贈実証の結果

一般社団法人サステイナブルフードチェーン協議会のプレスリリース

一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(所在地:東京都千代田区、代表理事:入江満美、以下SFA)は、こどもの機会格差の解消を目指すネッスー株式会社、株式会社ライフコーポレーション、株式会社東急ストアと連携し、食品ロスとこどもの貧困の2つの社会課題の解決を目指した食品マッチングプラットフォーム「ステナス」の実証実験が終了いたしました。

「ステナス」公式ウェブサイトはこちら

https://sutenasu.com/

 

「ステナス」とは、まだ食べられるがスーパーマーケットで販売できなくなった生鮮・日配食品等を、マッチングプラットフォームを活用して、ひとり親世帯、奨学金受給学生、こども食堂等の団体などを含む消費者へ、リアルタイムにマッチングを行う仕組みです。

本実証実験は、環境省の「令和7年度 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業」に採択された取り組みの一環として、2025年10月6日から11月30日まで行われました。


「ステナス」実証実験概要

ネッスー株式会社作成

実施期間:2025年10月6日~11月30日
実施店舗:ライフ(竹の塚店、西蒲田店、千歳烏山店)、東急ストア(中目黒本店)

提供商品:店頭では販売できなくなった賞味・消費期限が当日中の農産品(野菜・果物)、日配食品、水産品(塩干)、畜産品(加工肉)、インストアベーカリー ※水産品、畜産品、インストアベーカリーは一部店舗のみ
提供価格:店頭価格の60~75%引き。受給者証で児童扶養手当受給あるいは、奨学金受給を確認できると、そこからさらに50%引きのソーシャル・プライシング※で提供。

※:「ソーシャル・プライシング」とは、まだ十分に利用可能でありながら、通常の価格や販路では提供しにくくなった食品や日用品などについて、提供先を 「支援を必要とする世帯・団体」に限定し、事業継続に必要なコストを踏まえて設計した独自の有償提供の考え方に基づく価格設定に関する造語です。利用者の負担を抑えつつ、継続供給できる水準で価格を設定しています。

ネッスー株式会社作成

実証実験の成果

実証期間中に428名が利用登録(うち82名が購入)し、以下の成果が確認されました。

■食品廃棄量の変化

プラットフォーム掲載商品の平均42%(重量ベース)がマッチング。品目別ではインストアベーカリー(86%)や加工肉(66%)のマッチング率が高い結果となりました。店舗別ではステナス ライフ西蒲田店が実証実験最終週に77.9%と目標の8割に迫る成果を上げており、「幅広い品目が出品されたことによる構成バランス 」「視認性の高い設置場所」「若年層が多い地域特性」などが影響しているものと推察されます。これらの知見は、今後のモデル化に向けた検証項目として活用してまいります。

 

ネッスー株式会社作成

■ステナスを利用することで生まれた変化などのエピソード​

  •  普段は高くて買えない魚やフルーツ、有機野菜などを手に取ることができ、こどもが「美味しい!」と喜んで食べてくれた​

  •  お得に購入できたので、おかずを増やしたり、今まで買うのを控えていた他の食品にお金を使うことができ、栄養満点の食事に繋がった​

  • 生野菜を受け取ることが多く、こどもたちと好きなドレッシングを買い揃えるという楽しい時間が増えた​

  •   スーパーで献立と予算とで悩みながらウロウロしてこどもを家で待たせることも多かったが、かなり安く野菜などが手に入ることによって、こどもと接する時間も増えた​

  • ​いつもおかずが1品のみだが、ステナスを利用する事により2〜3品作れるようになりこどもがとても喜んでいる​

  •  朝ごはんに追加するものができたり、朝時間がなかった時にパンなどを渡して食べてもらえる事が増え、朝ごはんをちゃんと取れるようになった

 

ステナス実証実験結果の詳細はこちらよりご確認ください。

ネッスー株式会社PR TIMES

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000113664.html


SFAはさまざまな実証や普及啓発に連携して取り組み、やむを得ず捨てられる食品がある一方で、食に課題を抱える人がいるという食の不均衡の改善に貢献していけるよう取り組むとともに、自分ごととして取り組む方々を応援してまいります。

ネッスー株式会社

代表取締役:木戸 優起

設立:2022年6月10日

所在地:155-0032 東京都世田谷区代沢4丁目44-4

事業内容: ネッスーは、「生まれた環境によるこどもの機会格差が存在しない社会」の実現を目指す、インパクトスタートアップです。

自治体や企業、個人などさまざまな主体と連携して、こどもたちへの願いをつなげて事業を創造し、食や体験の格差に苦しむこどもがいない、やさしい社会の実現を目指します。

URL:https://nessu.co.jp/

 

会社名:株式会社ライフコーポレーション

代表者:代表取締役社長執行役員 岩崎 高治

設立:1956年10月

本社:東京本社(東京都品川区東品川4-12-3 品川シーサイドTSタワー13F)

事業内容:スーパーマーケットチェーン

URL:http://www.lifecorp.jp/

 

会社名:株式会社東急ストア

代表者:代表取締役社長 大堀 左千夫

設立:1956年10月

本社: 東京都目黒区上目黒1丁目21-12

事業内容:スーパーマーケットチェーン

URL:https://www.tokyu-store.co.jp/

一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会について

HP:https://www.j-sfa.net/  

Facebook: https://www.facebook.com/sustainablefoodchain

食品ロス削減など1社では取り組むことが難しい、フードサプライチェーンにおけるサスティナビリティの課題について、緩やかなネットワークでつながった有識者と食品産業企業・団体が解決策を検証していくコンソーシアムです。

SFAでは、以下の取り組みを推進しています。

『こどもスマイリング・プロジェクト』
未来のサスティナブルな消費者を育てる食育を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉 団体を運営されている方々と関係を構築し子ども支援につなげるプロジェクト。
HP: https://j-sfa.net/kodomo-smilingpj/

●職業体験型食育プログラム
未来のサスティナブルな消費者を育てる食育プログラムの提供を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体を運営されている方々と直接信頼関係を構築し、子ども食堂をはじめとする子ども支援・ 福祉団体に通う子どもたちを対象に、エシカル消費が学べる食育プログラム「職業体験型食育プログラム」を提供し、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験機会を提供し、食品企業の様々な取組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指しています。 
●ハートドライブキャンペーン
夏・冬休み期間に「食」の貧困を抱える子どもたちに、通常販売する食材を​企業から提供いただき、寄贈できる機会を創出するモデル事業として実施。子ども支援・福祉団体に通う子どもたちを対象に、それぞれの拠点に合わせた配布方法で食材を提供し、休み期間の子どもたちの食の困窮の一助となるよう食品寄贈のモデル事業として実施。
●その他
・寄贈食品の多様化に合わせた物流実証・食品寄贈時の中間組織(マッチング機能)の実証
・食品寄贈時の留意点をまとめたガイドライン策定に向けた知見共有・提言・講演など

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