1アクション=1円で被災地とフェアトレード産地の復興を支援。国内最大規模の気候変動×フェアトレードキャンペーン、5月1日開始~最新国内市場規模も発表~

特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパンのプレスリリース

国内でのフェアトレードの普及・啓発活動を行う認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区 / 事務局長 潮崎真惟子 / 以下、フェアトレード・ジャパン)は、フェアトレードを通じて気候変動に取り組む国内最大規模の啓発キャンペーン「フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2026」を5月1日(金)~5月31日(日)に開催します。

5月第2土曜日(2026年5月9日)は世界フェアトレード・デー。5月の1か月間をフェアトレード月間と位置づけ、全国各地の店頭でフェアトレード商品の販促や啓発イベントが実施され「商品購入/イベント参加/SNS投稿」等のアクション数を合計し、1アクション=1円を開発途上国の生産者へ寄付します。6年目となる今年は、全国の小売店・飲食店・食品メーカー・自治体・教育機関・市民団体など約200社と連携し、過去最大の300万アクション(=300万円の寄付)を目指します。本キャンペーンに合わせて、イオンや小川珈琲、DEAN & DELUCAなどの店舗で期間限定の商品や新メニュー・新商品を発売します。また、最新となる2025年の国内フェアトレード市場規模を発表しました。

気候変動で脅かされる食卓。コーヒーやバナナ、紅茶、スパイスなど日常を支える生産地の危機

2050年にはコーヒーやカカオ、バナナやアボカドの他、ワイン、オレンジジュースなど日常にある産品の多くが、気候変動の影響で栽培・生産の危機に直面するといわれています。その対策の一つが、環境に配慮された生産方法で温室効果ガスの排出量が少ないフェアトレード。従来の貧困支援のイメージから変わり、現在ではSDGsのすべての目標に貢献する取り組みとして注目されています。特にアジア地域は、コーヒー・紅茶・バナナに加えて、コットン・スパイスなど、様々なフェアトレード産品の生産国があり、私たちの生活が支えられていますが、2025年11月から12月にかけて、インドネシアのスマトラ島およびスリランカで、サイクロンに起因する豪雨や洪水、土砂崩れが発生。約2万人の農家が住宅や生産施設、樹木が失われるなど大きな被害を受けました。

1アクション=1円が寄付に。
フェアトレードを通じて全国の企業・団体と連携。被災地を支援&気候変動を啓発。

今年のキャンペーンでは、期間中に起きた日本全国のアクションを1円の寄付に換えて、被災地の復旧・復興を支援するとともに、環境負荷の低いフェアトレードに取り組む農家を応援。気候変動の影響が拡大する今だからこそ、持続可能な生産に繋がるフェアトレードの意義を広く伝え、日常の消費や発信を通じた参加を促します。

 

フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2026参加企業の取り組み

◆イオン株式会社
~日常の買い物で貢献。20品目以上への拡大とフェアトレードチョコレート新商品も発売~

イオンは「日常の買い物を通じて国際貢献がしたい」というお客さまの声を受け、2004年に国際フェアトレード認証コーヒーを発売。以来、チョコレートや紅茶などへと品目数を拡大し、現在は国際フェアトレード認証 カカオ調達制度対象商品を含む20品目を展開しています(2026年4月現在)。

2025年5月には国内プライベートブランドとして初めて国際フェアトレード認証を取得した花を発売。2026年4月には、トップバリュ グリーンアイオーガニック オーガニック&フェアトレード ダークチョコレートシリーズから新たに「キャラメリゼアーモンド」と「カカオ72%」を発売しました。今年のキャンペーン期間中は「イオン」「イオンスタイル」をはじめとする各店頭にてキャンペーンの告知やお客さまへの参加を呼び掛けます。
国際フェアトレード認証 特集ページ:https://www.topvalu.net/sustainable/fairtrade/

◆小川珈琲株式会社
~フェアトレードアールグレイの桃香るフルーツティーの期間限定メニューと体験型イベントを開催~

【限定メニュー】フェアトレードアールグレイの桃香るフルーツティー 800円(税込)
爽やかな国際フェアトレード認証アールグレイ*の紅茶にイチゴやキウイなどをトッピング。ピーチシロップの芳醇な桃の香りが際立つフルーツティーです。 (*マスバランス基準適用)
・販売期間:5月1日〜5月31日
・販売店舗:小川珈琲 本店・京都三条店・洛西店・野洲店、OGAWA COFFEE 京都駅店・京都駅中央口店
【体験型イベント開催】5月9日〜5月12日 京都駅コトチカ広場
フェアトレードをテーマにした体験型イベントを4日間開催。会場にはミリオンアクションキャンペーン参加ブースを設置し、展示パネルを通してフェアトレードの取り組みや想いに触れられます。来場者は”自分が思ういいもの”を用紙に書いて大型パネルに掲示するアクションに参加でき、参加者にはドリップコーヒーをプレゼント。物販コーナーでは国際フェアトレード認証コーヒーをはじめ、フェアトレード食材を使用したブランマンジェやシフォンケーキなどのスイーツも販売します。

5月フェアトレード月間の取組み詳細はこちら:https://www.oc-ogawa.co.jp/

◆国分グループ本社株式会社
~コーヒーの香り漂う、南アフリカ発のフェアトレード認証ワイン~

国際フェアトレード認証を取得した南アフリカ産ワイン。原材料であるワイン用ブドウは、フェアトレード認証生産者から基準に従って調達された認証原材料です。特殊製法により引き出されたコーヒーの豊かな香りと味わいが特長です。南アフリカ独自品種ピノタージュ由来のブラックベリーやカシスのアロマに、モカやカカオの芳しい香りが重なります
・商品名、価格:KWV カフェ・カルチャー 赤 2,090円(税込)
・販売期間、店舗:新宿高島屋(5月9日〜10日)、ROJI日本橋(5月1日〜31日)
キャンペーン期間中はROJI日本橋店頭でのPOP掲示販売、オンラインストアでの特集ページ掲載・メールマガジン配信のほか、社員向け啓発イベント(自社フェアトレード商品フォトコンテスト)も実施します。

◆DEAN & DELUCA
~フェアトレードのスパイスが彩る、8種のスペシャルメニューを展開~

白ゴマ、ターメリック、ジンジャー、紅茶、ココアなど、様々なフェアトレード素材を使用したドリンク・ケーキ・デリ、合計8種を展開。

・ベーカリー 3種:キャロットケーキ、ティービクトリアケーキ、ブラッドオレンジのポレンタケーキ

・ベジスムージー 2種:ケール×バナナ×モリンガ、イエロービーツ×マンゴー×ココナッツ

・デリ惣菜 3種:牛サーロインのチャコール風グリル 発酵トマトパプリカソース、アスパラガスのグリル ロメスコソース、ケールとキヌアのサラダ レモンドレッシング

◆株式会社アートコーヒー
~5種のフェアトレード商品をリニューアル~

業務用のフェアトレード商品5種類がパッケージデザインを一新しリニューアル発売予定。5月下旬より「ドリップバッグ フェアトレードN 8g×100個」から順次発売予定です。またコーポレートサイト内の常設ページでこれまでの取り組みを紹介しています。キャンペーン期間中は特設ページでお客さまによるキャンペーンの取り組み情報も掲載し、業務用コーヒーを通じてフェアトレードの輪を広げていきます。
新設ページURL:https://www.artcoffee.co.jp/event/(5/1公開予定)

◆株式会社トーホー
~全国96店舗でフェアトレードコーヒーをお得に販売~

プロの食材の店「A-プライス」87店舗(桜木町店、石垣店、宮古島店を除く)、ニッショク全店舗(3店舗)、こまつや全店舗(2店舗)、せんどば、新鮮食材キャッシュ&キャリー昭和全店舗(2店舗)にて、5月1日〜5月31日の1か月間、フェアトレード有機コーヒー各種を通常価格よりお得に販売します。取扱商品は店舗によって異なります。

 ✔通常価格1,580円(税抜)→対象期間価格1,480円(税抜)
   ・フェアトレード有機珈琲(豆・粉)300g
   ・フェアトレード有機珈琲ダーク(豆・粉300g)
 ✔通常価格648円(税抜)→対象期間価格498円(税抜)
   ・ドリップカフェ フェアトレード有機珈琲 モカ・イルガチェフェ(10g×5個入り)
   ・ドリップカフェ フェアトレード有機珈琲 グアテマラ(10g×5個入り)
また、直営の「toho coffee shop 神戸元町」でも同期間中、フェアトレードコーヒー量り売り及びドリップバッグを通常価格(税抜)より20%割引で販売します。

 

◆豊田通商株式会社
~着るだけでフェアトレード参加。コットンエイトTシャツが20%OFFに~

豊田通商は、糸にフェアトレード認証コットンを8%以上使用した自社商標ブランド「COTTON∞(コットンエイト)」を展開。ユニフォームや一般アパレル、タオルなど幅広い製品に供給しており、TシャツブランドのEMP「」Y(エンプティ)でも原料糸として採用されています。EMP「」Yは、アンリアレイジ社監修のもとシキボウ社が制作した、フェアトレードコットン(COTTON∞)使用のTシャツです。キャンペーン期間の5月1日から1か月間、ECサイトにてクーポンコード【EMPT2026】を入力すると20%OFFが適用されます。
ECサイト:https://az-line.net/collections/emp-y%C2%AE%EF%B8%8E 

 

◆株式会社トレードワークス
~フェアトレードコットンを使用したエコバッグや保冷トートを販売~ 

MARKLESS STYLE ECサイトにて、フェアトレード認証コットンを使用したエコバッグ2アイテムを発売します。
・フェアトレードコットン マチ付マルシェバッグ ナチュラル715円(税込)・カラー902円(税込) 薄手で軽く、底マチ付きでトレー食材も安心して入れられる毎日のお買い物に最適なエコバッグ。商品への印刷も可能なため、SDGs関連キャンペーンのノベルティやフェアトレード関連グッズとしても最適です。
・フェアトレードコットン スクエア保冷トート(S/M) S:ナチュラル1,430円〜 / M:ナチュラル1,870円〜(税込)
シンプルなスクエア型に太めのテープハンドルがアクセントのフェアトレードコットン製保冷トート。Sサイズはランチバッグやデイリーバッグとしてもぴったりのサイズ感です。

  

「“いいもの”の先に、“いい世界”を。」ミリオンアクションキャンペーン概要

 今年のキャッチコピーは、「“いいもの”の先に、“いい世界”を。」
「いいもの」とは、品質の高さだけを指すものではありません。生産の背景がフェアであること、つくり手の暮らしや尊厳が守られていること、選ぶ人だけでなく生産者にとっても「よい」ものであることを含んでいます。こうした「いいもの」を選ぶという行為は、単なる消費にとどまらず、持続可能な社会の実現へとつながる選択です。それは、未来を生きる子どもたちの暮らしや、かけがえのない地球環境を守ることにもつながっていきます。私たちは、「いいもの」の先にある「いい世界」を見据え、一つひとつの選択を通じて、よりよい未来を育んでいきたいと考えています。

名称:フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2026

◆キャンペーン期間:2026年5月1日(金)~2026年5月31日(日)
◆参加方法:フェアトレード商品の購入、#フェアトレード2026 のSNS投稿、全国のフェアトレード関連イベントへの参加、フェアトレード・ラベル・ジャパンへの寄付、登録レストランでのフェアトレードドリンク・フード購入など、フェアトレードに関するアクションを行う
◆寄付先:フェアトレード アジア太平洋(NAPP)気候災害支援・レジリエンス基金
◆寄付金の活用予定:インドネシア・スマトラ島およびスリランカで被災したフェアトレード生産地の復旧・復興支援など
◆キャンペーン特設サイト:
https://fairtrade-campaign.com/


原料高騰や供給変動の影響を受ける一方、安定した需要基盤も維持

 市場全体の動向~逆風下でも約190億円を維持、安定した需要基盤を維持~

2025年のフェアトレード市場規模は、前年比約88%の約190億円となりました。カカオやコーヒーといった主要原料の国際価格変動の影響を大きく受けた一年でした。

特にカカオは、西アフリカの不作や気候変動等を背景に、2023年後半から続くいわゆる「カカオショック」により国際価格が歴史的高騰を記録し、その影響が製品価格や供給動向に広く波及しました。また、コーヒー豆についても主要生産地の天候不順や為替の影響を受け、価格は高止まりの状況が続きました。加えて、フェアトレード製品に限らず小売価格全体の上昇により家計負担が増加し、相対的に価格帯の高いフェアトレード製品にとっては厳しい市場環境となりました。

一方で、フェアトレード認証製品の市場規模は約190億円を維持しており、安定した需要基盤の存在が改めて確認されました。

産品別の動向・変化の背景

産品別にみると、コーヒーは全体の8割以上を占める中核製品として引き続き市場を牽引しました。前年比では93%となりましたが、これは一部外資系外食企業における調達方針の変更など個別要因の影響を含むものであり、カテゴリー全体の需要後退を示すものではありません。国内コーヒーブランドは逆風下においてもフェアトレード認証コーヒーの拡販に取り組み、サステナビリティ対応を進めるホテル業界などBtoB領域での販売が拡大した結果、重量ベースでは約1割の増加となりました。

カカオについては、「カカオショック」による供給制約や商品構成の変化の影響を受け、市場規模は前年比60%となりましたが、これらは一時的な要因による影響が大きいと考えられます。バナナや紅茶についても、価格上昇および供給変動の影響が見られました。

 

国内外の規則改正と第三者評価~信頼性の観点から高まるフェアトレード認証の重要性~

2025年に発表されたサステナブル認証に関する調査によれば、グローバルおよび日本双方の調査(※)において、国際フェアトレード認証ラベルは各種サステナビリティ系認証マークの中で最も高い信頼評価を獲得しており、信頼性の高いサステナブル認証としての重要性が一層高まっています。

欧州では、グリーンウォッシング規制の一環として「Empowering Consumers for the Green Transition Directive(EU指令2024/825)」の適用が2026年9月より開始されます。同指令では、曖昧な環境表示や企業による自己認証ラベルの使用が制限され、第三者による検証および裏付けが求められます。これにより、世界のサステナブル・ラベルの7〜8割が淘汰される可能性も指摘されており、信頼性の高い国際フェアトレード認証の重要性はさらに高まると見込まれます。

日本においても、環境省が2026年3月に「環境表示ガイドライン」を13年ぶりに改定し、客観的根拠に基づく環境表示への社会的要請は一層強まる見通しです。また、鎌倉市(2025年)および大府市(2026年)が新たにフェアトレードタウンとして認定されるなど、市民レベルでの関心の広がりも見られます。

【フェアトレードとは?】

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」です。通常の取引では、市場価格の情報や販売先の選択肢の欠如により、末端の小規模生産者は、安く買い叩かれてしまうことが今も多くあります。その結果、生産者の生活水準低下、コスト削減を目的とした児童労働・強制労働、過剰な農薬による環境破壊や生産者が健康被害をうけるという問題が引き起こされます。フェアトレードは、人と環境に配慮して生産されたものを適正な価格で取引し、持続可能な生産と生活向上を支援する仕組みです。フェアトレードによる取引では、適正価格の保証・プレミアムの支払い、児童労働・強制労働の禁止、環境に配慮した生産などが行われます。

フェアトレードは国連のSDGs(持続可能な開発目標)の全17目標すべてに寄与していると海外の第三者研究でいわれています。特に8つ(目標1貧困、目標2飢餓、目標5ジェンダー、目標8労働環境、目標12持続可能な消費と生産、目標13気候変動、目標16平和、目標17パートナーシップ)の達成に大きく寄与するといわれています。

経済・環境・社会の3つの幅広い側面から国際フェアトレード基準()は作られており、昨今の国内におけるSDGsの認知の高まりや、環境や人権などを意識しサステナブルな消費活動を選択する消費者が増える中で、フェアトレードの市場も広がってきています。私たちは本キャンペーンを通して開発途上国の生産者や環境、未来の地球を守り続けるために、日常的にフェアトレードが選択される世界が当たり前になることを目指し活動を行います。


【認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン】

1993年設立、2023年11月に30周年を迎えた認定NPO法人。国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)の構成メンバーとして、日本国内における国際フェアトレード認証ラベルの認証・ライセンス事業、フェアトレードの啓発・アドボカシー活動を行います。国際フェアトレードラベル機構は、公正な取引を通じた世界の貧困問題の解決、生産者の持続可能な生活の実現を目指して1997年設立された国際組織。現在開発途上国70カ国・200万人以上の生産者・労働者と消費国30カ国メンバーが参加しています。(https://www.fairtrade.net/jp-jp.html

 

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