NPO法人チーズプロフェッショナル協会のプレスリリース
NPO法人チーズプロフェッショナル協会(本部:東京都千代田区、会長:坂上あき、以下C.P.A.)は、2026年度「チーズプロフェッショナル」資格認定試験の出願を2026年6月15日(月)まで受け付けています。
「チーズプロフェッショナル」は、チーズの製法、文化や歴史、販売・サービスなどを体系的に学び、その魅力を生活者へ届けるための認定資格で、今回で第26回を迎えます。
■なぜ今、チーズなのか? ―食卓・健康・世界で広がるチーズのトレンド
私たちの食生活をより豊かに、楽しくするためのパスポートとして、本資格への注目が業界内外で高まっています。その背景には、現代の食文化を象徴する3つの潮流があります。
1.日常から専門店まで、チーズ体験の多様化
近年、チーズは単体で楽しむだけでなく、料理の素材として幅広く活用され、日常のあらゆるシーンに浸透しました。また、従来のワインとの組み合わせにとどまらず、日本酒、クラフトビール、お茶、コーヒーとのペアリングなど、新しい食体験が生まれています。
一方で、チーズは種類、熟成、保存、切り方、提供温度、合わせる飲み物や食材によって、味わいの表情は大きく変わる食品です。そのため、チーズの専門性を備えることは、飲食店等における新しい魅力や付加価値の創造に直結しています。
2.おいしさだけではない。乳と発酵が育む、栄養と健康への価値
チーズはたんぱく質やカルシウムなどの栄養面に加え、味・香り・食感を楽しむ嗜好性を持つ食品です。近年では、体の調子を整え健康維持に関わる「三次機能」の側面にも関心が高まっており、食後血糖値、骨粗鬆症、虫歯などへの影響についての研究・知見が蓄積されています。日々の健やかな食卓を支える存在として、その価値が改めて注目されています。
3.世界が注目する「日本のチーズ」
日本国内には350を超えるチーズ工房が点在し、各地で個性豊かな国産チーズが生まれています。2025年秋にスイスで開催された世界最大級のコンクール「World Cheese Awards」では、日本から金賞3品、銀賞21品を含む計22品がメダルを受賞するなど、その品質は世界基準で高く評価されています。
こうした広がりのなかで求められているのが、チーズの味わい、栄養、扱い方、背景にあるストーリーを、生活者にわかりやすく届ける“伝え手”の重要性が高まっています。
■チーズプロフェッショナルで身につく力 ―知識を、売り場・一皿・食卓の価値に変える
「チーズプロフェッショナル」資格認定試験では、『チーズの教本』を公式テキストとして、製造の基本、歴史、テイスティング、さらには販売・サービスまでを体系的に学びます。
飲食店や販売店では、チーズのタイプや熟成状態を見極め、適切な言葉で紹介できることがお客様への信頼やサービス価値の向上につながります。たとえば、日本酒と熟成チーズを同調させたり、クラフトビールで口中を整える組み合わせなど、論理的な裏付けを持った提案が可能になります。
またチーズを美しくカットし、ドライフルーツやスパイスなど相性のよい食材を添えて提供する技術は、店の個性を伝える体験へと変わります。
■取得者の活躍事例 ―「チーズの翻訳者」として現場を変えるプロたち
当協会が認定する「チーズプロフェッショナル」は、全国の流通、販売、製造、飲食、サービス、教育など様々な現場で活躍しています。
事例①:世界基準のレストランサービスコンクールで優勝(サービス)
世界基準レストランサービスコンクール「第21回メートル・ド・セルヴィス杯*」で優勝した岩本啓史さん(ホテル内レストラン勤務)。資格試験で得た専門性を武器に、カッティング、プレゼンテーションなどが総合的に評価されました。
*フランスレストラン文化振興協会(APGF)によるサービスコンクール
事例②:エンジニアからチーズ職人に転身、論理と感性で世界に挑む(製造・生産)
大手自動車メーカーのエンジニアという経歴を持つ是本健介さん。前職で培った論理的思考と資格取得で得た確かな知識を融合。多彩なチーズを次々と発表し、国際的なコンクールで賞を獲得するなど、日本のチーズ文化の担い手として躍進しています。
事例③:消費者と生産者を結ぶパイプ役(流通・販売・専門店)
全国のスーパーマーケットや専門店のチーズ売り場でも有資格者たちが活躍しています。酒販店に勤務する江刺家(えさしか)香理さんは、売り場提案、お酒とのペアリングやチーズの食べ方や保存方法など接客を通じてチーズの魅力を発信しています 。また、元客室乗務員(CA)の小野孝予さんは、滞在先で出会った本場のチーズの味に感動した経験を原点に、資格取得後は料理研究家として活動。和食への活用やレシピ本の出版を通じ、日本におけるチーズ文化の確立と普及に力を注いでいます。
■資格は、「好き」を「仕事」に変える扉
チーズプロフェッショナル資格認定試験は、受験資格に職業の制限はありません。飲食業や食品業界の専門家はもちろん、チーズが好きな一般の方や食の仕事に新しい軸を加えたい方まで、すべての人に拓かれています。
■2026年度 チーズプロフェッショナル資格認定試験 概要
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項目 |
内容 |
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資格名 |
チーズプロフェッショナル資格認定試験 |
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申込み期間 |
2026年3月2日(月)~6月15日(月) |
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受験資格 |
どなたでも受験可能 |
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試験内容 |
資一次試験(CBT試験:全国会場で実施)・二次試験(テイスティング・論述) |
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公式テキスト |
『チーズの教本2026-2028』および基本講習会動画 |
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詳細・申込み |
https://www.cheese-professional.com/info/qualification_cpa.php |
【NPO法人チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)概要】
チーズプロフェッショナル協会は、2000年に設立、チーズの知識と文化を日本社会に根付かせることを目的とした非営利団体です。チーズプロフェッショナルの育成や資格認定にとどまらず、一般の方向けの「チーズ検定」の実施、各種イベントやセミナーを通じたチーズの魅力発信、行政との連携、さらには「Japan Cheese Awards」などのコンクール運営、生産者支援、国際コンクールへの出品サポートまで、多岐にわたる活動を通じて日本のチーズ文化の発展に貢献しています。
公式WEBサイト:https://www.cheese-professional.com