「白バラ牛乳」を『選ぶ理由のある牛乳』へ

みえるらべる・日本初のJ-クレジット認証で、地域と地球を守る持続可能な酪農を創出

大山乳業農業協同組合のプレスリリース

大山乳業農業協同組合(本所:鳥取県東伯郡琴浦町/代表理事組合長:徳丸洋一)は、「白バラ」ブランドのさらなる価値向上を目指し、徹底した鮮度管理と品質追求に加え、国産飼料の自給拡大、環境負荷低減の見える化、さらに日本初となる下水汚泥由来バイオ炭を活用したJ-クレジット認証取得など持続可能な酪農モデルの構築を本格的に推進しています。

大山乳業農業協同組合ホームページ

■鳥取県の農地課題を『地域を守る力』へ

鳥取県で農家の高齢化に伴う耕作放棄地の増加が課題となる中、大山乳業は酪農家自らが自給飼料を生産することで、地域農地の保全に重要な役割を担っています。
土壌・堆肥の科学的分析に基づく効率的な飼料生産により、化学肥料の使用を抑制し、環境負荷の少ない循環型農業を推進。さらに、J-クレジット制度への登録を通してカーボンオフセットを推進しているほか農林水産省「みどりの食料システム戦略」に基づく取り組みを通じ、地域と地球環境の双方に貢献する酪農の未来を切り拓いています。

農林水産省「みどりの食料システム戦略」

■「みえるらべる」で環境価値を商品に表示

農林水産省は、畜産物の環境負荷低減の取り組みを見える化し、商品にラベル表示する「みえるらべる」について、米や野菜に続き「生乳」に関するルール素案をまとめ令和7年から販売実証を開始しました。

大山乳業で使用している生乳は農林水産省が推進する「実証用みえるらべる」において国産飼料自給による輸送由来CO2削減(フードマイレージ低減)が特に高く評価され星2つ(★2)を獲得しました。

鳥取県内すべての酪農家が大山乳業の組合員である圧倒的な価値を活かし、産地全体が一つとなって環境対応を進めることで、「地域一丸で未来を守る牛乳」として白バラブランドをより確固たるものとします。取得したラベルは令和8年5月下旬より白バラ牛乳1000mlへ表示します

農林水産省プレスリリース 畜産物の環境負荷低減の取組の「見える化」販売実証を開始!

〈実証用みえるらべる〉

実証用みえるらべるとは

持続可能な食料システムを構築するため、消費者にも分かりやすく温室効果ガス(GHG)削減への取り組みを星の数で表示。

GHGの削減貢献率に応じた星の数が表示されています。地域の標準的な生産方法と比較し、5%の削減率で星一つ、10%の削減率で星二つ、20%の削減率で星三つの表示が可能となっており大山乳業は星二つを獲得しました。

■白バラ牛乳とは

鳥取県産生乳を100%使用した成分無調整牛乳。鳥取県内ではすべての小・中学校の給食で提供されており「ソウルドリンク」と呼ばれる程、鳥取県民を中心に広く愛されているロングセラー商品。ブランド名の「白バラ」には、「正直、純粋にものづくりを続け、消費者にふさわしいものを作る」という想いが込められています。白バラ牛乳は自然なおいしさを大切にし、鳥取県の酪農家の想いをたっぷり詰め込んでお届けしています。

〈白バラ牛乳メインイメージ〉
〈実証用みえるらべるを表示する白バラ牛乳1000ml〉

■日本初、下水汚泥由来バイオ炭でJ-クレジット認証取得

下水汚泥由来のバイオ炭を酪農現場で活用した事例を大山乳業、三光株式会社、一般社団法人C2Xの三社共同で申請し、日本初となるJ-クレジット認証を取得しました。
これまでは、下水汚泥を処理する過程で廃棄されていた粒度が細かい炭化物を重金属などが含まれていないバイオ炭へ転換、農地に土中施用することでCO2を土壌中に長期貯留させることができます。加えて、土壌の保水性・通気性向上や肥料の保持力向上にも繋がります。令和6年度に鳥取県内の酪農家4戸・延べ面積117haの農地で試験導入し、年間200t-CO₂超の貯留効果を達成。令和7年度には参加酪農家がさらに拡大しています。

〈農地へのバイオ炭散布の様子〉

■攻めのサステナブル酪農

通常、家畜の排せつ物を堆肥にするには、水分を調整するための「おが粉」が欠かせません。しかし近年、このおが粉がバイオマス発電の燃料として需要が急増し、価格の高騰と深刻な供給不足に陥っています。

バイオ炭はこの課題を打破する新たな解決策にもなります。おが粉の代わりにバイオ炭を混合することで、単なる資材の代用にとどまらず、堆肥化の促進、環境負荷の低減にも繋がります。「副資材(おが粉)が足りない」というピンチを、J-クレジット制度を利用して「より高品質で環境に優しい堆肥作り」というチャンスに変えていく。これこそが私たちが目指す、攻めのサステナブル酪農です。

〈バイオ炭〉

バイオ炭とは

「燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物」と定義されています。(2019年改良IPCCガイドラインに基づく)

大山乳業は、バイオ炭を鳥取県内の酪農家へと繋ぐパイプ役を担っています。

■J-クレジットとは

J-クレジット制度とは、省エネ設備の導入、適切な森林管理を行うことなどにより削減・吸収した温室効果ガスの量を、国が売買可能な「クレジット(価値)」として認証する仕組み。

大山乳業では、「バイオ炭」を農地に施用する取り組みなどを通じてクレジットを創出しました。

J-クレジット制度について

■バイオ炭を活用した取り組みでアワードを受賞

〈受賞者交流会の様子(2026年1月20日)〉

ディスカバー農村漁村の宝

農林水産省、内閣官房主催の「第12回ディスカバー農村漁村の宝」において、ビジネスイノベーション部門で優秀賞を受賞。

地域全体に波及効果をもたらしている点が評価されました。

〈脱炭素チャレンジカップin鳥取グランプリ受賞の様子(2025年12月20日)〉

脱炭素チャレンジカップin鳥取

「令和7年度脱炭素チャレンジカップin鳥取」にてグランプリを受賞。

鳥取県代表として「脱炭素チャレンジカップ2026」へ出場し「オルタナ 最優秀ストーリー賞」を受賞。〈脱炭素チャレンジカップ2026

■酪農を「未来を育てる産業」へ

大山乳業は、酪農を単なる「牛乳を作る仕事」ではなく、「食料」「環境」「地域」をつなぐハブ産業と位置づけています。生産・処理・販売を一貫して行う体制を守りながら、環境価値の見える化、農地保全、GHG削減を推進し、雇用創出や景観維持、次世代教育にも波及する持続可能な地域モデルを構築してまいります。「白バラ牛乳」を『おいしい』だけでなく『選ぶ理由のある牛乳』へと進化させ、地域と共に、地球と共に歩む新しい酪農の形を創造してまいります。

■大山乳業農業協同組合とは

大山乳業農業協同組合は、全国でも稀な鳥取県内全ての酪農家が一本となった農協で、鳥取県内の酪農家はすべて大山乳業農協の組合員です。自らが生産した生乳を処理し、販売するという一貫体制のもと、お客様に安全でおいしい牛乳をお届けしております。

〈COWYTV(YouTube)白バラ物語

〈大山乳業農業協同組合本所工場〉

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