【高級酒=酒米の常識を覆す】豊作を喜べない農家に「変わらない需要」を。創業161年の酒蔵が描く食米大吟醸の経営モデルと共生プラットフォーム構想

大量の食米需要を安定化させ、日本の農業課題をスピード解決する「共生プラットフォーム構想」

渡辺酒造 株式会社のプレスリリース

実るほど、値が下がる。それが食用米農家の現実

◾️令和の米騒動から2年——

 米不足と価格高騰が社会問題になった一方で、2026年の日本では、今度は「米価暴落」の不安が広がり始めている。

増産すれば価格が崩れ、減産すれば品薄になる。

 価格が上がれば消費者が苦しみ、価格が下がれば農家が苦しむ。

「豊作なのに、農家が苦しい。」

そんな矛盾が、いま日本の米づくりの現場で起きている。

創業161年の老舗酒蔵・渡辺酒造株式会社(愛知県愛西市/代表取締役 山田栄治)は、私たちが日常的に食べている食用米「にこまる」を精米歩合40%まで磨き上げた純米大吟醸『弥栄の酒 寿(ことぶき)』を通じ、食用米農家と手探りで答えを探し続ける共生モデルを実践していることを発表する。

2024年の「令和の米騒動」から2年が経過した2026年現在、市場では店頭価格が高止まりする一方、民間在庫の積み上がりによる米価暴落の不安が広がっている。

しかし、同社が目指しているのは、一蔵だけの成功ではない。

同じ志を持つ酒蔵が地域を超えて横に繋がることで、「大量の食米需要を安定的に生み出すネットワーク」を構築し、日本の農業課題をスピード感を持って支えたい。

 それが、創業161年の老舗酒蔵が今見据える、次の挑戦である。

収穫前、黄金色に輝く田んぼ
秋の収穫を楽しみに田植えをする様子

◾️2026年「食料システム法」施行——民間企業の役割が問われ始めた 

2026年日本では「食料システム法」が施行された。

生産者だけではなく、

・食品メーカー 

・流通

・小売

・外食 

・民間企業

も含め、食料供給全体をどう支えるかが問われる時代に入っている。

「酒蔵が、農業と継続的に繋がれる形を作れないか」

市場価格だけではなく、「契約」と「継続」によって支え合う。

それが、同社の考える一次産業共生モデルである。

◾️「高級酒=酒米」は、本当に絶対なのか 

現在、高級日本酒市場では、「山田錦」などの酒造好適米が高く評価されている。

 もちろん、それは明治後期頃からの研究と歴史によって築かれてきた、日本酒文化における重要な価値である。

一方で、渡辺酒造が疑問を持ったのは、

 「なぜ、普段食べているお米では高級酒を語れないのか」 

という前提だった。

歴史を振り返れば、日本酒は長く地域の食用米でも造られてきた。

それにもかかわらず現代では、

・酒米=高級

・食米=一般用 

という価値分断が固定化されている。

精米40%の山田錦(右)とにこまる(左)
弥栄の酒 寿

■ 「何を使ったか」より、「なぜそれを選んだのか」が価値になる時代へ

価格に左右されない固定需要を、民間の経営判断で設計する。それが、渡辺酒造の出した一つの答えだった。

「豊作なのに苦しい」という、日本農業の矛盾 

2024年夏、日本中のスーパーから米が消えた。

需給逼迫と猛暑による品質低下が重なり、「令和の米騒動」は日本の食料供給基盤の脆弱さを白日の下にさらした。

その後、農家は増産へ動きましたが、2026年現在、今度は過剰在庫による米価暴落が懸念されています。

一方で、高級日本酒市場では「山田錦」などの酒造好適米が絶対的な価値基準として確立され、食用米は高付加価値市場から遠ざけられてきた。

令和の米不足

◾️酒蔵が立てた「別の問い」——【食べる米】を40%まで磨く挑戦 

多くの酒蔵が「差別化」を模索する中、渡辺酒造は違う問いを立てた。

 着目したのは、西日本を中心に栽培される食用米「にこまる」。

甘みが強く、ふっくらとした食感を持つこの米を、あえて大吟醸規格となる精米歩合40%まで磨き上げた。

「食べる米にも、高付加価値市場への出口を作りたい」

という考えから、あえて非効率な挑戦を選んだ。

「食用米 vs 酒米」——飲み手自身が、舌で確かめる

『弥栄の酒 寿』では、

・山田錦100% 

・にこまる100% 

の2種を、同じ精米歩合40%で展開している。

 これは単なるラインナップではない。

  

飲み手自身が、その可能性を体験として確かめられる設計となっている。

2026年9月に、大阪髙島屋にて2種の同時販売を予定している。

山田錦とにこまる 仕込んだ弥栄の酒 寿

◾️一蔵の1万本から「業界の横連携」による未来へ 

渡辺酒造が目指しているのは、一蔵だけの成功ではない。

だからこそ同社が次に見据えるのは、

 「同じ想いを持つ酒蔵同士の横連携」 

である。

 個々では小さな需要でも、全国の酒蔵が横に繋がれば、日本中の食米を支える巨大なセーフティネットへ変えていける可能性がある。

食用米を【安い米】【余る米】【価格競争の米】として終わらせずに、

「食用米に新しい価値を作る」 

という考え方を、日本酒業界全体へ広げていくことができる。

それが、創業161年の老舗酒蔵が今挑んでいる、新しい日本酒の未来である。

日本の未来を創る

■ メディア関係者様へ 

渡辺酒造はテレビ・新聞・ドキュメンタリー取材歓迎いたします。

・食用米「にこまる」圃場での現地取材(田植え・稲刈りシーズン対応)
・連携農家へのインタビュー
・山田錦仕込みとにこまる仕込みの比較テイスティング
・精米歩合40%を実現した醸造現場の密着取材
・代表 山田栄治へのインタビュー(食料安保・農業・日本酒の未来)

⇩取材・お問い合わせはこちら⇩

メール:kotobuki@sake-kotobuki.com

 TEL:0567-28-4361 

 FAX:0567-55-8009 

■ 商品概要 

商品名:純米大吟醸『弥栄の酒 寿(いやさかのさけ ことぶき)』
原料米:食用米「にこまる」100% / 山田錦100%(2種展開)
精米歩合:ともに40%
生産本数:年間1万本限定・シリアルナンバー入り専用木箱
展開:高級飲食店・百貨店・公式WEBサイト
今後の展開:2026年9月 大阪髙島屋にて限定販売予定

 ■ 会社概要・お問い合わせ先 

社名:渡辺酒造株式会社
代表者:代表取締役 山田栄治
創業:1865年(慶応元年)
所在地:愛知県愛西市草平町道下83

TEL:0567-28-4361 / FAX:0567-55-8009

E-mail:kotobuki@sake-kotobuki.com
事業内容:清酒製造・販売
公式サイト:https://sake-kotobuki.com/

今、あなたにオススメ