食品業界における連続M&A戦略を加速
旭東ホールディングス株式会社のプレスリリース
旭東ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田口貴之、以下「当社」)は、この度、株式会社Dual Bridge Capital(代表者:寺田修輔、伊東駿、株主: 寺田修輔、株式会社ミダスキャピタル、伊東駿)が運営する「DBC2号投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資により、総額8億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
当社初となる外部資本の受け入れを通じて、食品業界におけるロールアップ戦略、経営基盤強化、およびIPO準備を加速してまいります。
なお、DBC2号投資事業有限責任組合は、株式会社Dual Bridge Capitalが組成したファンドであり、共同創業投資、M&A実行支援、Pre/Post IPO支援を特徴とする成長支援型ファンドです。
■資金調達の概要
|
調達金額 |
8億円 |
|
調達方法 |
第三者割当増資 |
|
引受先 |
DBC2号投資事業有限責任組合 |
|
実施日 |
2026年5月29日 |
|
資金使途 |
M&A及び PMI資金、人材採用等 |
■背景
日本における食品業界は、食品製造業に占める中小企業比率が97.4%(2024年6月時点)という分散市場であり、約半数が後継者不在(2025年時点)という日本企業の現状を鑑みると、今後ますます事業承継のニーズが高まる市場です。後継者不足のみならず、昨今の人材不足、原材料価格高騰、生産設備老朽化などを背景に中小食品関連企業の再編ニーズが急速に高まっています。一方で、日本の食品業界には長年培われた優れた製造技術、品質管理ノウハウ、ブランドを有する企業が数多く存在しています。
当社グループは、こうした企業群を次世代へ承継・発展させるべく、食品製造業のバリューチェーンを支えるBtoB企業を「裏方企業」と定義し、そうした企業を連続的にM&Aを実行する「加工食品における裏方産業のロールアップ戦略」を推進しております。現在は、食品添加物及び副原料、食品機械設備などを中心に事業領域を拡大しており、これまでに6件のM&Aを実行し、食品添加物、副原料、食品機械設備領域へ事業基盤を拡大してまいりました。
今回の資金調達により、M&A実行力および財務基盤を強化するとともに、PMI推進、品質保証体制整備、人材採用をさらに加速し、企業価値向上に向けて推進してまいります。
■DBC2号ファンドとの提携について
DBC2号投資事業有限責任組合は、株式会社Dual Bridge Capitalが組成したファンドであり、共同創業投資、M&A実行支援、Pre/Post IPO支援を特徴とする成長支援型ファンドです。
同社および協業先企業群は、2025年に40件超・約900億円規模のM&A実績を有し、広範なM&Aネットワークおよび金融機関との強固な取引基盤を構築しております。
当社は今回の提携を通じて、M&Aソーシング力や財務戦略、経営管理体制をさらに高度化し、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。
■今後の展望
当社グループは「加工食品業界のインフラとなり、世界中の人々が「食の喜び」を享受できる社会を創る」をビジョン、その実現手段として「加工食品を支える裏方企業群の構築」を戦略として掲げております。食品製造業のバリューチェーン、特に開発と製造にかかわる5分野を譲受対象領域としたソーシング活動を行っております。
[譲受対象領域]
-
食品添加物・副原料
-
食品機械設備
-
食品向け衛生・品質管理
-
食品受託製造
-
加工食品向け企画開発
当社グループは、食品添加物・副原料メーカーとして長年にわたり食品メーカー向けBtoB事業を展開してまいりました。自社工場運営、品質保証、商品開発、食品メーカー営業などを自ら実践してきた現場知見を強みとしており、単なる財務統合ではなく、製造・品質・営業面まで踏み込んだPMIを特徴としております。
当社グループ代表 田口貴之は大手証券会社にてリテール部門および投資銀行部門での勤務後、家業の後継者として旭東化学産業株式会社に入社し、数々の改善活動を行い、赤字の状態を黒字化いたしました。とりわけ取締役就任後の5年間においては、営業利益を100倍、従業員への賞与支給総額を5.3倍、2工場でのFSSC22000認証取得など定量・定性共に著しい業績改善を実現しております。
また、グループ会社であるコウシン化学工業においても同様の改善を実施し、3年間で営業利益を6.8倍、従業員賞与支給総額を1.3倍、工場でのFSSC22000取得を実現しており、祖業のみならずグループ会社でも再現性のある経営改善を示しております。
今後は上記のような経営改善活動を標準化された経営改善モデルとして体系化し、譲受企業へ展開することでPMIにおけるバリューアップを継続的に実行して参ります。
本件を受けて、食品業界におけるM&A推進を通じてグループシナジー創出を進めるとともに、海外展開、生産能力強化、品質保証高度化にも取り組み、食品業界を支える“裏方産業”の統合を通じ、日本の加工食品産業の持続的発展に貢献してまいります。
■会社概要
旭東ホールディングス株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷 1丁目 9番 8号 朝日生命宮益坂ビル
代表者:代表取締役 田口 貴之
事業内容:グループ各社の資産管理
グループ事業:食品添加物及び副原料の製造業、食品機械設備の卸売 等