三和物産株式会社、さつまいも産地支援コンソーシアム「Save the Sweet Potato」に加入

welzoが主導するさつまいも経済圏コンソーシアム「Save the Sweet Potato」に、鹿屋70年の種苗技術・デンプン生産ノウハウが加わる

株式会社welzoのプレスリリース

株式会社welzo(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:金尾佳文、以下 welzo)は、さつまいも経済圏の拡大・発展を主導するプラットフォーム「Save the Sweet Potato」(以下 SSP)を運営しています。このたび、三和物産株式会社(本社:鹿児島県鹿屋市、常務:和田彰)が新たにSSPに加入しました。

三和物産は鹿児島県大隅地域で約70年にわたりさつまいもデンプン製造・バイオ苗生産を手がけ、年間約300万本のバイオ苗を供給する種苗会社の中核的存在です。同社のSSP参加により、生産・加工・流通・テクノロジーをつなぐさつまいも経済圏がさらに厚みを増します。記事URL:https://www.savethesweetpotato.com/post/sanwa-bussan

左:株式会社welzo BIZ Promotion Division 取締役/SSP Project Leader 後藤基文 右:三和物産株式会社 常務 和田彰氏

■ 三和物産株式会社について

三和物産株式会社は、鹿児島県鹿屋市(大隅地域)を拠点に、さつまいもデンプン製造・バイオ苗生産・造園・農業・エネルギー事業など多角的な事業を展開する三和物産グループの中核企業です。

「さつまいもデンプン」は国内では鹿児島県のみで生産される、まさに「原料の原料」。清涼飲料水の糖質原料や食品添加物の素材として食品産業を根底から支えています。国内のデンプンはバレイショデンプン(北海道)とカンショデンプン(鹿児島)の2種類のみであり、この産業を維持することは国策としても重要視されています。かつて多くあった鹿児島県内のデンプン工場は現在約10社にまで減少していますが、青果・焼酎用途に向かない規格外のさつまいもを引き受ける生産者の「最後のセーフティーネット」として、今もその役割を担い続けています。

■ さつまいも基腐(もとぐされ)病との戦い——産地を守るために

2018年に九州本土で確認されたさつまいも基腐病は、2020年に被害が最大規模に達しました。三和物産でも原料収量が約3割減、苗生産が半分以下に落ち込む甚大な被害が発生しただけでなく、鹿児島・宮崎産の苗への風評被害によるキャンセルが全国から相次ぎ、長年かけて積み上げてきた鹿児島のさつまいもブランドが一気に傷つきました。

この危機に対し、三和物産は株式会社サナス・三州産業株式会社とともに民間3社で連携し、種芋段階での蒸熱消毒技術の実証試験に取り組みました。温度帯と処理時間の最適条件を各社の知見を持ち寄って絞り込み、後に農研機構プロジェクトとも連携。現在では産地全体に広く参照される蒸熱消毒マニュアルとして定着しています。

近年、収量は回復傾向にあります。「基腐病は発生するものだという前提で畑作りをするようになった」という生産者の意識変化が最大の回復要因であり、バイオ苗への問い合わせが増えたことも、その意識変化の表れです。

■ SSP加入の背景と今後の連携

welzoが主導するSSPは、さつまいもを軸とした経済圏の拡大・活性化を目的に、生産者・種苗会社・加工業者・研究機関・スタートアップをつなぐプラットフォームです。デンプン・焼酎・青果・バイオ苗・新品種開発まで、さつまいもに関わるあらゆるプレイヤーが集い、産業全体の価値を高めることを目指しています。三和物産はSSPが展開するコンソーシアムの活動——情報共有・防除法の研究・新品種開発——に強い関心を示し、「地域の小規模な発信力不足を補うためにも参加したい」と加入を決めました。

今後は以下のような連携が期待されます。

・年間約300万本のバイオ苗供給ネットワークとSSP参加生産者との連携強化

・蒸熱消毒を中心とした基腐病対策ノウハウのプラットフォームを通じた横展開・情報公開

・新品種「コガネタイガン」をはじめとする品種更新への対応と健全苗の迅速な供給体制づくり

・デンプン・焼酎・青果の複合的産地データを活用した収益モデルの構築支援

■ コメント

株式会社welzo Promotion div 取締役/ SSP Project Leader 後藤基文

「三和物産さんは、基腐病という産地の危機に際して、民間として率先して蒸熱消毒の技術開発に取り組み、そのノウハウを産地全体に公開してきた。まさにSSPが目指す『産地を諦めさせない』姿勢を体現されてきた企業です。年間300万本のバイオ苗供給力と70年の現場知見がSSPに加わることで、鹿児島のさつまいも産業をさらに強くしていけると確信しています。」

三和物産株式会社 常務 和田彰氏

「サツマイモがなくなってはいけない——その思いで産地と向き合ってきました。私たちは『増やして届ける』役割に徹してきましたが、それだけでは産地全体の課題解決には限界があります。welzoのSSPを通じて、私たちが積み上げてきた健全な苗づくりや病害対策のノウハウを広く届け、生産者が諦めなくても済む産地をつくることに貢献できることを嬉しく思います。薩摩芋を世界に発信していくためにも、この連携を力にしていきたい。」

■ 株式会社welzo 概要

食・農業を通して持続可能な社会と人々の暮らしを豊かにする専門商社。農畜水産業、食品産業、園芸・花卉、住環境を中心に取り扱い、国内24拠点を展開。1921年創業(2023年1月に「株式会社welzo」へ社名変更)。

会社名

株式会社welzo

本社

福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目14-3

代表者

代表取締役社長 金尾 佳文

設立

1952年8月(創業1921年8月)

HP

https://www.welzo.co.jp/

■ 三和物産株式会社 概要

鹿児島県鹿屋市(大隅地域)を拠点に、さつまいもデンプン製造・バイオ苗生産を約70年にわたり手がける三和物産グループの中核企業。年間約300万本のバイオ苗を供給する種苗会社として、造園・農業・エネルギー事業など多角的な事業を展開。青果・焼酎用途に向かないさつまいもを引き受ける、生産者の「最後のセーフティーネット」としての役割も担う。

会社名

三和物産株式会社

本社

鹿児島県鹿屋市

代表者

代表取締役社長 和田 輝明

事業内容

さつまいもデンプン製造・バイオ苗生産(年間約300万本)、造園・農業・エネルギー事業

グループ理念

地域社会の発展を牽引する企業であり続ける

【Save the Sweet Potato(SSP)について】

URL

https://www.savethesweet.jp

概要

welzoが主導する、さつまいも経済圏を盛り上げるプラットフォーム。生産者・種苗会社・加工業者・研究機関・スタートアップをつなぎ、さつまいもに関わるあらゆるプレイヤーが集い産業全体の価値を高めることを目指す。

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