水源涵養を通じた水資源保全と地域共生の推進をめざして『北海道佐呂間町の植樹による水資源保全に向けた取り組みに参画』

~佐呂間町植樹祭を共催~

森永乳業株式会社のプレスリリース

 森永乳業は北海道佐呂間町の水源涵養を通じた水資源保全と地域共生の推進をめざして、植樹の取り組みに参画いたします。その一環として、6月11日に「佐呂間町植樹祭」を共催したことをお知らせいたします。

 森永乳業は、あらゆるステークホルダーのかがやく“笑顔”のために、基盤となるコーポレートガバナンスをはじめ、サステナビリティ中長期計画2030における「食とウェルビーイング」「資源と環境」「人と社会」という3つのテーマを軸に活動を行い、サステナビリティ経営の実現を目指しています。「資源と環境」においては、水資源を商品の原料となる農作物の生育や製造工程、衛生管理に欠かせない、事業の基盤を支える重要な経営資源の一つとして捉えており、水資源の保全に向けた取り組みを推進しています。

 一方、佐呂間町は、酪農や水産加工業など水を必要とする産業が盛んな地域であり、水資源の安定的な保全と持続的な利用の両立が重要なテーマとなっています。そこで、2025年3月より佐呂間工場は北海道常呂郡佐呂間町と「水資源の確保に関する連携協定」の締結をし、水資源使用量の削減や水資源の保全、排水処理の高度化を目指した取り組みを進めています。

 本植樹の取り組みは、佐呂間工場の上流側にある町有牧場の跡地(佐呂間町字啓生193-1)の森林整備(植樹)を通じた水源涵養※に寄与することを目指し、水量の安定化および水質の改善、サロマ湖の水環境改善への貢献、地域との連携強化による共生型の水資源保全を目的としています。

  従来、本植樹祭には佐呂間工場を中心に参加してまいりましたが、今年度より会社をあげて本植樹の取り組みに参画します。当社として、事業拠点だけでなく、事業拠点に関連する流域全体で水資源保全と地域共生のさらなる推進を図ってまいります。

※水源涵養とは・・森林の土壌などが雨水を蓄え、時間をかけて地下水や河川水として供給することで、水の量と質を安定させる働き

【森林の水源涵養機能の仕組み】

出典:かながわの水源林 森林の水源かん養機能と森林管理(https://www.agri-kanagawa.jp/web_taisho/mizu_suigen_kinou.html)

■植樹祭の様子

6月11日10時、植樹祭の会場となった森永乳業佐呂間工場の上流に位置する町有牧場の跡地(佐呂間町字啓生193-1/植樹対象エリア約0.7ha)には、森永乳業生産部長大沼千尋と佐呂間町長武田温友氏などが出席しました。その後、2026年の記念すべき1本目を〇〇〇、〇〇〇、・・・によって植樹がされ、続けて参加してくださった佐呂間小学校・若佐小学校生徒や学校関係者、佐呂間町の町民約100名によって植樹活動が行われました。1時間でミズナラ1,000本、エゾヤマザクラ100本の苗木が植えられました。

佐呂間町長挨拶
記念植樹の様子
植樹の様子
植樹の様子

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■コメント

佐呂間町長 武田 温友

佐呂間町は日本で三番目の広さを誇る「サロマ湖」に面し、陸地面積の三分の二を森林が占める「森と湖のまち」です。佐呂間町では明治30年代後半から、本州方面からの入植者により開拓の鍬が入れられ、当初は畑作と稲作が中心の農業でありましたが、起伏の多い地形と冷涼な気候から他の地域に先駆けて乳牛飼育を取り入れたことが森永乳業㈱佐呂間工場の立地に至っております。

本町は一級河川や標高の高い山がなく、従前より水の確保が大きな課題となっていますが森永乳業との水資源確保に関する連携協定をはじめとして、環境対策や森林保全対策を加速しているところであります。

このような取り組みの推進は環境を守り、農業・酪農を守り、地域産業の繁栄につながるものありますので、今後におきましても地域の未来を見据えまして貴社との連携強化を図ってまいりたい所存でありますので、更なるお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

森永乳業株式会社執行役員生産本部生産部長 大沼 千尋

佐呂間町は、酪農や水産加工業など水を必要とする産業が盛んな地域であり、水資源の重要性について、当社としても強く認識しております。 また、弊社の佐呂間工場は、地域の皆さまに支えられながら長年操業を続けてきた拠点であり、生乳からバターや脱脂粉乳などを製造する当社グループの主力工場の一つです。

弊社の製造活動は多くの水を必要としており、これまでも各工場において節水や再利用など、水を大切に使う取り組みを積み重ねてまいりました。今回の植樹の取り組みへの全社参画は、こうした水資源保全の取り組みを、水を「使う」だけでなく、その源を守り育てるところまで広げていくものと考えております。

製造拠点に関連する地域において、水資源保全の観点から全社的に植樹活動に参画することは、当社としても新たな取り組みです。 

植樹祭当日、地域の皆さまとともに苗木を植えるなかで、この意義を改めて実感いたしました。今後も佐呂間町の皆さまと連携し、水資源の保全、地域との共生、そして酪農をはじめとする地域産業への貢献に努めてまいります。

森永乳業株式会社コーポレート戦略本部サステナビリティ推進部長 湯谷 太

水は、地球上の生命や人々の生活、社会活動を支えるかけがえのない資源です。

当社はこれまで、サステナビリティ中長期計画2030に沿って、事業拠点を中心に水の効率的な利用や循環利用などに取り組んでまいりました。こうした取り組みが評価され、2025年にはCDP※の水セキュリティ分野において最高評価である「Aリスト」に選定されています。

私も植樹祭に参加させていただき、水資源の保全は企業活動の基盤を支えるものであると同時に、地域社会や自然環境とともに未来へつないでいくべき重要なテーマであるとの認識を一層深めました。本取り組みへの参画は、豊かな自然とともに水を育み、未来につないでいくための第一歩であると考えています。

今後も多様なステークホルダーと連携しながら、水資源の保全と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

※CDPは、2000年に設立された環境情報開示システムを運営する非営利団体です。

■今後の展開

当社ではこれまで、節水や排水処理、水の再利用といった事業所内での水資源保全に取り組んできましたが、水源涵養や地域との共生に関する取り組みについてはさらなる強化が課題となっていました。今後は、佐呂間工場での取り組みを起点に、これらの取り組みを水資源保全の重要施策として位置づけ、他事業所への展開も視野に入れて検討を進めていきます。具体的には、各事業所の水使用状況や地域特性に応じた活動の拡充を図るとともに、取り組み内容の社内外への発信を強化し、ステークホルダーとの関係深化および環境評価の向上を目指してまいります。

■森永乳業株式会社佐呂間工場について

森永乳業は 1972 年に佐呂間町にて佐呂間工場の操業を開始し、長年にわたり地域の皆さまと共生してまいりました。佐呂間工場は年間約30万tの生乳からバターや脱脂粉乳など乳製品を製造する当社グループの主力工場のひとつになります。現在、森永乳業グループのサステナビリティ中長期計画 2030 の「環境配慮と資源循環」において、“水資源などの効率利用による使用抑制”への貢献を目指し、佐呂間工場で使用する佐呂間町の地下水を循環して再利用するための膜処理システムについて現在導入を進めています。このシステムは佐呂間工場の地下水時間平均使用量の約50%を処理できる能力を有しています※。2027年4月稼働予定です。 ※循環システムがフル稼働した場合

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