Forbes JAPAN「アントレプレナーシップ教育 未来をひらく先生」100人に私立東海中学・高校の教員2名が選出

現役教員によるクラフトビール会社「Dragon Brewing」が挑む新しい教育の形。地域・企業と連携した学びの創出が高く評価

株式会社Dragon Brewingのプレスリリース

株式会社Dragon Brewingの役員であり、名古屋市東区の私立東海中学・高等学校で教鞭を執る杉本有優(中学理科講師)と宮地邦樹(高校英語科教諭)が、Forbes JAPAN 2026年8月号(2026年6月25日発売)特集「アントレプレナーシップ教育 未来をひらく先生」100人に選出された。

同特集は、次世代を担う若者たちの主体性や挑戦心、課題解決力を育む教育実践に取り組む教育者を紹介する企画である。

今回の選出では、学校内での教育活動に加え、地域や企業と連携した探究学習の推進、生徒のビジネスコンテスト挑戦支援、地域課題解決プロジェクトの実施など、生徒と社会をつなぐ実践的な学びの場づくりが評価された。

教育から生まれたクラフトビール会社

Dragon Brewingは、現役教員5名を中心に設立されたクラフトビール製造事業と教育事業を行う株式会社である。

https://dragonbeer.base.shop

私立東海中学・高校の現役教員5名を中心に2025年に設立された株式会社Dragon Brewingのメンバー。写真中央が杉本有優、右から2人目が宮地邦樹。

2025年の創業以来、「教育をもっと社会に開く」を理念に掲げ、クラフトビールの製造・販売にとどまらず、教育・地域・企業をつなぐさまざまな取り組みを展開してきた。

私たちが目指しているのは、教員が知識を教える存在にとどまらず、生徒と社会をつなぐハブとなることである。生徒たちが教室の外に飛び出し、多様な大人や価値観と出会いながら学べる環境をつくることを大切にしている。

地域と共に学び、社会に価値を生み出すプロジェクト

Dragon Brewingではこれまで、地域事業者や企業、行政、教育機関などと連携しながら、生徒たちが実社会と関わる多様なプロジェクトを実施してきた。

2026年5月30日(土)に久屋大通で行われた「あいちフューチャーフェス2026」のマルシェに生徒とともに出店

その一例が、クラフトビールの製造過程で発生するモルト残渣(麦芽かす)のアップサイクルプロジェクトである。

生徒たちは、これまでコストをかけて廃棄されてきたモルト残渣に、たんぱく質や食物繊維などの栄養成分が豊富に含まれていることに着目。地域の事業者と協働しながら、未利用資源を活用した新たな商品開発に挑戦した。

試作と改良を重ねて完成したのが、モルト残渣と麹を活用したアップサイクルグラノーラである。モルト残渣にオーツ麦、くるみ、アーモンド、ココナッツフレークなどを加え、メープルシロップと塩麹で風味豊かに仕上げることで、フードロス削減と健康志向を両立した商品を生み出した。

商品開発にあたっては、名古屋市千種区のカフェ 「TOMO CAFF’E」 と連携。さらに、学校がある名古屋市東区筒井で人気を集めるベーカリー「 m.」 の協力のもと、店舗のオーブンを借りて生徒たち自身が製造を行った。企画立案から試作、製造、販売までを一貫して担うことで、循環型社会の実現に向けた実践的な学びの機会となっている。

マルシェで販売された「アップサイクル・グラノーラ」
グラノーラの製作にあたって、名古屋市千種区の人気カフェ「TOMO CAFF’E」とコラボ
名古屋市東区の学校近くにあるベーカリー「m.」のキッチン設備を借りてグラノーラを製作

完成した商品は、2026年4月に星が丘テラスで行われた「TOMO MARCHE」、さらに5月に久屋大通公園で開催された「あいちフューチャーフェス2026」のマルシェで販売し、それぞれ100袋以上を完売。生徒たちは商品の企画・製造だけでなく、パッケージデザイン、価格設定、販売戦略の立案、接客・販売までを担当した。

当日は多くの来場者に商品の魅力やプロジェクトの意義を伝え、地域資源の循環や食品ロス削減について発信する機会にもなった。

アントレプレナーシップ教育の実践

私たちは、アントレプレナーシップ教育とは起業家を育てることだけではないと考えている。

自ら課題を見つけ、周囲と協働しながら新たな価値を創造する力を育むこと。そして、自分自身の可能性や将来の選択肢を広げるための原体験を提供すること。そのために、教員自身も挑戦を続けながら、生徒と社会をつなぐ役割を果たしていきたいと考えている。

杉本・宮地が顧問を務める東海中学・高校ビジネス愛好会。生徒たちは2025年度「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)でベスト100に選出された。
椙山女学園大学の学生と協働して進めるクラフトビールの商品開発プロジェクト。椙山にちなんで杉の新芽を使った柑橘系のビールを2026年7月に発売する予定。教育機関と地域企業が連携し、実社会とつながる学びの場を創出している。

今回の選出は、そうした教育実践が評価されたものであり、今後もDragon Brewingは教育と社会の境界を越えた学びの機会づくりに取り組んでいく。

Dragon Brewingについて

株式会社Dragon Brewingは、現役教員5名を中心に設立されたクラフトビールメーカーである。

クラフトビール事業を通じて教育・地域・企業をつなぎ、生徒たちが実社会と関わりながら学ぶ機会を創出している。フルーツを活用したクラフトビールの製造・販売に加え、地域連携事業、探究学習支援、アップサイクル事業などにも取り組んでいる。

Dragon Brewingが果実を贅沢に使用し、香料・保存料を使わずに製造するフルーツビール。現在、名古屋市内の百貨店、スーパー、飲食店などで販売されている。
現在4種類のフルーツビールを販売中。それぞれのビールの風味に合わせた料理とのペアリングを楽しむことができる。

【会社概要】

会社名:株式会社Dragon Brewing
創業:2025年1月15日
資本金:100万円
本社所在地:〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉3丁目8-11
代表取締役:杉本有優
事業内容:クラフトビール製造・販売、教育事業、地域連携事業

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