ベトナムで幼稚園・小学校給食を支援するプログラム「Smiles & Health for Children」第4期を2026年7月より開始

~支援先の教員や保護者代表が共に学びあう「スタディツアー」初開催~

森永乳業株式会社のプレスリリース

森永乳業は、ベトナムにおける子どもたちの健康・栄養改善への貢献を目的に、2023年5月より当社独自の給食支援プログラム「Smiles & Health for Children」を開始し、このたび、第3期の取組みを完了いたしました。そして、2026年7月より引き続き国際NGOプラン・インターナショナル※1とともに、第4期プログラムを開始いたします。第4期プログラムにおいても、支援地域を引き続きライチャウ省とし、子ども、教員および保健・調理スタッフ、保護者および、地域コミュニティの住民を対象に活動します。さらに第3期で支援した対象校の教職員や保護者代表が、第4期で支援予定の対象校の教職員・保護者代表と経験や意見の交換を行い、共に学びあう「スタディツアー」を初めて実施予定です。

また、第1期・第2期・第3期の支援先幼稚園7園小学校1校についても、引き続き子どもたちの健康・栄養状態やスタッフの栄養・衛生に関する知識やスキルのモニタリングやフォローアップを行ってまいります。なお、当プログラムによるこれまでの支援対象者数については、子ども900名以上、教員および保健・調理スタッフ130名以上、保護者800名以上にのぼります。

 

第3期プログラム(2025年7月~2026年6月)の報告

プラン・インターナショナルの協力のもと、ライチャウ省の幼稚園1園、小学校1校に、それぞれ衛生環境が整った子どもたちの給食スペースと調理施設の建設が完了し、ベトナム教育訓練省に寄贈いたしました。5月19日には、支援プログラム関係者、支援先幼稚園・小学校の教員、スタッフ、保護者、子どもたちが参加し、支援先幼稚園・小学校において給食調理施設の引き渡し式を挙行いたしました。

給食調理施設引き渡し式でのリボンカットの様子
子ども達と森永乳業グループの社員

第3期(2025年7月~2026年6月)の主な支援内容

第3期も引き続きハード・ソフト両面による支援フレームを継続し、支援対象年齢を幼稚園児から小学校の児童にまで拡大しました。あわせて、教員に加えて保護者や児童にも栄養・衛生知識とスキル向上、子どもの栄養と健康の測定に関する知識と技術の強化などソフト面の支援を実施しました。

対象:幼稚園:1園、小学校1校(1園、1校に給食施設を建設・すべてに調理器具、水衛生設備、備品等提供および栄養・衛生に関する啓発活動を実施)

被益者数合計:子ども450名以上、教員および保健・調理スタッフ70名以上、保護者800名以上

新しく建設した給食施設(施設内)
新しく建設した給食施設(施設外観)
 新しく建設した給食施設で作った      昼食を食べる子ども達   

給食調理施設の引き渡し式概要

5月19日に行われた給食調理施設の引き渡し式には、園児・児童、教員、調理スタッフ、保護者、コミュニティ関係者、プラン・インターナショナルのスタッフ、さらに森永乳業グループより11名が参加しました。引き渡し式では、当社海外事業本部 海外企画管理部 グローバルコミュニケーショングループ マネジャーの山川寛子より、当プロジェクト3期目の引き渡し式を無事に迎えられたことに感謝しつつ、「当社の重要な事業展開国ベトナムにおいて栄養価が高く衛生的な食事環境を提供し、ウェルビーイング向上に貢献することが、子どもたちの生活に前向きな影響をもたらし、より健康的な未来への道を切り拓くと強く信じています。」と、プロジェクトに込められた思いを述べました。さらに教員・スタッフの子どもたちを取り巻く環境改善に向けられた日々の献身的な努力や、ベトナム地域社会・住民・政府関係者の協力への感謝の意を表明しました。小学校での式典終了後は校内に記念植樹を行うとともに、大縄跳びや紙風船などで児童との交流を深め、完成した給食スペースと調理施設内で昼食をともにしました。

出席した地区人民委員会のLo Van Sau氏からは「本プロジェクトは教育環境の改善に大きく寄与するものであり、今後は本施設を適切に維持・活用し、その価値を長期的に守っていきたい。」との評価と感謝、継続的な取り組みへの意欲が示されました。

  子どもたちへのプレゼント贈呈
  スピーチする森永乳業の山川
ベトナムの伝統的な帽子「ノンラー」が贈られる
小学校への記念植樹
子どもたちと大縄跳びや紙風船で交流
子どもたちと大縄跳びや紙風船で交流

第4期プログラムの開始

2026年7月から開始する第4期プログラムにおいても、これまでの取組みで確立したハード・ソフト両面からの支援フレームを引き続き活用します。さらにソフト面の支援では地域コミュニティの住民も対象とし、栄養・衛生知識とスキル向上、子どもの栄養と健康の測定に関する知識と技術の強化を推進してまいります。

また、第3期で支援した対象校の教職員や保護者代表が、第4期で支援予定の対象校の教職員・保護者代表と経験や意見の交換を行い、共に学びあう「スタディツアー」を初めて実施予定です。

なお、第3期支援幼稚園のモニタリングとフォローアップも継続いたします。

 

第4期(2026年7月~2027年6月)の主な支援内容

事業地:ベトナム社会主義共和国ライチャウ省

対象:幼稚園2園

被益者数:園児 約140名、教職員 約50名、保護者 約140名、地域コミュニティの住民 約400名

事業概要:

1.調理室の建設

2.調理室備品・器具の支給

3.教職員対象に、栄養、食品衛生、子どもの健康と発達に関するトレーニング

4.園児、保護者、教員(幼稚園及び近隣小学校)向けに栄養、食品衛生、子どもの健康と発達に関する意識啓発活動

5. 第3期次対象校の教職員・保護者代表と第4期年次対象校の教職員・保護者代表と経験や意見交換を行い、共に学びあう「スタディツアー」を開催

      幼稚園の現状の給食調理施設
       幼稚園の現状の給食調理施設

支援の背景

「Smiles & Health for Children」第3、4期プログラムの事業地となるライチャウ省は、首都ハノイから車で8時間の距離に位置する中国との国境に近い山岳地域で、貧困率は24%※2と高く、栄養不良の子どもの割合が多いことも報告されています。また、当事業地では、小学校・幼稚園の調理施設の衛生環境や栄養に関する知識に課題があると言われており、調理施設の改善と栄養啓発のハード・ソフトの両面から、子どもたちの健康・栄養状態の改善が求められています。

当社は、森永乳業グループ10 年ビジョンにおいて 2029 年3月期までに「海外売上高比率15%以上」の達成を目標にしています。ベトナムは、生産・販売拠点を設け、海外事業においても注力する国の1つです。また、サステナビリティ中長期計画2030で掲げるテーマの一つ 「食とウェルビーイング」における「森永乳業グループならではの独自素材を活かした商品やサービスを通じて、あらゆる世代のウェルビーイング向上に貢献する」という目標を実現すべく、健康・栄養・幸せな生活に貢献したいと考えています。

当社は、2023年5月より、ベトナムのトアンザオ郡トアンザオ地域開発プログラムにおいて子どもたちの健康・栄養状態の改善に向けて給食支援プログラム「Smiles & Health for Children」を開始し、継続してベトナムの幼稚園における給食提供の基盤整備と、教員や保健スタッフの栄養・衛生に関する知識向上やスキル強化に取り組んでいます。

2025年7月からはプラン・インターナショナルの協力を得て、これまでの知見を活用すると共に、支援対象地域をこれまでの対象地域であるディエンビエン省からライチャウ省へ拡大し、対象年齢範囲を幼稚園から小学校へ拡大することで、当社の事業展開国ベトナムにおける貢献を継続してまいります。

※1      プラン・インターナショナルは、世界80カ国以上で活動を展開する国連に公認・登録された国際NGOで、世界の子どもや女の子たちの不平等の解決に取り組んでいます。日本事務所である公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンは1983年に設立されました。

※2      出典:ライチャウ省2023年度世帯調査

                

森永乳業グループとベトナムとの関わり

・2010年からベトナム現地代理店であるLe May Production, Trading and Service Company Limited(Le May社)を

通じて育児用ミルクの輸出を開始

・ 2021年6月にベトナム市場での販売強化を目指し、Elovi Vietnam Joint Stock Company(Elovi社)を完全子会社化し、2022年11月には森永乳業ブランド商品の現地製造および販売を開始。

・2023年に森永乳業がLe May社と合弁会社を設立。Morinaga Le May Vietnam Joint Stock Company(Morinaga Le May社)を子会社化することを目的とした株式譲渡/引受契約、株主間契約を締結。

・2024年3月に、グループのさらなる一体感醸成のため、Elovi社の社名をMorinaga Nutritional Foods Vietnam Joint Stock Companyに変更。

今、あなたにオススメ