発行:むらさき会・石川大野醤油協同組合青年部 著者:山本耕平(むらさき会会長)
株式会社ヤマト醤油味噌のプレスリリース
「大野紫GF6」とは何か ― 第六の醤油、大野から世界へ
■ はじめに
石川県金沢市大野町。醤油の産地として約400年の歴史を持つこの港町に、グルテンフリー専業工場が誕生しました。
大野の醸造事業者が共同出資して設立したその工場から生まれた醤油に、「大野紫GF6」という名前がつけられました。命名したのは、大野醤油醸造協業組合 専務理事の上村和宏氏です。
「伝統産地・大野から、第六の醤油を世界へ」という上村氏の思いが、このネーミングに込められています。
■ 「大野紫GF6」とは何か
JASの定める醤油は5種類です。濃口・淡口・たまり・再仕込み・白醤油。大野紫GF6は、この5種類に続く「大野で作られた第六の醤油(Gluten Free 6th)」を意味します。
JAS上はたまり醤油に分類されますが、東海地方の濃厚なたまりとは異なります。
GF6の味わいはさらりとしており、素材の色と風味を生かす「いつも通りの醤油」として使えるグルテンフリー醤油です。
「私たちは醤油一筋に生きてきた。ただ、作ることに集中してきた。
大野紫GF6はその集大成として生まれた醤油です。」
― 上村和宏氏
■ 4つの原材料が語ること
大野紫GF6の原材料は、有機丸大豆・有機玄米・食塩(瀬戸内海水塩)・白山伏流水の4つのみです。小麦は使用しません。
有機玄米を加えるのは、江戸時代から大野に伝わる「醤油にコメを加えて自然な甘みを引き出す」伝統製法の継承です。幕末の史料にも米を用いた記録が残っており、この大野固有の知恵が、グルテンフリーという現代の課題への答えにもなっています。
1年間熟成させ、旨みと香りが充実したところを見きわめて圧搾します。米由来のほのかな甘みと、雑味のないすっきりとした風味が特徴です。
■ 大野醤油、日本の5大醤油名産地
約400年前、加賀藩主・前田家の後ろ盾のもと、紀州湯浅の醸造技術が大野に持ち込まれたのが起源とされています。白山の伏流水、日本海の湿潤な気候、城下町金沢という大消費地、北前船が行き交う大野港。醤油造りに必要な条件が揃ったこの地で、独自の醸造文化が根付きました。
最盛期には60軒以上の醸造業者が軒を連ね、「野田・銚子・龍野・小豆島・大野」と並び日本5大醤油名産地の一つと称されました。現在、大野町を所在地とする醸造業者は9軒。規模は縮んでも、この地で醤油を作り続ける者たちがいます。
地域の伝統は、守るものではなく、創造し続けるものです。大野紫GF6はその最新の挑戦です。
■ パートナーを募集しています
大野紫GF6の本命市場は海外、そして国内の食品メーカーのアレルゲン対応の原材料用途です。
18Lテナーやそれ以上の容量のバルク供給にも対応しています。
グルテンフリー醤油を原材料として活用したい食品メーカー・商品開発担当者
国内外への輸出・販売パートナー
醸造・発酵食の世界に飛び込みたい方
石川県金沢市大野町にグルテンフリー専業工場があることを、まだほとんどの方がご存じではありません。まずはこの事実を、世界に届けたいと思っています。
【お問い合わせ・取材申込先】
石川大野醤油協同組合(むらさき会・青年部事務局)
〒920-0331 石川県金沢市大野町4丁目甲18-6
Tel: 076-254-5601 Fax: 076-254-5548
Web: https://www.oonomurasaki.jp
本プレスリリースは「グルテンフリー戦記」第1回です。
2026年7月(創刊号)から2027年6月、毎月1回全12回配信予定。
発行:むらさき会・石川大野醤油協同組合青年部 著者:山本耕平(むらさき会会長)
※石川大野醤油協同組合は、株式会社ヤマト醤油味噌が加盟する石川県の醤油醸造業の協同組合です