【調査レポート】デザート類の購入先に変化!スーパーが不動の1位、ドラッグストア(53%増)が2位浮上、コンビニは3位へ。共働き子育て女性が「高価格帯」デザートを支持/マクロミル

市販スイーツの8年間を分析、購買金額は全体で28%増。うち、プリン等の「デザート類」の購買傾向に大きな変化

株式会社マクロミルのプレスリリース

Macromill News事務局(運営:株式会社マクロミル)は、世の中の話題や時事ニュースをテーマに、アンケート調査結果や購買履歴データを分析し、その結果をニュースレターとしてお届けしています。

長引く物価高騰の影響で、お財布の紐が固くなっている人もいる今、日常を潤してくれるプチ贅沢。その定番として「スイーツ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

本レターでは、そんなスイーツの購買状況について2018年からの8年間を分析し、変化を明らかにしました。

なお、本レターにおける「スイーツカテゴリ全体」は、JICFS(JANコード商品情報データベース)に登録されているスイーツ関連カテゴリ「生菓子」「半生菓子」「デザート類」(スーパーやコンビニ等の店舗で市販されているもの)と定義します。また、使用するデータはマクロミルの消費者購買履歴データQPR™です。

■トピックス

1.スイーツカテゴリ全体の購買金額は7年で28%増。「生菓子」「半生菓子」がけん引

2.平均単価はプリン・ゼリー等の「デザート類」の上昇が顕著、2018年比26.7%増

3.デザート類は、「高価格帯」の購入金額が114%の大幅伸長

4.デザート類、「中価格帯」はシニア女性の定番、700円以上の「高価格帯」は共働き子育て女性が支持

5.デザート類の購入先が多様化。「ドラッグストア」等は伸長、「コンビニ」は24%減少

■調査結果

1.スイーツカテゴリ全体の購買金額は7年で28%増。「生菓子」「半生菓子」がけん引

スイーツカテゴリの購買金額は2018年からの7年で28.3%増加しました。2020年のコロナ禍を機にベースが大きく底上げされ、その後も成長を続けています。

カテゴリ別に見ると、団子やシュークリーム等の「生菓子」が39.2%増、チョコパイ、ドーナツ等の「半生菓子」が29.3%増で好調に推移しました。一方、プリン・ゼリー等の「デザート類」は11.7%増にとどまり、緩やかな増加となっています。

【図表1】スイーツカテゴリ「100人あたり購入金額」の推移(2018-2025年)

2.平均単価はプリン・ゼリー等の「デザート類」の上昇が顕著、2018年比26.7%増

近年、さまざまな商品の値上げラッシュが続く中、スイーツカテゴリの価格はどのように変化しているのか、平均単価(1個あたりの平均購入金額)のデータから傾向を見ていきます。

「生菓子」「半生菓子」「デザート類」カテゴリは、いずれも上昇が続いています。中でも「デザート類」は2018年からの7年で26.7%増と他のカテゴリを大きく上回るペースで上昇しました。プリン・ゼリー等の「デザート類」は原材料費の高騰に加え、チルド商品ならではの冷蔵流通・店頭管理コストの上昇が影響していると考えられます。

【図表2】スイーツカテゴリ「平均単価」の推移(2018-2025年)

3.デザート類は、「高価格帯」の購入金額が114%の大幅伸長

続いて、各カテゴリにおける2018年と2025年の購入金額を比較した増加率を、商品価格帯別に確認しました。

「生菓子」「半生菓子」は、共に300円~699円の「中価格帯」が伸長しており、2018年比で60%強の増加です。

また、プリン・ゼリー等の「デザート類」は、「中価格帯」が同比91.5%増、「高価格帯」は113.9%増と大幅に伸長した一方で、「低価格帯」は5.6%の微増にとどまりました。

これらの結果から、昨今の価格高騰の影響も背景に含みつつ、「デザート類」を中心とした「高価格帯」商品の購入金額の伸長が読み取れます。

【図表3】スイーツカテゴリ 商品価格帯別の増加率(2018年と2025年の比較)

4.デザート類、「中価格帯」はシニア女性の定番、700円以上の「高価格帯」は共働き子育て女性が支持

高価格帯が人気の「デザート類」は、どのような人が買っているのでしょうか。2025年のデータから購入者のライフステージ別に構成比を見ていきます。

300円~699円の“中価格帯”は女性・60歳以上の非就業の方の構成比が17.2%と高く、女性シニア層にとっての定番デザートとして支持されているようです。

また、700円以上の“高価格帯”は女性・DEWKS(共働き子育て世帯)の構成比が27.7%と突出し、仕事や家事・育児と忙しい日々の中での“自分へのご褒美”や、子どもを含めた“家族で楽しむちょっとした特別感”として選ばれているようです。

【図表4】デザート類の商品価格帯別の金額構成比(2025年/ライフステージ別)

5.デザート類の購入先が多様化。「ドラッグストア」等は伸長、「コンビニ」は24%減少

デザート類の購入先に変化はあるのでしょうか。100人あたりの購入金額の変化から業態別規模と、2018年比の増減率を見ていきます。

2025年の購入金額を見ると依然として「スーパー」がダントツで、2018年比は7.2%増と緩やかな伸びでした。購入金額の2位と3位はこの7年で順位が入れ替わり、2位は「薬粧店・ドラッグストア」で53.3%増、3位は「コンビニエンスストア」で23.5%の減少に転じました。コンビニがマイナス成長に転じた要因としては、購入率(集計対象者のうち、買った人の割合)が22.2%減少した点が挙げられます。4位の「ホームセンター、ディスカウントストア」は51.1%増。5位の和・洋菓子店等の「一般小売店」は購入金額規模が小さいものの117.0%増の大伸長です。

このように、デザート類の購入先は「コンビニやスーパー」から、「一般小売店やドラッグストア」といった多様な業態へと広がっていることが分かりました。

【図表5】デザート類、業態別の「100人あたり購入金額」(2018年、2025年)と「購入金額」「購入率」の増減率(2018年と2025年の比較)

 

■調査概要

調査主体:マクロミル

データソース:マクロミル消費者購買履歴データQPR™(※)

分析対象:全国(沖縄を除く)15~79歳の男女35,000人

対象カテゴリ:JICFS「食品」

集計期間:2018年1月1日~2025年12月31日

※本文の数値は小数点第2位で四捨五入しています。そのため合計が100%とならない場合があります。

■データのご利用に関して

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