マルハニチロ株式会社のプレスリリース
~缶詰に関する調査2019~
[調査結果]
==人気の缶詰ランキング==
◆自宅にあるとうれしい缶詰 1位「水産物」2位「フルーツ」
◆栄養があると思う缶詰 1位「水産物」2位「農産物」
全国の20~59歳の男女で、1年以内に缶詰を買ったことがある人1,000名(全回答者)に、自宅に常備している缶詰の種類を聞いたところ、1位「水産物(さば、かに、ツナ〈まぐろ・かつお〉、さけ、あさりなど)」(84.8%)、2位「フルーツ(みかん、もも、パイナップルなど)」(37.2%)、3位「農産物(マッシュルーム、コーン、トマトなど)」(32.2%)となりました。多くの人が、水産物の缶詰を自宅に常備していることがわかりました。
次に、自宅にあるとうれしいと思う缶詰の種類を聞いたところ、1位「水産物(さば、かに、ツナ〈まぐろ・かつお〉、さけ、あさりなど)」(82.7%)、2位「フルーツ(みかん、もも、パイナップルなど)」(55.8%)、3位「畜産物(焼き鳥、コンビーフ、うずら卵など)」(41.4%)となりました。
普段の料理に欠かせないと思う缶詰の種類を聞いたところ、1位「水産物(さば、かに、ツナ〈まぐろ・かつお〉、さけ、あさりなど)」(67.3%)、2位「農産物(マッシュルーム、コーン、トマトなど)」(30.3%)、3位「ソース(ミートソース、カレーなど)」(15.4%)となりました。水産物や農産物の缶詰は、普段の料理で食材として重宝されているようです。
栄養があると思う缶詰の種類を聞いたところ、1位「水産物(さば、かに、ツナ〈まぐろ・かつお〉、さけ、あさりなど)」(83.4%)、2位「農産物(マッシュルーム、コーン、トマトなど)」(29.7%)、3位「畜産物(焼き鳥、コンビーフ、うずら卵など)」(28.4%)となりました。
4つの項目すべてで「水産物」が1位となりました。水産物の缶詰は多くの人に利用されており、栄養面でも評価されていることが明らかになりました。
◆好きな水産物の缶詰 1位「ツナ」2位「さば」3位「さんま」
◆最近1年間で食べる頻度が増えた缶詰1位は「さば」
◆節約のために買いたい缶詰、美容・健康に良いと思う缶詰で「さば」がトップに
◆おつまみに食べることが多い缶詰 男性の3人に1人が「さば」と回答
次に、全回答者(1,000名)に、好きな水産物の缶詰を聞いたところ、1位「ツナ(まぐろ、かつお)」(81.3%)、2位「さば」(68.3%)、3位「さんま」(52.0%)となりました。魚介類の缶詰の中では、ツナが一番人気となりました。
男女別にみると、男性では、「ツナ(まぐろ、かつお)」「さば」(どちらも74.4%)が1位となりました。さばの缶詰は、男性に人気があるようです。
最近1年間で食べる頻度が増えたと思う缶詰を聞いたところ、1位「さば」(42.7%)、2位「ツナ(まぐろ、かつお)」(35.4%)、3位「さんま」(15.6%)となりました。
節約のために買いたいと思う缶詰を聞いたところ、1位「さば」(41.0%)、2位「ツナ(まぐろ、かつお)」(37.3%)、3位「いわし」(20.9%)となりました。
美容・健康に良いと思う缶詰を聞いたところ、1位「さば」(61.0%)、2位「いわし」(38.3%)、3位「さんま」(29.5%)となりました。
お酒のおつまみとして食べることが多い缶詰を聞いたところ、1位「さば」(25.6%)、2位「ツナ(まぐろ、かつお)」(17.2%)、3位「さんま」(16.4%)となりました。
男女別にみると、「さば」(男性34.0%、女性17.2%)は、男性のほうが16.8ポイント高くなりました。
==缶詰の利用に関する実態と意識==
◆缶詰の良いところ 1位は「長期保存できる」、女性の4人に1人が「アレンジしやすい」と回答
全回答者(1,000名)に、缶詰のどのようなところが良いと思うか聞いたところ、「長期保存できる」(62.1%)が最も高く、次いで「常温で保存できる」(55.6%)、「すぐに食べられる」(54.7%)となりました。
男女別にみると、「アレンジしやすい」(男性13.0%、女性24.0%)では、女性のほうが11.0ポイント高くなりました。女性には、アレンジに使いやすいことが、缶詰の利点だと考えている人が少なくないようです。
◆缶詰の利用目的 1位「時短料理」2位「節約料理」3位「お酒のおつまみ」
◆「時短料理」に缶詰を利用している人の7割半が「満足度が高かった」と回答
◆パートナーにやってほしい缶詰の利用方法 1位「時短料理」
缶詰は、どのような目的で利用されることが多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、普段の缶詰の利用目的を聞いたところ、「時短料理」(71.2%)が最も高く、次いで「節約料理」(34.2%)、「お酒のおつまみ」(29.9%)、「災害用の備蓄」(22.6%)、「美容・健康」(17.0%)となりました。缶詰の中の食材は、調理や下処理が施されています。そのため、缶詰を使うと調理時間の短縮になると考える人が多いのではないでしょうか。
世代別にみると、20代では「ダイエット」(16.0%)が他の層と比べて高くなりました。20代には、体重管理のために缶詰を利用している人が少なくないようです。
次に、実際にやってみて満足度が高かった利用方法を聞いたところ、「時短料理」(55.9%)が最も高く、次いで「節約料理」(24.6%)、「お酒のおつまみ」(24.4%)、「美容・健康」(8.6%)、「ランチのおかず」(8.5%)となりました。
普段の利用目的別に、それぞれの満足度(満足度が高かった利用方法として選んだ人の割合)を算出したところ、「時短料理」(75.1%)が最も高く、次いで「お酒のおつまみ」(71.9%)、「節約料理」(63.5%)、「ダイエット」(59.8%)、「ランチのおかず」(50.3%)となりました。
今後、やってみたいと思う缶詰の利用方法を聞いたところ、「時短料理」(41.3%)が最も高く、次いで「節約料理」(27.3%)、「お酒のおつまみ」(24.6%)、「美容・健康」(17.7%)、「災害用の備蓄」(17.1%)となりました。
男女別にみると、「美容・健康」(男性12.2%、女性23.2%)では、女性が男性と比べて11.0ポイント高くなりました。
パートナー(配偶者や恋人)にやってほしいと思う缶詰の利用方法を聞いたところ、「時短料理」(20.7%)が最も高く、次いで「節約料理」「お酒のおつまみ」(どちらも16.6%)、「美容・健康」(8.6%)、「ダイエット」(8.0%)となりました。パートナーに、缶詰を利用してパパっと手早く料理を作ってもらいたいと、期待している人が多いようです。
==缶詰にかける金額==
◆缶詰購入金額の平均は778円/月
◆“自分へのご褒美のグルメ缶詰”にかけてもよい金額は、1缶あたり平均533円
◆“プレゼント用のグルメ缶詰”にかけてもよい金額は、1缶あたり平均797円
全回答者(1,000名)に、普段、缶詰購入のために使っている金額(1ヶ月あたり)を聞いたところ、「400円~600円未満」(28.6%)や「1,000円~2,000円未満」(24.1%)、「200円~400円未満」(23.4%)に回答が集まり、平均額は778円となりました。
最近、本格的な味を楽しめる惣菜タイプの“グルメ缶詰”が話題となっています。自分へのご褒美として、グルメ缶詰にお金をかけてもよいと思うか聞いたところ、「かけてもよい」が93.4%となりました。
お金をかけてもよいと思う人(934名)に、自分へのご褒美のグルメ缶詰に、1缶あたりいくらくらいかけてもよいと思うか聞いたところ、「500円~600円未満」(30.8%)や「300円~400円未満」(22.7%)に回答が集まり、平均額は533円となりました。ワンコイン程度なら、自分へのご褒美としてグルメ缶詰に出費してもよいと考える人が多いようです。
また、プレゼント用に、グルメ缶詰にお金をかけてもよいと思うか聞いたところ、「かけてもよい」が94.3%となりました。
お金をかけてもよいと思う人(943名)に、プレゼント用のグルメ缶詰に、1缶あたりいくらくらいかけてもよいと思うか聞いたところ、「500円~600円未満」(35.3%)や「1,000円~2,000円未満」(25.1%)に回答が集まり、平均額は797円となりました。普段、缶詰購入のために使っている金額(1ヶ月あたり)の平均より高くなりました。プレゼント用のグルメ缶詰には、奮発してもよいと考える人が多いのではないでしょうか。
==缶詰の活用==
◆家飲みで食べたい缶詰アレンジ 1位「ツナ缶のサラダ」2位「さば缶のサラダ」3位「さば缶の味噌煮」
◆好きな人に作ってもらいたい缶詰アレンジ 男性人気TOP3に「さば缶のカレー」「さば缶のパスタ」がランクイン
缶詰は様々な料理にアレンジできる点が魅力の1つですが、どのようなアレンジ料理が人気なのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、家飲みで食べたい缶詰料理・缶詰アレンジを聞いたところ、1位「ツナ缶のサラダ」(34件)、2位「さば缶のサラダ」(17件)、3位「さば缶の味噌煮」(15件)となりました。野菜などと組み合わせたサラダが人気のようです。また、「かき缶のアヒージョ」「さば缶のアヒージョ」「さば缶のチーズ焼き」「ツナ缶のパスタ」「焼き鳥缶の丼」(いずれも7件)が同数で7位となり、お酒との相性が良さそうなメニューが上位になりました。
好きな人に作ってあげたい缶詰料理・缶詰アレンジを聞いたところ、男性回答では、1位「ツナ缶のサラダ」(15件)、2位「ツナ缶のパスタ」(9件)、3位「さば缶のカレー」「さば缶のサラダ」(どちらも8件)となりました。女性回答では、1位「ツナ缶のサラダ」「ツナ缶のパスタ」(どちらも14件)、3位「さば缶のパスタ」(12件)となりました。男女ともに、ツナサラダや、魚の缶詰を使ったパスタを作ってあげたいと思う人が多いようです。
好きな人に作ってもらいたい缶詰料理・缶詰アレンジを聞いたところ、男性回答では、1位「ツナ缶のサラダ」(12件)、2位「さば缶のカレー」(8件)、3位「さば缶のパスタ」(7件)となりました。また、5位は「さば缶の味噌煮」「さば缶の味噌汁」(どちらも5件)となり、さば缶の様々なアレンジ料理が上位に挙がりました。女性回答では、1位「ツナ缶のサラダ」「ツナ缶のパスタ」(どちらも9件)、3位「さば缶のパスタ」(7件)となりました。
◆“缶詰にも食べ頃がある”って知っていた? 認知率は3割半
◆“缶詰には消費増税時に軽減税率が適用される”認知率は2割強
全回答者(1,000名)に、缶詰の特徴や利用方法に関する内容について、それぞれ知っていたか聞きました。
【缶詰は開封後は別容器で保存したほうがよいこと】については、「知っていた」の割合(認知率)が59.3%となりました。
認知率を世代別にみると、上の世代ほど認知率が高く、50代(77.2%)が最も高くなりました。
【缶詰には保存料が使われていないこと】の認知率は41.5%となりました。缶詰は密封されて加熱殺菌されているため、保存料なしで長期保存が可能です。保存料が使われていると考えていた人が、半数以上いるようです。
【缶詰にも食べ頃があること】の認知率は35.2%となりました。水産物の缶詰の場合、製造直後は魚に調味液が十分しみこんでいない状態ですが、製造から少し時間を置いてからのほうが、徐々に味がなじんでおいしく食べられるといわれています。食べ頃を知っておくと、缶詰を一層おいしく食べられるのではないでしょうか。
【缶詰には2019年の消費増税時に軽減税率が適用されること】の認知率は22.6%となり、知らなかったという人が多数を占めました。
2019年10月に予定されている消費増税では、酒類・外食を除く飲食料品に軽減税率が適用されます。缶詰もこの飲食料品に含まれるため、軽減税率適用の対象となります。軽減税率の対象品目については、まだ十分理解されていないようです。
◆“缶詰あるある” 1位「缶詰を買い置きして忘れていた」2位「保存用に買ったのにすぐに食べた」
◆20代男性の6人に1人が缶詰の“パケ買い”を経験
全回答者(1,000名)に、缶詰に関して経験したことがあるものを聞いたところ、「買い置きしたまま存在を忘れていた」(32.7%)が最も高く、次いで「保存用に買ったのにすぐに食べた」(23.9%)、「災害用に備蓄し賞味期限が切れた」(18.7%)となりました。長期保存ができるため、つい買ったことを忘れてしまったり、災害用の備蓄品としてストックしたまま賞味期限が切れてしまったりすることがあるようです。普段の食事で非常食を定期的に食べて、食べた分をまた買い足していく“ローリングストック法”という備蓄方法があります。こうした方法を取り入れることで、食べ忘れや賞味期限切れを防ぐことができるのではないでしょうか。
男女世代別にみると、20代男性では「缶詰を“パケ買い”した(パッケージデザインに魅かれて買った)」(16.8%)が、他の層と比べて高くなりました。20代男性には、魅力的なパッケージデザインの缶詰を、思わず購入した人が少なくないようです。また、40代男性では「珍しい缶詰を興味本位で買った」(22.4%)が、他の層と比べて高くなりました。
==缶詰のバリエーション==
◆“珍しい缶詰”喫食経験率 20代男性では「イナゴ」や「シュールストレミング」は11%と高め
◆食べてみたい“珍しい缶詰” 「たこ焼き」「牛めし」「鶏めし」「パエリア」「から揚げ」など
全回答者(1,000名)に、“珍しい缶詰”の中で食べたことがあるものを聞いたところ、1位「おでん」(18.9%)、2位「鹿肉」(7.0%)、3位「蜂の子」(5.2%)、4位「猪肉」(4.7%)、5位「イナゴ」(4.6%)となりました。
男女世代別にみると、20代男性では「イナゴ」「シュールストレミング」(どちらも11.2%)が3位となりました。イナゴの缶詰は、バッタの仲間であるイナゴをそのままの姿で甘露煮にしたものです。またシュールストレミングは、“世界一臭い”といわれる、スウェーデン産のニシン塩漬けの缶詰です。これらの缶詰に挑戦した20代男性は少なくないようです。
次に、“珍しい缶詰”の中で食べてみたいものを聞いたところ、1位「たこ焼き」(20.6%)、2位「牛めし」「鶏めし」(どちらも19.6%)、4位「パエリア」(18.6%)、5位「から揚げ」(17.2%)となりました。そのまま食事として食べられる缶詰に興味を持っている人が多いようです。
◆他県の人に自慢したいご当地缶詰 福岡県は「明太子/明太子ツナ」、大阪府は「たこ焼き」
全回答者(1,000名)に、他県の人に自慢したいと思う、自身の都道府県のご当地缶詰を聞きました。各都道府県について、件数が多かったものをみると、福岡県は「明太子/明太子ツナ」(8件)、大阪府は「たこ焼き」(6件)、千葉県は「さばカレー」(6件)、北海道は「さけ」(3件)などとなりました。
◆“ブーム到来が近いと思う缶詰” 5位に「さんま」、3位は「いわし」「ツナ」、TOP2は?
全回答者(1,000名)に、“ブーム到来が近い”と思う缶詰を聞いたところ、1位「さば」(29件)、2位「タピオカ」(25件)、3位「いわし」「ツナ」(どちらも24件)、5位「さんま」(20件)となりました。さば缶ブームがさらに盛り上がると予想する人が多いようです。さばと同じ青魚であるいわしやさんまも多く挙げられました。また、ドリンクが大人気となっているタピオカが2位となりました。
==缶詰と芸能人・アニメキャラクター==
◆缶詰バーでデートしたい芸能人 男性人気1位「石原さとみさん」、女性人気1位「田中圭さん」
◆缶詰をつまみに、一緒に家飲みしたい芸能人 1位「マツコ・デラックスさん」
◆缶詰のパッケージに使ってあると思わずパケ買いしてしまうと思うアニメキャラクター 1位「ドラえもん」
全回答者(1,000名)に、“缶詰”をテーマに、イメージに合う芸能人やアニメキャラクターを聞きました。
近年、缶詰を食事やおつまみのメニューとして提供する“缶詰バー”が話題になっていますが、缶詰バーでデートしたい芸能人を聞いたところ、男性回答では、1位「石原さとみさん」(20件)、2位「綾瀬はるかさん」(15件)、3位「新垣結衣さん」(12件)となりました。また、女性回答では、1位「田中圭さん」(9件)、2位「向井理さん」「松坂桃李さん」「渡部建さん」「明石家さんまさん」(いずれも8件)となりました。
次に、缶詰をつまみに、一緒に家飲みしたい芸能人を聞いたところ、1位「マツコ・デラックスさん」(22件)、2位「明石家さんまさん」(12件)、3位「いとうあさこさん」「綾瀬はるかさん」(どちらも11件)となりました。司会やお笑いの世界で活躍する、会話上手のイメージが強い芸能人が上位となりました。
また、缶詰のパッケージに使ってあると思わずパケ買いしてしまうと思うアニメキャラクターを聞いたところ、1位「ドラえもん(ドラえもん)」(38件)、2位「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」(18件)、3位「江戸川コナン(名探偵コナン)」(17件)となりました。