「シールド乳酸菌®(Lactobacillus paracasei MCC1849株)」米国でGRAS認証を取得

森永乳業株式会社のプレスリリース

 GRASは国際的に広く認知されている米国の食品安全に関する認証制度で、米国にて食品素材を販売するためには、GRASとして認証される必要があります。今回は自己認証によるGRAS(self-determined GRAS)の取得であり、米国の制度において「シールド乳酸菌®」の安全性が評価されたことで、米国での販売が可能になったことを意味します。
 
 「シールド乳酸菌®」は、森永乳業が長年の研究から発見し、保有している数千の菌株の中から、免疫力を高める働きに注目して選ばれた乳酸菌です。加熱殺菌体でありながら免疫賦活作用を有する乳酸菌※であることから、これまで生菌では利用しにくかった多様な食品への応用が進んでいます。
 
 森永乳業のデザートや流動食のみならず、菓子や味噌汁など身近な食品でも利用できる乳酸菌として、これまでに250社以上の企業にお取扱いいただいています。

 米国においても健康志向の高まりから、プロバイオティクス市場は伸長を続けており、近年では加熱殺菌体の利用も広がってきています。今後、「シールド乳酸菌®」(海外ではLAC-Shield™として販売)の米国をはじめとした海外市場での拡大に努めてまいります。

※「シールド乳酸菌®」の免疫賦活機能に関して以下の研究論文が発表されています。
・乳酸菌殺菌体が高齢者の免疫機能へ与える効果(丸山ら、International Journal of Food Sciences and
   Nutrition、2015)
・乳酸菌Lactobacillus paracasei MCC1849の摂取は濾胞性ヘルパーT細胞を誘導し抗原特異的IgA産生を
 促進する(新井ら、PLOS ONE、2018)
・乳酸菌Lactobacillus paracasei MCC1849の摂取による健常女性の感冒症状に対する効果(村田ら、Beneficial
   Microbes、2018)

<参考>
 シールド乳酸菌のひみつ http://www.morinagamilk.co.jp/sozai/shield/index.html

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