能楽の未来を支える学生たちが舞う! 【三田屋本店】「学生能楽部の競宴」開催 平成30年9月15日(土)~17日(月・祝)

株式会社三田屋本店のプレスリリース

 

平成30年7月1日 9つの学生能楽団体の代表者による記念撮影 当店能舞台前にて


【概要】

株式会社三田屋本店(本社:兵庫県三田市武庫が丘7丁目5番 代表:廣岡賢治)は、平成30年9月15日(土)~17日(月・祝)の3日間、基幹店・三田屋本店-やすらぎの郷-内の能舞台「有馬能楽堂」に於いて、関西の大学能楽団体(計4流派・計11団体)が競演する「学生能楽部の競演」を開催します。

 

【実施の目的とねらい】

約700年の歴史を持つ能楽は、日本を代表する伝統芸能であり、ユネスコの世界無形文化遺産に最初に登録されたように、世界的にも非常に高い評価を得ているのは周知の事実だと思われます。

 

しかし、現在の日本人にとって能楽は身近な存在とは言えず、観客層の高齢化という問題も抱えております。また、舞台芸能が存続していく上で必須要素である観客が、年々減少していっている現状があります。能楽を、老若男女問わず身近な文化芸能として普及させていくことは、能楽という伝統芸能を存続・継承させていく上で必要不可欠と言えるでしょう。

 

そんな中、能楽の若い観客層を生み出す母体として期待されるのが、各大学に存在する課外活動サークル「能楽部」です。プロの能楽師の指導の下、同世代の仲間と切磋琢磨して稽古を積み、その集大成となる舞台発表を目指している若い世代は、短期間で技術的・知識的に高いレベルまで到達します。彼ら学生は、卒業後も稽古層・観客層として能楽に関わっていくことも少なくなく、中にはプロの能楽師や能楽研究者に進路を進める方もいます。また、現代の若者らしく、過去にとらわれない柔軟な発想で、ネットやSNSで能楽の魅力を伝える発信源でもあります。

 

株式会社三田屋本店は、世界で初めて能舞台のあるステーキレストランとして、「食を通じて伝統文化を伝えること」を創業以来のミッション(使命)としております。その中で、前段に述べた理由から、能楽の稽古に励む学生たちを、能楽の未来を支える人材としてとらえています

 

今回の催しは、その第一歩として、学生能楽団体のアピールと交流の場として企画しました。この催しで、大学や能楽関係者の外にも、学生能楽団体の存在を広く知っていただく絶好の機会としたいと考えております。また、地域や流派が異なる団体が、同じ催しを作り上げることで、相互交流を促し、部活動の活性化に繋げてほしいという思いも抱いております。

 

今後も、弊社は文化芸術企業として、学生能楽団体の催会の際の協賛、広報活動への協力、能楽で使用する道具類や設備類などへの支援等を予定しております。これらの結果として能楽部の活動が活性化することで、能楽、日本の伝統文化の将来への継承の糧とし、弊社ミッションの達成を目指しております。

 

【日時・内容】

各日昼夜2回公演

(昼)12時00分~13時40分ごろ(17日は13時20分ごろまで)

(夜)18時00分~19時40分ごろ(17日は19時20分ごろまで)

各団体が約20分ずつ順に舞や謡を披露。

 

特別企画として同じ演目を異なる流派で演じる「仕舞舞比べ」も実施。

・15日(土)          《羽衣・はごろも》/《清経・きよつね》

・16日(日)          《八島/屋島・やしま》

・17日(月・祝)   《経正/経政・つねまさ》

※《八島/屋島》および《経正/経政》は同じ演目ですが、流派によって漢字表記が異なるため、併記しております。

 

【出演団体】

15日(土)

     立命館大学能楽部     【観世流】

     甲南女子大学能楽部    【宝生流】

     京都大学能楽部金剛会   【金剛流】

     甲南大学文化会能楽研究部 【観世流】

 

16日(日)

     同志社大学能楽部宝生会  【宝生流】

     京都市立芸術大学能楽部  【金剛流】

     大阪大学喜多流能楽研究会 【喜多流】

     関西学院大学文化総部能楽部【観世流】

 

17日(月・祝)

     同志社大学能楽部金剛会  【金剛流】

     神戸大学宝生流能楽部   【宝生流】

     同志社大学能楽部観世会  【観世流】

 

【能楽の流派】

現在、能楽において主役(シテ)を演じるシテ方には、観世流・金春流・宝生流・金剛流・喜多流の5つの流派があります。5流派はそれぞれ独自の歴史を持ち、一部にその流派のみの独自の演目を伝えるなど特色を持ちます。また共有する演目でも流派が異なると、言葉や謡い方・舞い方が異なり、別演目以上の違いがある場合もあります。これらの違いが能楽の多様さ・豊かさを支えているともいえます。

今回の「学生能楽部の競宴」には、金春流を除く4流派を稽古する団体が出演します。

 

【三田屋本店-やすらぎの郷-について】

3万6千平方メートルの敷地に広がる落ちついた日本建築。200席を超すレストランの正面には本格的な能舞台「有馬能楽堂」を備え、毎年、薪能を定期的に上演しております。

こだわりのロースハムのオードブル、上質の和牛ステーキ。器は三田青磁、そして生演奏。充実したやすらぎの時間をお届けします。

住所:〒669-1544 兵庫県三田市武庫が丘7丁目5番

 

【本件に関するお問い合わせ先】

企業名:株式会社三田屋本店

担当者名:外食部 朝原

電話: 079-564-4151

メール: sandaya-kikaku@citrus.ocn.ne.jp

Webサイト: http://sandaya-honten.co.jp

 

 

 

今、あなたにオススメ