美術出版社のプレスリリース
世界で唯一のオレンジワインガイドブック、待望の日本語版『オレンジワイン 復活の軌跡を追え!』が3月16日に発売。世界21カ国193軒のオレンジワイン生産者のデータも収録。
株式会社美術出版社(東京・品川/代表取締役社⻑:遠⼭孝之)は、『オレンジワイン 復活の軌跡を追え!』を2020年3月16日に発売いたしました。
昨今のワインブームのなかで、自然派ワインにつづいて人気急上昇しているのが「オレンジワイン」。
スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインに続く、第4のカテゴリーとしても、世界中で注目されていて、ガイドブック常連のレストランでもオレンジワインがそのワインリストに採用され、オレンジワインを造ってみたいと挑戦するワイン生産者も、世界中に数多く出てきています。
じつは、現在我々がふつうに飲んでいるスパークリング、白、赤のどのカテゴリーよりも、もっとも古い歴史をもつ「オレンジワイン」。
歴史、造り方、楽しみ方などあらゆる角度から、オレンジワインを解説したのが本書です。
著者のサイモン・J・ウルフは、オレンジワインに出会ったことをきっかけに、IT業界でのキャリアを捨て、現在のオレンジワインブームを生んだイタリア・フリウリ地方とジョージアという2つの震源地をはじめ、7年にわたり各国を渡り歩いてオレンジワインを飲み尽くしました。
そんなウルフが書き下ろした、オレンジワイン愛に満ち溢れたストーリーは、読み応え満点!
産地や生産者の写真も豊富に掲載、オレンジワインの基礎知識がわかるコラムも満載です。豊富なカラーページ(208ページ)で紹介し、ワインファンには、必携の1冊です。
著者であるサイモン・J・ウルフへのメールインタビューも調整可能です。お気軽にお問合せください。
【本書の構成】
・イントロダクション
オレンジワインが注目されることになった経緯を中心に、そのバックグラウンドが語られます。
・フリウリ&スロヴェニア
オレンジワインが注目されるきっかけになった産地が、この2つの産地です。じつは、この2つの産地は、かつては1つの産地でした。
2つの世界大戦によって、資本主義による政権が生まれたイタリア側(フリウリ)と、共産主義に支配されたスロヴェニア側に分断され、古くから続いてきたオレンジワイン造りの文化も途絶えてしまいます。この章では、2つの産地でのオレンジワイン復活のストーリーが描かれます。
・ジョージア
8000年前、世界で最初にワイン造りが行なわれていた国とされるのが、ジョージアです。ここでも古くからオレンジワインが造られており、キリスト教の布教とあいまって独特のワイン文化が継承されてきました。
しかし、ここでも世界大戦の爪痕が大きく残ってしまいます。ソヴィエト連邦による、ジョージアワインへの搾取が始まります。そして、オレンジワインはここでも別のかたちで復活を遂げるのです。
・大西洋を越え、さらに向こうへ
フリウリ、スロヴェニアや、ジョージアでのオレンジワイン造りの復活は、各国のワイン生産者のクリエイティビティを刺激します。本章では、各国へのオレンジワインの波及について語られます。
・筆者が選ぶオレンジワイン生産者
世界21カ国193軒のオレンジワイン生産者についてのデータを収録。
日本語版発売に合わせ、著者ウルフが日本のオレンジワインも取材。日本のオレンジワインの記事も収録しています。
【著者プロフィール】
サイモン・J・ウルフ/Simon J Woolf
イギリス生まれ。ワインを中心とした、ドリンク全般の評論家。ワインの魅力に取りつかれ、2011年、オンラインワインマガジン『The Morning Clalet(ザ・モーニング・クラレット)』を立ち上げ、執筆を始める。自らのオンラインマガジンでは、有機農法やバイオダイナミクスによるアルティザン系自然派ワインに特化して情報を発信。その他、ワイン雑誌『デキャンター』など専門誌にも寄稿。現在はアムステルダムを拠点に取材・執筆活動を続けている。
【監訳者プロフィール】
葉山考太郎(はやま・こうたろう)
ワインライター、ワインスクール「アカデミ・デュ・ヴァン」講師、翻訳学校「フェローアカデミー」講師。おもな訳書に『パリスの審判』(日経BP社)、『ブルゴーニュ大全』(白水社)など。著書に『30分で一生使えるワイン術』(ポプラ社)、『今夜使えるワインの小ネタ』(講談社)など。
【書誌情報】
『オレンジワイン 復活の軌跡を追え!』
著者:サイモン・J・ウルフ/Simon J Woolf
発売:2020年3月16日
仕様:B5判/296ページ
定価:本体価格3,000円+税
発行:美術出版社
ご購入はこちらhttps://www.amazon.co.jp/dp/4568431166