フェアトレードをもっとたくさんの人へ

麗澤 -Reitaku-のプレスリリース

麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本 卓三)は、生徒たちがフェアトレードで取引されたコーヒーを使用して、オリジナルにデザインしたドリップバッグを作成しました。

2018年11月からフェアトレードについて学んだ生徒たちは実際にフェアトレードでコーヒーを仕入れ、保護者会や入試等の校内イベントにおいて販売するという活動を行ってきました。元バリスタという異名を持つ教員が監修のもと、生徒たちがハンドドリップで淹れたものを合計1,000杯以上販売し、多くの人に「コーヒー」と「自分たちの想い」を届けてきました。

コーヒー豆は特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事:大西健丞 本部:広島県神石高原町)のフェアトレードで取引された東ティモールのものです。その豆を柏市にある「自家焙煎珈琲 茶珈香」に焙煎をしていただいています。

生徒たちは活動を通して「フェアトレード」という仕組みや言葉がまだまだ社会に浸透していないことを実感しました。その中で、「この場に来れない人にもこのコーヒーを届けることできないだろうか」と考え始め、活動と議論を積み重ねいくうちにその想いはより強くなり、「ドリップバッグならそれが可能ではないか」という結論に至りました。入念な打ち合わせを行い、手書きでデザインを作成し、完全オリジナルデザインのドリップバッグを完成させることが出来ました。コーヒー豆は1種類ですが、デザインは全部で7種類あり、それぞれに生徒の想いが詰まっています。

生徒たちは「このドリップバッグがたくさん人に届き、より多くの方々に自分たちの想いが届いてほしい」と願っています。

今後もドリップバッグは各種イベントや保護者会、入試等で配布・販売を予定しています。

オリジナルデザインのドリップバッグと生徒たち

【ドリップバッグ概要】
■ドリップバッグ製造者:株式会社三洋産業
■焙煎所:自家焙煎珈琲 茶珈香 代表 工藤貴正
http://chakaka.net/
■コーヒー豆生産国:東ティモール
■取引先:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(https://peace-winds.org/

【担当教員のプロフィール】
瀧村 尚也(たきむら なおや)
担当科目:地歴公民科  
千葉県松戸市出身。法政大学卒業。2018年にバリスタから教員に転身、麗澤中学・高等学校で教鞭を執る。

麗澤中学・高等学校について】
麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。
 

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