~新型コロナウイルスの影響で加速した「節約志向」、「健康志向」はトレンドとして定着へ~「新ジャンル」、「糖質オフ・ゼロ系ビール類」の5月販売数量は前年比約1割増

キリンビール株式会社のプレスリリース

キリンビール株式会社(社長 布施孝之)は、「新ジャンル」、「糖質オフ・ゼロビール類」の5月販売数量が、前年比約1割増となりました。またクラフトビール缶商品も、前年比約8割増と大幅に伸長しました。

 当社調査によると、3月以降の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出自粛による運動不足から健康志向が高まり、ビール類でも糖質・糖類、プリン体などが少ない商品へのニーズが高まっています。また先行き不安から低価格帯商品の選択傾向も強くみられ、さらに「安くてもおいしい」、「安くても満足度の高い」商品へのニーズも高まっています。

 当社は、“モノづくりのこだわり”と強みである“技術力”で、主力商品である「淡麗グリーンラベル」や「本麒麟」などのおいしさを常に進化させるとともに、商品価値が伝わる広告と店頭を連動させる取り組みを継続してきました。この取り組みとコロナ禍のトレンドが合致し、5月の販売数量は「おいしさ」と「いいオフの世界観」を好評いただいている「淡麗グリーンラベル」が約1割増、糖質オフ・ゼロ系ビール類全体※1でも約1割増となりました。また「本格的なうまさ」と「品質の良さ」で好評いただいている「本麒麟」は前年比約4.5割増、新ジャンル全体でも約1割増となりました。

 同時に「外飲みができない分、家飲みを充実させたい」というニーズも顕在化してきており、当社クラフトビールの缶商品※2も、5月の販売数量が前年比約8割増と大幅に伸長しました。

※1 「淡麗グリーンラベル」「淡麗プラチナダブル」「キリン のどごしZERO」「キリン 濃い味<糖質0>」
※2 「グランドキリン IPL」「グランドキリン IPA」「グランドキリンWHITE ALE」
    「ブルックリンラガー」「ブルックリンサマーエール」

 当社は、ビール類の“おいしさ”を常にブラッシュアップさせていくことで、お客様の生活に豊かなひとときを提供していきます。

■新型コロナウイルスによるビール類トレンド変化
①節約志向・健康志向

 当社が4月に実施した調査※3で「自宅で消費するビール類の傾向の変化」を聞いたところ、「節約」や「収入減」などの理由から、17%の方が「価格の安いもの」を購入するようになったと回答しました。選択理由に「低価格でも満足できる物を見つけたので」、「第3のビールでも普通のビールに劣らないおいしさになった」というコメントも多いことから、低価格な中でも、味覚の評価が高く安心感のある定番新ジャンル商品へのニーズが高まっていると考えられます。
 また「健康を意識するようになったから」「運動する機会が減ったから」、「糖質オフの味が、良くなってきたから」などの理由で、18%の方が「糖質・糖類の低いもの」を選ぶようになったと回答しました。 

 5月に実施した調査※4で「新型コロナウイルス感染拡大期に購入したビール類商品で、ウィズコロナでも購入したいもの」を聞いたところ、「価格の安いビール類」は32%、「糖質・糖類の低いビール類」は24%と高い支持を集めました。節約志向による新ジャンル商品や、健康志向を背景にした糖質オフ・ゼロ系ビール類の好調トレンドは、今後定着していくものと考えられます。

※3 インターネット調査:対象全国20歳以上の男女 有効回答数 13,255名
              調査期間:2020年4月25日(土)~4月29日(水)
※4 インターネット調査:対象全国20歳以上の男女 有効回答数 7,516名
              調査期間:2020年5月23日(土)~5月27日(水)

②クラフトビールへのニーズの高まり

 5月に実施した調査で「新型コロナウイルス感染拡大期に購入したお酒で、ウィズコロナでも継続して購入したいもの」を聞いたところ、国内ビール類での数量シェアが1%程度(当社推計)の「クラフトビール」は、7%の方が継続して購入したいと回答しました。理由は「外飲みできない分、自宅で楽しみたいから」「(クラフトビールは)さまざまなビールが楽しめるから」、「外で飲んでいたクラフトを家でも飲んでいる(飲みたい)から」などでした。節約志向と合わせて、高価格で個性的なクラフトビールへのニーズも伸びており、消費の二極化がみられます。

 キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。
 

今、あなたにオススメ