株式会社日田天領水のプレスリリース
今回の研究では、大分県の日田盆地から採水される天然ミネラルウォーター「日田天領水」を経口摂取した被検者と、市販のミネラルウォーターを経口摂取した被検者を対象に、12週間に渡り比較試験を実施。その結果、「日田天領水」を飲用した被検者は、飲用していない被検者と比較して、目視診断でアトピー性皮膚炎の症状改善が確認できました。また皮膚の内部では、皮膚炎の悪化を抑止する皮膚バリア機能に関与する角層水分量の増加、皮膚炎を悪化させる原因になる酸化ストレスを表す8-OH-dG(DNA酸化損傷マーカー)の減少が証明されました。
また、この臨床実験の結果をもって医師115名を対象にアンケート調査を行ったところ、81.7%が「アトピーへの有用性が期待でき、積極的に摂りたい水だ」と回答したほか、角質水分量の改善、かゆみや乾燥感の改善にも8割以上が「効果を期待できる」と回答。「日田天領水」に対する期待の高さを感じられる結果となりました。
今回の臨床実験を踏まえて、引き続き天然ミネラルウォーター「日田天領水」の長期飲用が人体に与える有益性を科学的、医学的に検証することによって、「日田天領水」をご愛用のお客様の暮らしをより豊かにできるのではないかと考えております。
今後の取り組みに、ぜひご期待ください。
■臨床実験の概要
試験機関:一般財団法人日本臨床試験協会(JACTA)
試験総括責任医師:宮田晃史氏(日本橋エムズクリニック 院長)
実施期間:2019年11月~2020年2月
被検者の人数:28名
■被検者の選定基準
①年齢20歳以上59歳以下の健康な日本人女性
②軽度のアトピー性皮膚炎がある者
③肌の乾燥に悩む者
※ただし、下記に該当する者は除外する
①重症のアトピー性皮膚炎患者
②ホルモン補充療法を受けている者
③妊娠中、授乳中の者
④試験結果に影響する可能性があると思われる薬を服用または塗布している者
⑤試験結果に影響する可能性があると思われる健康食品を日常的に摂取している者
⑥被験部位に影響を与えるような美容医療の経験がある者
⑦被験品成分によりアレルギー症状を示す恐れのある者
⑧試験総括責任医師が適切でないと認めた者
■臨床実験の方法
無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較
試験品(日田天領水)を摂取する摂取群と、プラセボ群(市販の天然ミネラルウォーターを摂取)を設定。12週間、毎日1.0リットル以上を経口摂取(飲みきれない場合は調理使用、罹患部位の洗浄と塗布に使用可)。飲用期間終了後に摂取群とプラセボ群の皮膚症状の診察や皮膚成分の分析を行い、比較する。
天然ミネラルウォーター「日田天領水」を経口摂取した摂取群の被検者について、手、腕、足、肩などの皮膚症状を目視診察したところ、一部の被検者に皮膚炎や皮膚の乾燥症状の改善が見られました。
(下記画像について大きな画像をご希望の方は広報部までご連絡ください)
臨床実験開始前の状態を基準として、12週間後に医師による各被験者の皮膚炎状態の評価を行い、開始前からの変化を「-3:著効」「-2:有効」「-1:やや有効」「0:不変」「1:増悪」の5段階でスコア付けしました。その結果、日田天領水を摂取した試験品群の被検者では、有意に改善が見られました。加えて、被検者へのアンケートでも試験品群の被検者では、「かゆみ」「乾燥感」「ヒリヒリ感」「日常的な動きで感じる痛み」などの指標において、臨床実験実施前後の改善差を確認することができました。
■角質水分量の評価
肌の角質に含まれる水分量は、肌の乾燥具合に影響する指標です。日田天領水を摂取した試験品群の被検者では、一般のミネラルウォーターを摂取したプラセボ群の被検者と比較して、角層水分量評価で明らかな水分量の上昇が見られ、肌の乾燥を抑止する肌の保湿効果が確認されました。
皮膚炎症状を悪化させる要因となる肌の酸化ストレスを定量的に評価する指標「8-OH-dG(DNA酸化損傷マーカー)」について、日田天領水を摂取した試験品群の被検者と一般のミネラルウォーターを摂取したプラセボ群の被検者を比較したところ、試験品群の被検者について「8-OH-dG」の値が減少する改善効果が確認されました。この「8-OH-dG」の値が低いほど、肌に対する酸化ストレスが少ないことを示しています。
今回の臨床実験について、医師115名を対象にアンケート調査を行った結果、81.7%が「アトピーへの有用性が期待でき、積極的に摂りたい水だ」と回答。また、83.5%が「角質水分量の改善に効果がある」、82.6%が「かゆみの改善に効果がある」、81.7%が「かゆみ・乾燥感の改善に効果がある」と回答しており、日田天領水を摂取した試験品群の被検者の症状改善、肌の成分改善を評価していることがわかりました。