食の世界でつながる“輪” を体感する美味なる新プロジェクト 世界初リモート・レストラン「rimo-res(リモレス)」2020年6月25日(木)スタート!

一般社団法人APバンクのプレスリリース

一般社団法人APバンク(本社:東京都渋谷区、代表理事:小林武史、以下「ap bank」)では、コロナ禍に苦しむ方々への支援策として、医療従事者などへマスクを無料配布する『PROTECT to U』や第1時産業生産者を支援するウェブサイト『Great Farmers to Table』の開設などを行ってまいりました。そしてこのたび、飲食業界への支援プロジェクトとして新たに『rimo-res(リモレス)』を立ち上げます。
 

【サービス内容】

『rimo-res(リモレス)』とは<リモート・レストラン>の略です。

これは、調理済品の通販ではなく、単なる食材セットでもありません。シェフが信頼する生産者の食材を使ったレシピを考案し、その料理に合わせた食材をご自宅にお届けします。それをシェフ自身がレクチャーするレシピ動画をみながら調理すればご家庭で厳選食材を使った一流レストランの味を楽しむことができるというもの。これらのレシピはシンプルながらも、シェフが持つ根源的な美味しさへのアプローチはお店で食べるメニューと同等。しかもここで使われている食材はすでに生産者支援サイト『Great Farmers to Table』で紹介されているものを中心にシェフが信頼を置く生産者の選び抜かれた品質のものばかり。つまり、シェフの目利きによる一般にはなかなか流通することのないプロ食材の“ 仕入れ” も擬似体験することにもなります。

「彼ら(生産者)がいないと僕ら(シェフ)も存在しえないですからね」(原川氏)
この言葉どおり、シェフと生産者には深い信頼をともなった関係があります。シェフがどのような思いで食材を選んでいるのか。生産者がどのような思いで食材を育んでいるのか。このプロジェクトではあなたがキッチンに立って食材の皮を剥いたり火を入れたりすることでその豊かな食の循環を実際の手ざわりとして体感することができるのです。そしてもちろん頑張ったあとにはもれなく口福も。美味なる新プロジェクトのスタートです。
 

 


>>>>>>>>支援のかたち
コロナ禍のいまだからこそ見つめ直す食のありかた

コロナ禍の緊急事態宣言における対応では、飲食店業の営業自粛や学校給食の停止などをはじめ、食にまつわる業界はさまざまな打撃を受けました。
ap bankではこれまで、まず農家や酪農家など一次産業生産者を支援すべく、サイト『Great Farmers to Table』を立ち上げ、同じ苦い立場であるシェフの方々から推薦をいただく形で優れた生産者をみなさまに紹介してきました。しかし一方、宣言解除後の現在も飲食店業では、安全面への配慮により席を間引くなど縮小営業による影響が続いています。

そこで、生産者とシェフの豊かな食のつながりへの支援を一歩進めた形でみなさまにお届けし、シェフのみなさまにお店の営業以外での収入を少しでも得ていただくために、この『rimo-res( リモレス )』 を考案いたしました。当プロジェクトの<食の循環>というテーマにご賛同いただきましたシェフのみなさまにご参加いただいております。わたしたちの生活に不可欠である食の世界をコロナ禍のいまだからこそ見つめ直し、より豊かな形を模索していく。このプロジェクトがそのような足がかりのひとつとなればと考えています。

※なお ap bank は当プロジェクトの運営のみを担い、販売に於ける利益はいっさい得ておりません。
 

 

the Blind Donkey (ザ・ブラインド・ドンキー/東京 神田)
気さくな雰囲気のなかに深い思想が見え隠れする自然派レストラン。旬であること、オーガニックであることにこだわりながらいたってシンプルに食材の力を伝える潔いまでのその料理からは卓越した技とともにさりげない芸術性を随所に感じさせてくれる。

原川慎一郎シェフ/ Shinichiro Harakawa
「La Madeleine」(フランス、当時2ツ星)、「uguisu」(三軒茶屋)のシェフを経て、2012年、目黒に「BEARD」をオープンし話題となる。「Nomadic Kitchen」などの活動の傍ら、定期的なインターンシップを重ねていたアメリカ・バークレーにあるアリス・ウォータースの「Chez Panisse」の元総料理長であるジェローム・ワーグとともに、 2017年、東京 神田にレストラン「ザ・ブラインド・ドンキー」をオープン。

 

Quindi (クィンディ/東京 代々木上原)
代々木上原で人気を博すイタリアンレストラン。ダイレクトに熱気を感じるオープンキッチンから提供されるメニューは生産者と食材に寄り添う揺るぎない自信が感じられるものばかり。 店内には物販スペースも併設され、ずらりと並ぶワインや食材などからも食文化への意識の高さがうかがえる。

安藤曜磁シェフ/ Yoji Ando
鳥取県出身。8歳のとき兄が学校で習ったスクランブルエッグを一緒につくったことで料理に関心を待つように。高校卒業後は大阪の調理師学校に進学。在学中から京都のイタリアンで勤務し、その後、都内のイタリアンで料理長を務めるなどキャリアを積む。2018年3月、Quindi立ち上げにシェフとして携わる。

 

il Pregio (イル プレージョ/東京 代々木上原)
岩坪氏がオーナーシェフを務める代々木上原のイタリアンレストラン。『Gault&millau』掲載やミシュラン1つ星獲得などその繊細で緻密な技法と食材は世界からの折紙付き。洗練された空間でシェフの敬意と愛情が込められた逸品を楽しむ大人の名店。

岩坪滋シェフ/ Yutaka Iwatsubo
辻調グループ・エコール辻東京を卒業後、アクアパッツァ日高良実氏に師事。 1998年〜2003年まで在籍し、素材を生かしたイタリア料理を学ぶ。2003年〜2006年、イタリア本国で修行。「リストランテ フリポー(ピエモンテ州)」、「トッレ デル サラチーノ(カンパーニァ州)」、「ラ ペーカ(ヴェネト州)」等、北から南・シチリア・サルデーニァの島々まで、イタリア全土に渡って研鑽を積む。帰国後、南青山「クッチーナ カッパス」料理長に就任。中目黒「リストランテ カシーナ・カナミッラ」料理長を経て、2012年10月5日、 代々木 上原「イル プレージョ」オーナーシェフとなる。
「ミシュランガイド東京」2014年版・2015年版で一ツ星を獲得。「ゴ・エ・ミヨ」2019年、2020年連続で3トックを獲得。

 

 

姉妹サイト:
「 Great Farmers to Table (グレートファーマーズトゥーテーブル)」 
このプロジェクトは、 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や飲食店の営業自粛要請により飲食店向けの生産物の出荷ができなくなった食の生産者と、 外出・外食を自粛し宅内での生活を余儀なくされている消費者とをマッチングするものです。 飲食店のシェフの協力を得て、普段お店で使っている食材の生産者の情報を載せたポータルサイトをap bankの運営により2020年4月からスタートしています。
【ポータルサイト】  http://greatfarmerstotable.com

 

<一般社団法人 APバンクについて> 
小林武史、櫻井和寿、坂本龍一によって2003年に設立された非営利組織。自然エネルギーをはじめとした環境プ ロジェクトへの融資をはじめ、屋外で音楽を聴きながら環境問題を考える場として音楽イベント「ap bank fes」を静岡県のつま恋にて開催するなど様々な活動を行う。
2011年には東日本大震災支援のために宮城県石巻市にボランティアベースを設置。災害復興ボランティアの派遣 や30箇所以上での炊き出しなど6ヶ月近く支援活動を行った。震災復興支援の一環として、 2016年のプレイベン トを経て、2017年から宮城県石巻市・牡鹿半島にて総合芸術祭「リボーンアート・ フェスティバル」を開催。アート・食・音楽の3つを軸としたこの芸術祭では、日本各地から集まったシェフ、料理人と石巻のシェフ、料理人が一緒になってメニューを作るなど様々な「食」の仕掛けも行われた。 APバンクの「AP」は「Artists’ Power」の「AP」と「Alternative Power( オルタナティブ・パワー )」の2つの意味が込められている。
【ホームページ】 http://www.apbank.jp

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