新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に対するコカ·コーラシステムの対応 リサイクルPET素材を用いた簡易フェイスシールドの医療機関等への無償提供について

日本コカ・コーラ株式会社のプレスリリース

 このたびの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された方々にお見舞い申し上げます。また治療や感染拡大防止のために日夜努力されている医療従事者の皆様、政府・自治体・公共機関の皆様、また活気ある日常を取り戻すべく活動されているすべての皆様に、あらためて最大限の敬意と感謝を表します。

 日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)と、全国5社のボトリング会社等で構成されるコカ・コーラシステムは、リサイクルPET素材を応用した簡易フェイスシールド約11,000枚を製造し、公的団体を通じ全国の医療機関などへ寄贈を開始しました。また同時に、システム各社において対人接触が必要な日常業務などで活用する予定です。

 

 

 このたびの世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いPETボトル飲料の持つ衛生面でのメリットが見直される一方で、リサイクルPET素材を活用した製品の流通にも影響が出ており、日本国内において根付きつつある資源循環サイクルの停滞も危惧されています。コカ・コーラシステムは日本国内において2019年度実績で「ボトルtoボトル(※1)」の比率を約21%にまで高めるなど「容器の2030年ビジョン」に基づく「廃棄物ゼロ社会」実現への取り組みを継続しておりますが、こうしたスキームも多くのお客様、自治体、民間企業の協力によって成り立っています。このたび製造するフェイスシールドが医療従事者の皆様やシステム従業員の健康・安全管理をサポートすると同時に、プラスチック資源循環の側面からリサイクルPET素材の製品化における幅広い可能性を示唆する事例となれば幸いです。

 なおこのたびの簡易フェイスシールド製造は、国内で回収された使用済みPETボトルをリサイクルした素材を用い、ウツミリサイクルシステムズ株式会社(本社:大阪市中央区)の協力によって実現しました。本品は公的団体を通じ、医療機関などへの無償提供を予定しております。個人の方への販売や、医療機関様への直接のご提供はいたしかねますのでご了承ください。

※1 「ボトルtoボトル」とは、使用済みPETボトルを回収・リサイクル処理したうえで、PETボトルとして再生し、飲料の容器として用いることです。

Refresh Japan こんなときこそ、コカ·コーラにできること。
 日本のコカ·コーラシステムは、日常生活に必要不可欠な飲料を製造販売する企業群として、新型コロナウイルスの感染拡大防止と、お客様、従業員、お取引先様の健康の確保に必要な措置を講じながら、安心・安全な製品の安定供給に努めております。引き続きその責任を果たしながら、「Refresh the World. Make a Difference. (世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。)」の事業目的にのっとり、地域社会にとって必要とされる支援を継続的に検討・提供してまいります。
 コカ·コーラシステム従業員一同、一日も早い事態の終息と、活気ある日常が戻ることを願っております。私たちの取り組みについては、以下のサイトをご参照ください。
https://www.cocacola.co.jp/press-center/covid-19-actions

コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発をおこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社(コカ・コーラ ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドのほか、「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。

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