「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2020」選定

アサヒグループホールディングス株式会社のプレスリリース

 アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 小路明善)は、経済産業省と東京証券取引所が実施する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2020」に選定されました。

 

 近年、デジタル技術を前提としたビジネスモデルの抜本的な変革により、新たな成長・競争力強化につなげていく「デジタルトランスフォーメーション(DX)」がグローバルな潮流となっていることから、本年より、過去5年間実施してきた「攻めのIT経営銘柄」が、DXに焦点をあてた「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」に改められました。
 アサヒグループホールディングスは、2015年に「攻めのIT経営銘柄」に選定されて以来、本年で6年連続での選定となっています。
 今回は、2019年に策定した「ADX戦略モデル〈Asahi Digital Transformation〉」が計画的に実行されていることに加え、「AIとVR技術を連動させた商品パッケージデザイン生成の高度化」をはじめとする様々なDXの取り組みが評価されました。

<評価のポイント>
■「ADX戦略モデル<Asahi Digital Transformation>」を計画的に実行
・アサヒグループでは、DXをグループ経営理念「Asahi Group Philosophy」に基づき、各事業会社の“稼ぐ力の強化”“新たな成長の源泉獲得”“イノベーション文化醸成”のための成長エンジンと位置付けています。
・2019年に「ADX戦略モデル<Asahi Digital Transformation>」として体系化し、10個の戦略テーマを中心にした「ADX戦略マップ」を計画的に実行しています。
・従来からの既存業務の高度化・効率化を目的とした施策に加え、既存事業の拡大、新規事業の創出を強化するため、2020年4月に新組織VC(Value Creation)室を設置しました。ADX戦略モデルをベースに進化・発展させていきます。

■ADX推進に関連するシステム構築事例
・「AIとVR技術を連動させた商品デザインパッケージ生成の高度化」
 「AIクリエーターシステム」・「VR商品パッケージ開発支援システム」

消費者のトレンド情報や素材を機械学習させると同時に、主観に左右されない客観性のある商品パッケージデザイン案を生成するためのAI技術「AIクリエーターシステム」を開発しました。これと並行して、パッケージ開発高度化を目的とした架空商品棚を再現するための「VR商品パッケージ開発支援システム」を開発しました。この2つの新技術を連動させることで、消費トレンドの把握から商品開発までの開発工程において高速化・高度化を目指します。

・グループ顧客データ分析基盤最適化プロジェクト

国内の酒類・飲料・食品事業の各社で保有している顧客データ※をグループ横断で活用し、それらを元にした消費者行動を分析・蓄積することで、消費者のライフステージに寄り添ったコミュニケーション関係を構築することを目的とした「Digital Experience Platform」の構築プロジェクトを進めています。
各社の会員属性データやキャンペーン応募状況、店頭の購買情報などを分析し、マーケティング活動に活用することで、商品やイベント、サービスなどにおいて、顧客に新たな価値を提案できる体制を目指します。また、同プロジェクト内おいて、個人情報保護法の改正に合わせ、データガバナンス体制強化にも取り組んでいます。
※個人が特定できる情報ではありません。

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