インドネシアでカカオ開発を行うフーズカカオ株式会社が1回目の輸入を完了!国内で初めて8種類の発酵違いカカオ豆をWebサイトにて提供開始

フーズカカオ株式会社のプレスリリース

フーズカカオ株式会社は「農園開発」×「お菓子開発」を標榜しており、国内ではまだ流通量の少ない高品質なカカオ豆を今回自社で開発しインドネシアから輸入しました。2018年3月からインドネシアスラウェシ島南スラウェシ州エンレカン県の農園で20回を超える発酵を繰り返し行い、国内に輸入したカカオ豆17種類のうち8種類を発酵違いカカオ豆として今週から提供開始しました。
 

農園のあるエンレカンの自然に囲まれた風景(標高約1000m)

 

販売単位は1kgまたは10kgとなります。

発酵違いのカカオ豆販売ページ

風味を楽しむチョコレート文化の普及

ワインやコーヒーが「生産国」「産地」「品種」「時期」の違いで風味の違いを楽しめるようにチョコレートでもカカオ豆の違いによって風味の違いを楽しむことができます。

チョコレート業界はこれまで、各国のカカオ豆をミックスさせることで味の均一化、安定化を図ってきました。
そのため、従来のチョコレートは「ミルク」か「ブラック」か「甘い」か「苦い」かという楽しみ方でした。

しかし昨今、Bean to Barと呼ばれる「カカオ豆からチョコレートまで一貫してつくりあげる製法」が普及しカカオ豆の選定からこだわるチョコレートメーカーが増えました。その結果、「国ごとのカカオ豆をミックスさせない場合にどういう違いがあるのか?」を楽しむBean to Barの文化が普及しました。

 

多くのBean to Barは小さなマシンでカカオ豆を精錬する(磨砕開始時)

「発酵違い」を打ち出した背景

日本国内では国や地域違いでカカオ豆を楽しむ文化は普及しつつありますが単一地域での発酵違いカカオ豆の供給を行う事業者はありませんでした。

そのため、消費者の方は国ごと地域ごとに風味が違うということは理解できてきましたが、まだ「一つの農園の中でも風味が大きく変わるという事実」を実感できていないのではないか、ということを感じていました。

フーズカカオは国内チョコレート文化の更なる深化の一助のために、発酵させたカカオ豆をあえて「ミックス」させず「発酵違い」のまま提供いたします。
 

カカオ豆の紹介ページ
https://www.whosecacao.com/cacaobean

 

カカオ豆の販売サイト

https://whosecacao.shop

フーズカカオからのメッセージ

一年前はエンレカンのカカオ豆も他の地域と全く同じ品質で同じ価格のコモディティと一緒くたにして扱われていました。

 

わたしたちは現在、農園で農家の方や現地パートナーと居をともにしてカカオの開発を行なっています。「他の地域や農家がつくれない品質の高いものをつくりたい」というモチベーションの高い農家さんや優秀な現地パートナーと出会い、パートナーシップを組みビジネスとして設備投資、取引することで継続性のある活動を目指しています。

 

これまでの均質化されたチョコレートではない、「国、地域、農家ごとに違う品質がある」という事実をよりリアルに伝える手段の一つとして「発酵違い」のカカオ豆を今回はそのまま輸入しました。

これらの素材の使い方は作り手の方々次第ではありますが、「一つの農園のカカオ豆だけでもこれだけの違いがつくれる」という思いを私たちはこの商品にのせました。チョコレートだけではなく焼き菓子や料理、お酒と合わせるなど幅広い楽しみ方でご利用いただければ嬉しいです。


わたしたちはこれからもカカオ農園と日本の食産業がより近い関係性を築けるよう尽力します。
 

農園のあるエンレカンの神秘的な風景(標高約1000m)

会社概要
社名:フーズカカオ株式会社(Whosecacao,Inc.)
代表:福村 瑛
事業内容:テクノロジーを活用したカカオ豆の開発、製菓材料卸売、菓子商品販売

URL:https://www.whosecacao.com
本店住所:渋谷区渋谷2丁目6-6 Good Morning Building201
物流拠点:神奈川県横浜市神奈川区東神奈川2-40-9 東神奈川クインビル 304号室

 

SNS
Instagram:https://www.instagram.com/whosecacao/
Twitter:https://twitter.com/Whose_Cacao

Facebook:https://www.facebook.com/Whosecacao

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