アサヒビール株式会社のプレスリリース
① 愛知県豊田市の間伐材を使用したご当地オリジナル「森のタンブラー」販売
・10月24日と25日に愛知県豊田市の県道豊田市停車場で開催する「Toyota Street Market」において、豊田市の間伐材を使用した「豊田の森のタンブラー」を限定販売します。地域の余剰有機物を活用したご当地オリジナルの「森のタンブラー」を販売するのは今回が初めてです。
・この「豊田の森のタンブラー」の原材料には、豊田市の間伐材を活用して木工製品を製造する過程で発生した“おがくず”を使用しました。タンブラーの正面中央には「Toyota Street Market」のロゴを印字しています。販売するタンブラーの大きさは2種類で、それぞれ大:490mlと小:250mlです。
・「Toyota Street Market」は愛知県豊田市の一般社団法人TCCM(トヨタシティセンターマネジメント)が運営するマーケットのひとつです。今回、“環境配慮”や“地産地消”をテーマにしたマーケットを開催することで、豊田市中心市街地のにぎわい創出や活性化を目指します。
② 米国大使館が「森のタンブラー」をイベント参加者に配布
・11月から米国大使館が主催するアメリカ留学や英語学習の促進イベントでノベルティとして「森のタンブラー」を配布します。
・米国大使館は米国の大学の担当者による留学説明会や、外交官を学校へ派遣する取り組み、英語でのディスカッションイベントなどを定期的に企画・開催し、参加者へ記念品を配布しています。今回、「森のタンブラー」は環境に配慮したエコカップである点が高く評価され、記念品として採用されました。
・配布する「森のタンブラー」には、米国大使館のロゴと「Education USA」のロゴを表面と裏面にそれぞれに印字することで、イベント後も参加者が環境問題や英語学習、アメリカ留学について考えるきっかけを作ります。
<「森のタンブラー」について>
・「森のタンブラー」は、“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目標とし、“使い捨て”しない飲料容器として開発したエコカップです。
・当社とパナソニック(株)は2019年7月から、パナソニック(株)が開発した「高濃度セルロースファイバー成形材料」を原材料とした「森のタンブラー」のテスト販売を開始しました。本材料はナノ~マイクロに微細化されたパルプ成分を55%以上含有する新開発の樹脂です。間伐材などの木材から精製したパルプを主原料としているため、廃棄する際にも紙製品として分類することができ、プラスチックごみ削減への寄与を期待できます。
・2019年は、企業・行政・消費者団体と協業し、「GAMBA EXPO 2019」「B-1グランプリ in明石」「つくばクラフトビアフェスト2019」などの様々なアウトドアイベントで累計約1万個を展開しました。これにより、使い捨てプラスチックカップを約3万個削減したと見込むと、プラスチックゴミが約0.3t、CO2が約2.1t削減された計算となります。
・2020年は、「森のタンブラー」の新たなラインアップとして、アサヒビール(株)が広島県に所有する社有林「アサヒの森」の間伐材を原材料とした「森のタンブラー HINOKI」と、グループ会社であるアサヒビールモルト(株)の副産物(加工する際に発生する廃棄物)である焙煎麦芽粉末を原材料とした「森のタンブラー MUGI」をそれぞれ発売しました。
・現在、「森のタンブラー」は、ECサイト「森タン公式ショップ」をはじめ、RELIFE STUDIO FUTAKO(リライフスタジオ フタコ)、ベータ(b8ta)新宿マルイ、パナソニックセンター大阪、ふたこビール醸造所などで販売しています。
CO2排出量増加による気候危機および海洋プラスチック問題といった社会問題に対応するため、欧州やアジア各国を中心に、使いてプラスチック容器を禁止する法規制が広がっています。日本でも、本年7月よりプラスチック製買物袋の有料化が全国で実施され、使い捨てプラスチック問題への関心がさらに高まっています。
アサヒビール(株)は、「森のタンブラー」を、日本における脱・プラスチックの取り組みにおけるモデルケースとして、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、アサヒグループが掲げる“楽しい生活文化の創造”を目指します。
■ 「森のタンブラー」公式 SHOP https://mori-tan.stores.jp
■ Future Tide https://futuretide.jp/