”コロナに負けない”志布志市産茶を活用した町おこし「新・志布志ベン茶ー宣言」。農商工一体となって未曾有の経済危機から脱却を目指します!

一般社団法人志布志市観光特産品協会のプレスリリース

 志布志市観光特産品協会は、平成29年に鹿児島県志布志市内のお茶・焼酎の普及・振興に寄与する為、お茶の生産者・商工・観光事業者が中心となり「志布志ベン茶ー宣言」を行い、各種活動を行いました。
 現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、志布志市内の産業・経済は非常に厳しい状況に置かれております。
 この危機的状況に、「志布志ベン茶ー宣言」の原点である農林水産業者を中心に、加工事業者・商工観光業者が一体となり、地域活性化の為の「ワンチーム」の精神を継承し、更に拡大・強化を図ることでコロナ感染拡大の収束を見据え、その後のV字回復を志布志市全体で目指す為、「新・志布志ベン茶ー宣言」として、農林水産物のPRに愚直に取り組んで参ります。

■「しぶし茶」の特徴
 古くは享保11年(1726年)に志布志市有明町でお茶が生産された記録があり、約300年の歴史あるお茶の名産地「志布志市」。全国2位の生産量を誇る鹿児島県の中でも、南九州市に次ぐお茶の一大産地となっています。
火山灰の土壌が保水と水捌けに優れ、平坦地で機械化が進めやすかったこともあり、昭和40年代前半から茶業が本格的に大規模化し、志布志市の名産品として「しぶし茶」がブランド商品になりました。
 そんな「しぶし茶」の最大の特徴は、お茶の品種が豊富なこと。
 下の円グラフは全国と志布志市の栽培品種割合を比較しています。全国では育てやすく高品質な「やぶきた」が7割以上を占めていますが、品種が偏ることで収穫時期が短い期間に集中し、摘み遅れによる品質の低下や、過重労働などのデメリットを生んでしまいます。一方、志布志市では早生〜晩生まで様々な品種を作って旬の時期を分散することで、収穫しやすく、品種を調合することで色・味・香りのバランスを保ち、良質なお茶づくりを次世代へ継承しています。

■「志布志ベン茶ー宣言」で誕生した「茶酎(ちゃーちゅう)」
 平成29年1月、粉末茶で割る焼酎の飲み方が「茶酎」として志布志市観光特産品協会名で商標登録されました。志布志市では、商標登録を機に、特産品である「しぶし茶」の新しい飲み方を全国へ広め、盛り上げるための様々な活動に取り組んで参りました。
 茶酎のつくり方は簡単!お湯割り・水割り・ロック…お好きな飲み方の焼酎に粉末緑茶をパッと振り入れるだけ。風味豊かな芋焼酎と緑茶がお互いを引き立て合い、甘みをより強く感じられます。また、茶葉の栄養成分であるカテキン・ミネラル・ビタミン・サポニンを摂れるため、体に嬉しいお酒になります。

■国直接採択事業を活用した茶PRについて
 令和2年度国産農林水産物等販売促進緊急対策事業のうち茶販売促進緊急対策事業を活用し、志布志市茶業振興会(茶生産者の組織)が、志布志市内で生産された令和2年産のお茶を使用したオリジナルのほうじ茶ティーバッグを作成しました。ふるさと納税返礼品への同梱、各種イベントや宿泊施設・飲食店等で配布することで、簡便な飲用形態の周知による緑茶需要の拡大と「しぶし茶」のPRを図ります。
 

  • 配布予定数量

【製品仕様】100g個包装(5g×20個入)
(1)宿泊施設や飲食店への配布:20,000袋 (2)ふるさと納税者への配布:10,000袋、(3)イベント等での配布:20,000袋

(写真:志布志市茶業振興会 吉野会長)

■志布志市観光特産品協会オンラインショップ
 2020年6月にリニューアルオープンしたオンラインショップでも「しぶし茶」を販売しています。
志布志は南九州の温暖な気候に合わせ、霧島山系由来の地下水がシラス台地を通して豊富に湧き出ており、代表的な鰻の養殖や南九州随一の農畜産物の生産にとって最高の生育環境が整っています。また、黒潮海流に面した志布志湾では豊富な魚介類が水揚げされ、志布志はグルメでまちづくりを推進する等、活気に溢れています。
 「志布志市観光特産品協会オンラインショップ」では、黒潮源流の恵みにあふれる自然豊かな大地から、“志”の高い生産者が手間暇かけた究極の特産品を全国の皆様にお届けいたします。
URL:https://www.shibushi-ec.com

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