WAKAZEのプレスリリース
日本酒メーカー株式会社WAKAZE(本社:山形県鶴岡市 代表取締役CEO:稲川琢磨)は、フランス パリ醸造所「KURA GRAND PARIS(クラ グラン パリ)」で造る清酒「THE CLASSIC(ザ クラシック)」を11月20日(金)より公式オンラインストアにて予約販売を開始しました。ビジョン「日本酒を世界酒に」を体現するブランドとして、今後も日本とヨーロッパを中心に浸透を目指します。醸造地フランスでは9月より予約販売を開始し、既にヨーロッパ中から約4,000本の注文を受けています。
1.MASTERED IN JAPAN, MADE IN FRANCE
日本で技術を磨いた日本人杜氏が、フランス・パリの地でフランス産原材料を使用し、これまでにないSAKEを醸造します。
2.次なる「世界」のスタンダードを創るSAKE
SAKEを飲んだことがない海外の人はもちろん、日本国内においてもSAKEに馴染みがない人にとっての「SAKEの世界」の入り口となることを目指します。
3.醸造地フランスに寄りそう味わい&デザイン
フランスの清酒品評会で海外醸造蔵で初となるプラチナ賞を受賞した前作「C’est la vie(セラヴィ)」を、より現地に根付く味わいとデザインに一新しました。
- 1. MASTERED IN JAPAN, MADE IN FRANCE
2019年11月、代表取締役の稲川琢磨と杜氏(最高製造責任者)の今井翔也を筆頭に、WAKAZEメンバーが日本から渡仏し、フランスでの酒造りを始めました。2020年にはフランス現地のメンバーも加わり、日本で培った学びをフランス現地に合わせてアップデートする「MASTERED IN JAPAN, MADE IN FRANCE」の実現に踏み出しました。
(1)MASTERED IN JAPAN:日本で磨いた醸造技術
KURA GRAND PARISで杜氏を務める今井は、新政酒造(秋田県)、桝田酒造店(富山県)、阿部酒造(新潟県)、聖酒造(群馬県)で蔵人として修行を積みました。2018年にWAKAZE三軒茶屋醸造所(東京都世田谷区)を立ち上げ、杜氏を1年間務めた後に、2019年から渡仏しKURA GRAND PARIS杜氏として醸造を指揮しています。
(2)MADE IN FRANCE:フランス産原材料で現地醸造
2019年にパリ近郊に醸造所「KURA GRAND PARIS」を設立し、同年11月からフランス産原材料(米/米麹/水/酵母)を使った酒造りをはじめました。その土地だからこそ醸せるテロワール(土地性)を重視したSAKE造りを行うため、原材料は「南仏カマルグ地方の米」「現地を流れる硬水」「現地のワイン造りに使われるBIO規格ワイン酵母」「KURA GRAND PARISで造る麹」と全てフランス産を使用しています。
「THE CLASSIC」の前身、初年度の看板商品である「C’est la vie(セラヴィ)」は2020年5月より日本での輸入販売を開始し、同年10月にはフランスの清酒品評会「KURA MASTER」で海外醸造蔵で初となる「プラチナ賞」を受賞することができました。
食の都パリで次々と生まれる新たな食文化の潮流を肌で感じながら、現地に愛されるSAKEに向けて日々歩み続けています。
- 2.次なる「世界」のスタンダードを創るSAKE
日本国内でも、また海外ではなおのこと、SAKEが持つ多様性に溢れ奥深い「SAKEのワクワクする世界」を知っている人はまだまだ少ないのが現状です。
「SAKEが好きな我々が運よく出会えた楽しい『SAKEの世界』をもっとたくさんの人にも知ってもらいたい」
その想いから、WAKAZEは創業しました。
ワイン樽で熟成した日本酒「ORBIAシリーズ」から始まり、ボタニカルを取り入れたSAKE「FONIAシリーズ」、三軒茶屋醸造所での「FONIA」「どぶろく」の少量多品種醸造、そして2019年からはフランス・パリの醸造所「KURA GRAND PARIS」を設立し、世界中における多様性溢れるSAKE造りへと歩みを進めました。
「THE CLASSIC」では、SAKEを飲んだことがない海外の方はもちろん、日本国内においてもSAKEに馴染みがない方にとっての「SAKEの世界」の入り口となることを目指します。
WAKAZEのビジョン「日本酒を世界酒に」には、「世界中でSAKEが造られ、飲まれる世界」という意味も含まれます。現地原材料でSAKEを造ることに徹底的にこだわることで、世界中でSAKE造ることが可能であることを証明していきます。
- 3.醸造地フランスに寄りそう味わい&デザイン
フランスの清酒品評会「KURA MASTER」で「プラチナ賞」を受賞した前作「C’est la vie」から、より大きな一歩を踏み出すためにリブランディングに踏み切りました。パリ醸造所設立からの1年間における現地のアルコール愛飲者へのヒアリング、醸造的学びを踏まえて「THE CLASSIC」は誕生しました。
(1)果実味溢れる味わいとキレのよい後味
精米歩合92%にも関わらず穀物感をおさえ、爽やかな果実感を引き出しました。また、通常は清酒ではなく焼酎造りにつかう「白麹」を使うことで、スッキリとした酸味が生み出しキレのある後味に仕上げました。
「C’est la vie」を醸造していた1期目よりも米を磨き、醸造用冷却設備を導入し、輸送時間の短い空輸で輸入するなど、さらなる品質向上にも徹底的に向き合っています。
チーズやカルパッチョなど、前菜に合う「THE CLASSIC」は、これから始まる食事をワクワクさせるようなSAKEに仕上がりました。
(2)フランス現地に愛されるデザインを目指して
より現地に馴染み、愛されるお酒を造り上げるために、ロンドンのクリエイティブエージェンシー「OUR FRIENDS」にデザインを依頼しました。「OUR FRIENDS」はPUMAやBOSTON BEERも手掛ける世界的なクリエイティブエージェンシーです。彼らには実際に醸造所に足を運んでもらい、WAKAZEの造るSAKE、目指す世界を伝え、ブランドメッセージからともに創り上げました。
JAPANESE REDとFRENCH BLUEが交わり、調和するデザインは「MASTERED IN JAPAN, MADE IN FRANCE」を象徴します。
- 商品情報「THE CLASSIC」
甘酸っぱい果実を思わせるフレッシュな味わいです。キレのよい後味が心地よい、毎日飲んでも飲み飽きることのないお酒に仕上がりました。
・品名:清酒
・内容量: 750ml
・アルコール度数:13%
・原産国名:フランス
・原材料名:米(フランス/カマルグ産)、米麹(フランス/カマルグ産米)
・発売場所:公式オンラインストア
https://www.wakaze-store.com/products/the-classic
・予約開始日:11月20日(金)
・予定配送時期:12月中旬
・希望小売価格(税抜):2,250円
- 日本ではなく、海外に醸造所をもつ理由
清酒の輸出額は、インバウンドや「SAKEブーム」の追い風もあり、右肩上がりに成長を続けています。2019年度末には10年前の約3倍の拡大を見せ、234億円の市場規模になりました。しかし、国内市場も合わせた合計出荷数量を見ると毎年減少を続け、さらに清酒の製造業者は減る一方です。現在、日本酒業界は低迷の一途を辿るにも関わらず、法定最低製造量の高さと、清酒の需給バランスを保つという目的のために国内での新規参入は不可能に近く、市場に大きな変化を起こしづらい状況があります。
上記の日本国内の状況と「日本酒を世界酒に」の実現のためにも、SAKEの価値を届けたい海外現地での酒造りに、WAKAZEは2019年に踏み出しました。
- 日本酒メーカー「WAKAZE」
株式会社WAKAZEは2016年設立のスタートアップ企業です。設立当初は委託醸造という形で、ワイン樽熟成日本酒「ORBIA(オルビア)」や、ハーブやスパイスとともに発酵させることで新たな味わいを生み出すボタニカルSAKE「FONIA(フォニア)」など革新的な酒を世に送り出してきました。2018年7月には東京都・三軒茶屋に自社醸造所「三軒茶屋醸造所」と併設飲食店「WhinSAKE&TAPAS(ウィムサケアンドタパス)」をにオープンし、2019年11月にはフランス・パリ近郊に設立した醸造所「KURA GRAND PARIS(クラ グラン パリ)」での醸造も開始しました。新時代の「SAKE」の開発と発信を行なっています。
- コーポレートサイト:https://www.wakaze.jp/
- 公式オンラインストア:https://www.wakaze-store.com/
- Instagram:https://www.instagram.com/wakaze_japan/
- Twitter:https://twitter.com/wakaze_sake