海中熟成させた日本酒と、同じ海で一緒に育った牡蠣とをセットにした商品「牡蠣と共に育つ酒」をオンラインショップにて販売開始

嘉美心酒造株式会社のプレスリリース

嘉美心酒造株式会社では、12月4日(金)より牡蠣筏に吊るして海中熟成した日本酒と、海中熟成酒と同じ海、同じ時間を共有し、一緒に育った牡蠣をセットにした商品「牡蠣と共に育つ酒」をオンラインショップにて販売開始いたします。https://store.shopping.yahoo.co.jp/kamikokoro/8013213.html

嘉美心酒造株式会社ではこの度、「牡蠣と共に育つ酒」を90セット限定で販売することとなりました。こちらの商品は牡蠣筏に日本酒を吊るし、海中にて熟成させた海中熟成酒とそのお酒と同じ海、同じ時間を共有し一緒に育った牡蠣とのマリアージュ(食べ合わせ)を楽しんで頂くという商品です。
今回は海中熟成酒と牡蠣のセットの他に、海で熟成させることによりどのように日本酒に変化が起こったのかを感じていただけるよう、海中熟成酒のもととなったお酒を通常の環境にて保管したものとの呑み比べセットもご用意させていただいております。嘉美心オンラインショップにて受注を受け付けており、お届け開始日は12月22日頃から準備でき次第順次発送させていただきます。

商品内容
通常セット

海中熟成酒720ml+寄島産殻付き牡蠣約1kg 4,980円(税込別途送料)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kamikokoro/8013213.html

呑み比べセット
 

海中熟成酒720ml+飲み比べ用お酒720ml+寄島産殻付き牡蠣約1kg 6,480円(税込別途送料)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kamikokoro/8013214.html

【海中熟成酒への取り組み】
このお酒は一人の蔵人の「日本酒をワインの様に海中につけて熟成をしたらどのように変化するのか?」という純粋な興味から始まりました。一説によると海中で熟成させると波の振動や海のゆらぎなどにより地上よりも10倍程度早く熟成すると言われていますが、「味わいにどのような変化があるのか?」「本当にそんなに早く熟成がすすむのか?」実際にやって感じてみたいと。また嘉美心のある岡山県浅口市寄島町は牡蠣の養殖で有名な土地。そんな嘉美心で海中熟成酒をするならこの牡蠣と一緒に楽しんでもらうことができないかと考えました。
そして生まれたのが今回の「牡蠣と共に育つ酒」です。寄島町の牡蠣はすべて1年もの。牡蠣の種付けを7月頃から始め、早いものは11月末頃から水揚げを行っていきます。今回のお酒はその牡蠣の種付けの時期に牡蠣筏に吊るし、牡蠣の水揚げのある12月頃まで海中にて熟成をさせています。文字通り牡蠣の成長と共にお酒も一緒に育っていきます。
この「牡蠣と共に育つ酒」実は今年で2年目の取り組みになります。初年度となる昨年は4ヶ月の熟成とは思えないほど角がとれて、円やかな味わいになっており、社員一同驚かされました。しかし、お酒の中ではないものの瓶の口の周りまで海水が侵入してしまい、最終的にお客様へお届けできる品質にならなかったため、販売を断念しました。
そして、2年目となる今年は海水の侵入を防ぐため、キャップの周りに蝋で封をし、万全の体制で挑みました。

【引揚げの様子】

12月1日、牡蠣でお世話になっているミヤケ海産様の船にのせていただき、牡蠣筏に向かいました。早速お酒を吊るしているコンテナを引き揚げてみるとビッシリと海藻のようなものが付着していました。

この海藻のようなもの実は植物ではなく、フサコケムシという動物です。このフサコケムシは牡蠣と同じ栄養を食べる動物らしく、このフサコケムシが多くいるということは牡蠣にとっても栄養豊富な海という一つの証になるとのことです。それにしても寄島産の牡蠣が旨味が多く、美味しいのも納得できるほどの量が付着しています。
 

取り出した瓶を一本一本丁寧に水洗いをしていくと、瓶にフジツボがしっかりと付着し、雰囲気のある状態に仕上がっていました。今回の商品は瓶にこのフジツボがついた状態でお届けいたします。二本と同じもののない商品となっていますのでそちらも合わせてお楽しみください。
※フジツボの付着具合につきましては瓶によって差がありますのでご了承ください。

【開封〜テイスティング】

海中熟成酒をグラスに注いでみると琥珀色とまではいきませんが、4ヶ月の熟成期間とは思えないほど、色がついています。

通常保管した同一商品と比べてみるとその差は一目瞭然です。(左が懐中熟成酒、右が通常の保管をしていた同一商品)
海中熟成酒はどこか海を思わせる心地よい香りと、お酒の角がとれた驚くほど円やかな味わいが特徴的なお酒へと変化していました。平盃やお燗にしておちょこで呑むのが合いそうな味わいのお酒です。
対して、通常保管の同一商品は自社酵母らしいフルーティーな香りとまだなお少し若々しいフレッシュな味わいを残しています。こちらは冷やしてフチの薄いガラスの酒器などで呑むのが美味しそうな味わいです。
海中熟成をすることでこれほどまでに熟成の進度が変わり、違うお酒になってしまうとは本当に驚きました。

【おすすめの呑み方】

牡蠣といえば焼き牡蠣が思い浮かぶかもしれませんが寄島ではよく蒸し牡蠣にして食べられます。牡蠣を蒸すことにより牡蠣がふっくらプリプリの食感となります。鍋に牡蠣を重ならないように並べ、お酒を少量(15〜20ml程度)かけ、鍋に蓋をして中火にて5分程度牡蠣の蓋があくまで蒸せば完成です。
海中熟成酒はぜひ燗にして合わせてみてください。海中熟成酒の円やかな味わいがさらに強調され、心地の良い余韻が口に広がります。

【会社概要】
会社名:嘉美心酒造株式会社
代表者:代表取締役 藤井進彦
設立 1913年10月5日
URL:https://kamikokoro.co.jp/
事業内容: 清酒製造業

【お客様よりのお問い合わせ先】
TEL0865-54-3101 FAX0865-54-3105 mail info@kamikokoro.co.jp
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