2020年 『日本観光特産大賞2020』が決定!! 城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」 

一般社団法人日本観光文化協会のプレスリリース

一般社団法人日本観光文化協会(東京都北区赤羽1-59-8:会長 小塩稲之)は、2020年『日本観光特産大賞2020』観光特産大賞の「グランプリ」に『城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」』を決定。金賞「優秀賞」に『ベニバナの郷・山形県河北町発祥「冷たい肉そば」』、金賞「ニューウェーブ賞」には、『能登町(のとちょう)「イカの駅つくモール」と特産物「小木イカ」』を決定した。
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(一社)日本観光文化協会 小塩会長からのコメント
一般社団法人日本観光文化協会では、コロナ禍で苦しんでいる日本各地の観光特産から観光特産大賞を選ぶ活動を通して、全国の観光特産に注目し、全国の地方・観光地の産業を全力で応援したいと考え、実施させていただきました。「自宅に居ながら旅行気分を味わいたい」「ずっと行きたかったあの観光地の特産品を味わいたい」といった気持ちに応えるべく、2020年、今年の観光特産大賞の審査を行い、以下のように決定しました。
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授賞式は来年1月23日(土)に開催される一般社団法人 日本観光文化協会グループの全国大会で公開される。
その年のヒット商品である観光特産(※注)を決定する年末恒例の『日本観光特産大賞2020』が発表された。(http://www.jmmp.jp/tokusan )“日本観光特産大賞「グランプリ」”に「城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」』が輝いた。金賞「優秀賞」には『ベニバナの郷・山形県河北町発祥「冷たい肉そば」』が、金賞「ニューウェーブ賞」には『能登町(のとちょう)「イカの駅つくモール」と特産物「小木イカ」』が2020年12月7日に選出された。

グランプリに輝いた村上市は武家文化・町人文化が今も残る新潟県最北の城下町。また、サケといえば、北海道や東北を思い浮かべるが、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一とも言える。山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、代表格の越後村上鮭塩引き街道やサケ文化の歴史体験など、長年にわたる努力が評価された。

選考委員の一人、6次産業化プランナー・商品開発コーディネーター認定講師の小財誓子氏は「鮭のブランドでは、北海道の陰に隠れているが、鮭料理で「日本一」を訴求をもっとできれば、認知度が上がる。鮭をメインにした観光は、他所にない取り組みだ。「鮭・酒・人情(なさけ)」などスローガンで、鮭以外にも観光、物産資源を訴求。イベントの取り組みも面白い」と評した。

【日本観光特産大賞「グランプリ」】  『城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」』
◆受賞団体  新潟県村上市観光課
◆商品特性 サケといえば、北海道や東北を思い浮かべる人が多いと思うが、その一方、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一だと言えるのでは?山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、この町でサケが代表格の塩引き鮭の体験やサケ文化の歴史が長年に渡って引き継がれている。
◆ 推薦の言葉
「サケといえば、北海道や東北を思い浮かべる人が多いと思う。その一方、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一だと言えるのではないでしょうか。山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、この町でサケが代表格の塩引き鮭の体験やサケ文化の歴史が長年に渡って引き継がれている。」日野隆生(東京富士大学教授)「鮭の塩引きは、村上を代表する鮭調理の横綱である。独特の気候風土の中でじっくり発酵、熟成させることで、旨味が凝縮し、新巻鮭や塩鮭とは違った独特の深い味わいとなる。そのおいしさに驚く人が増えている。また、多くの塩引き鮭が吊るされる風景は村上の風物詩である。」舘和彦(愛知学泉大学家政学部教授)「種川を整備して鮭の産卵環境を整え、稚魚が川を下る春の漁を禁止とするなどの「種川の制」を定め、自然繁殖に努めた歴史がある。また、厳しい自然の中で生かされているといった感謝の念が、恵みを余すところなく活用すべく多くの料理法を編み出し、各家庭の年中行事の中に深く浸透している。生活へ深く根差した共存共栄の地域文化を、しっかり守り伝えようとする日々の営みを感じさせてくれる一品である。 」金廣利三(販路コーディネータ認定講師、6次産業化プランナー)「地域の特産を観光資源として考え、「つるし鮭」など、現地へいかなければ見られない「観光の取り組み」を評価した。」田中美智子(6次産業化プランナー、販路コーディネータ認定講師)

【金賞「優秀賞」】 『ベニバナの郷・山形県河北町発祥 「冷たい肉そば」』
◆ 受賞団体 企業組合かほく冷たい肉そば研究会
◆ 商品特性
河北町における肉そばは、かつおや昆布などでダシをと温かいタレに牛肉などを載せるような「全国標準」とは異なり、コシの強い田舎そばに、鶏肉からダシをとった甘じょっぱいタレをかけ、親鶏のチャーシューと小口に刻んだネギを載せるのが「河北町式」。 町内約20店舗でこの肉そばを提供し、16店舗のそば屋さんで結成する「谷地の肉そば会」が味を守り続けている。まさに、河北町民のソウルフードである。
◆ 推薦のことば
「河北町式の冷たい肉そばは、鶏のだしがしっかり効いた個性を放つ逸品である。町内の多くの店で提供され、麺がのびずゆったりおいしく食べられるのも魅力。」舘和彦(愛知学泉大学家政学部教授)「戦前からの歴史ある食べ物が、現代のインターネットを通じて口コミ、マスコミにて情報が拡散している点や、産地としての歴史や食文化の歴史が現代にマッチしている点を評価した。」田中美智子(6次産業化プランナー、販路コーディネータ認定講師) 「馬肉で一杯飲んでいた頃から時代は流れ、入手し易い鶏肉で代替するようになったと言う。締めの蕎麦は、時間が経っても伸びない様に冷や汁で対処するなどの策が伺える。」金廣利三(販路コーディネータ認定講師、6次産業化プランナー)「そばの薫りと太めの麺に、出汁の効いたつゆと噛み応えのある親鳥のチャーシュー。コロナ禍で普通のそばに飽きていたら、この年末には是非食べてもらいたい。」笠谷圭児(経済産業省認可セールスレップ・販路コーディネータ協同組合理事)

【金賞「ニューウエーブ賞」】 『石川県・能登町 「イカの駅つくモール」と特産物「小木イカ」』
◆ 受賞団体 石川県能登町ふるさと振興課
◆ 商品特性 能登町小木港は日本イカ三大漁港の1つ。築地市場では特産物の「小木イカ」は「小木物」として、主に料理店で重宝されている。近年では、船団を組んでの漁を行っており、「船凍イカ」として売り出されている。さらに、地元では昔から水揚げしたイカの内臓を使って「いしり」(魚醤)の製造も盛んで、独特の食文化がある。
◆ 推薦のことば
「特産物の小木イカをメインにした道の駅「イカの駅」を作って、人の集まる仕組み=観光資源としての取り組みを行った。何より、「イカ」をメインにした駅は珍しく、まったく新たな切り口として、もっとアピールして「カニ」や「まぐろ」「さば」に追随する海産として、注目を集められることに期待したい。」小財誓子(6次産業化プランナー、商品開発コーディネーター認定講師)「イカの町能登小木で行われるイカの祭り「イカす会」など、地域の資源を使い、活用して地域内・近郊の人々へ訴求させる、盛り上がるイベントを実施している。このようなコトづくりを開催することで、地域内の人々にも地元特産を再認識させ、域外の人々にも広報を施し、地域へ招待するモノやコトにもつながる取り組みがなされている、など地域全体で取り組む流れが出来ている。」槙利絵子(観光特産士マイスター、観光コーディネーター)

◆ 今年ノミネートされた特産品・特産物20品は以下の通り
北海道東神楽町 大雪山に見守られた東神楽町「ななつぼし、ゆめぴりか」/青森市浪岡町 羽州街道宿場町浪岡の「アップルサイダー」/宮城県白石市「白石産ササニシキ」/秋田県大館市「大館とんぶり」/山形県河北町 ベニバナの郷・山形県河北町発祥 「冷たい肉そば」/栃木県宇都宮市 日光で育つ「ニッコウイワナ(川魚・川魚加工品)」/新潟県村上市 城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」/新潟県十日町市 歴史ある旧跡のまちで育まれた「妻有そば・うどん」/石川県能登町「イカの駅つくモール」と特産物「小木イカ」/福井県福井市 「はまなみそ、越前おろしそばつゆ」/岐阜県郡上市 地域団体商標登録済 まちづくりプロジェクト「奥美濃カレー」/静岡県浜松市 浜名湖 「遠州詠歌(和菓子)」/兵庫県淡路市 淡路島「淡路のしらす丼」/鳥取県大山町 大山国立公園「大山山麓」のふもとに広がる「大山の白ネギ」/愛媛県 南予の自然が育む「カマンベールチーズ「森のろまん」/愛媛県 西予の自然の里「和栗(ペースト・あん・甘露煮)」/福岡県糸島市 玄界灘「糸島鶏の炭火焼」/福岡県宗像市 世界遺産「神宿る島」で味わう 「鐘崎の玄海もん」/熊本県あさぎり町 球磨川流域の景観から生まれた、あさぎりの「野菜粉末パウダー」/熊本県上天草市 天草「大矢野の 黄金のハモ」

(※注)「観光特産」とは
「観光資源と地域特産の融合によって生み出された商品及びサービス」のことを『観光特産』と日本観光文化協会では定義し、次のような関係図式で表しています。『観光特産 = 観光資源 x 地域特産』観光でその地域を訪れたいと望む人々にとっては、その地域が選択に値する魅力あるものが存在していることが重要となります。

<日本観光特産大賞概要>

◆審査対象     一般社団法人日本観光文化協会の専門家により推薦された商品 約73件
◆審査方法      対象商品 約73品より 当協会専門委員会による選考で20品に絞りこみ
◆最終選考       審査員によるランキング付け・順位を数値化し集計
◆選考委員(敬称略) 選考委員は、日野隆生(東京富士大学教授) 舘和彦(愛知学泉大学家政学部教授) 小財誓子(6次産業化プランナー、商品開発コーディネーター認定講師) 笠谷圭児(経済産業省認可セールスレップ・販路コーディネータ協同組合理事) 斎藤省吾(日本商品開発士会理事) 金廣利三(販路コーディネータ認定講師、6次産業化プランナー) 田中美智子(6次産業化プランナー、販路コーディネータ認定講師) 槙利絵子(観光特産士マイスター 観光コーディネーター)  小塩稲之(日本観光文化協会会長) ほか計10名

◆スケジュール      
*一次ノミネート 2020年10月18日
*二次ノミネート 2020年11月30日
*最終選考会 2020年12月7日
*授賞式  2021年1月23日

【主   催】 一般社団法人 日本観光文化協会
【協   力】 経済産業省認可 セールスレップ・販路コーディネータ協同組合
【運   営】 日本観光特産士事務局
【問 合 せ】  日本観光文化協会「日本観光特産大賞」事務局  担当 北(きた)、香取(かとり)TEL03-5948-6581
(一社)日本観光文化協会
設立:2001年11月 / 会長:小塩稲之 / 所在地:東京都北区赤羽1-59-8 ヒノデビル4F / 電話:03-5948-6581
HP: http://www.jmmp.jp/ 活動内容 / 日本で唯一、プロフェッショナルの「観光プランナー、観光士、観光コーディネーター」を養成し、資格を認定。また、「観光特産士(マイスター・2級・3級・4級)」の検定である全国観光特産士検定も実施。現在、当協会からの観光関連の資格認定者が全国に1500名在籍中。資格認定者は、国、地方公共団体、商工会、商工会議所などの公的事業や観光関連の民間企業を支援。今後も地域の資源活用のために、観光関連の企業情報、 地域情報などを独自に入手、調査、分析。全国の生産者、観光産業や食、伝統工芸品など、地域産業の発展のために寄与する様々な活動を企画運営実施。


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