「ワタミの宅食」弁当容器リサイクルループが九州に拡大

ワタミ株式会社のプレスリリース

ワタミ株式会社(東京都大田区、以下ワタミ)は、食事宅配サービスを行う「ワタミの宅食」にて、2020年12月7日より、バイオマスプラスチック容器を回収してリサイクルする取り組みを九州地方に拡大します。

「ワタミの宅食」では、お弁当・お惣菜の製造からお届けまでを自社で一貫して行っています。今回の取り組みについては、まず、お届け担当である「まごころスタッフ」が、お客さまが召し上がった後のバイオマスプラスチック容器を回収し、お弁当・お惣菜を製造する食品工場「ワタミ手づくり厨房」福岡センター(福岡県朝倉市)に集めます。その後、協力企業※1にて中間処理を行い、油・コークス・ガスにケミカルリサイクルを実施。ケミカルリサイクルした油からお弁当・お惣菜の容器に再生します。
 

リサイクルモデルの概要

このリサイクルモデルはプラスチックの資源循環やごみの削減を目指すもので、実施にあたっては各自治体の助言・指導を受けるとともに、お客さま、協力企業※1とのパートナーシップによって実現するものです。
※1:協力企業/【環境配慮型容器の供給・製造】伊藤忠プラスチックス株式会社様、福助工業株式会社様、【空容器の回収と圧縮】有限会社アリタサービス様、【再資源化】日本製鉄株式会社 九州製鉄所様、【リサイクル契約・費用清算等】株式会社ガイアドリーム様

この取り組みは、環境省から令和元年度の「プラスチック等のリサイクルプロセス構築・省CO2化に係る技術実証事業」として採択され、さらに日本バイオマス製品推進協議会(木村俊範会長、事務局:一般社団法人日本有機資源協会)の「第9回バイオマス製品普及推進功績賞」を受賞しました。
今回のバイオマスプラスチック容器の推進により、SDGsの目標12、13、14、17の達成に貢献してまいります。

■毎日約14万食の弁当容器をリサイクル
「ワタミの宅食」は、2019年5月より、バイオマスプラスチック容器のリサイクルに取り組んでいます。2020年11月23日週現在は、中部・北陸・関西・中国・四国の22府県※2で実施しており、これまでにリサイクルしたバイオマスプラスチック容器の総量は約280tとなり、CO2に換算すると、約34.9tを削減したことになります(自社調べ)。九州地方に拡大することで、今後は毎日約14万食分(約4.2t)をリサイクルする計画となります。2022年3月を目標に全国展開を計画しており、その際には年間約6,100万食(約1,830t)のバイオマスプラスチック容器のリサイクルを見込んでいます。
※2:静岡県と山口県は一部地域を除く。

「ワタミの宅食」は、日替わりのお食事と“まごころ”をお届けすることで“社会を支えるインフラ”となることを目指し、事業を展開しています。お弁当・お惣菜は、お客さまと同じ地域に住む“まごころスタッフ”がお届けしています。まごころスタッフがお客様宅をおとずれることで、日々のコミュニケーションを生み出すとともに、自治体と「見守り協定」を結ぶなど、高齢者世帯の見守りにも貢献しています。毎日約23万人のお客さまにお弁当・お惣菜をお届けしており、高齢者食宅配市場「売上シェア10年連続 No.1」※3を達成しています。

■SDGsの達成に向けて
ワタミグループでは、SDGs(国連で採択された「持続可能な開発のための2030年までの目標」)の目標達成に向けて積極的に取り組むとともに、すべての企業活動の分野で持続可能な行動を推進していきます。グループとして、成長戦略の実現がSDGsの目標達成に貢献できるように、従業員だけでなく、すべてのステークホルダーと協力してまいります。

■エコ・ファースト企業として
ワタミグループは、過去の取り組みの評価と今後への期待から、2010年、環境省より「エコ・ファースト企業」の認定を受けました。2008年4月のエコ・ファースト制度開始以降、国内グループ全事業(外食、介護、高齢者向け宅配事業、MD、農業、環境・メンテナンス※2010年時点)での認定取得は初めてとなりました。

■ワタミ株式会社
【住 所】 東京都大田区羽田1-1-3
【代表者名】代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹
【設 立】 1986年5月
【事業内容】 国内外食事業、海外外食事業、宅食事業、農業、環境事業
【ホームページURL】 http://www.watami.co.jp

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