クラシル、2020年の消費者行動を振り返る「コロナ禍の食需要変化」調査結果を公開

dely株式会社のプレスリリース

dely株式会社は、2020年における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大、およびそれに伴う国・自治体の施策が家庭の料理に与えた影響を測るため、運営する国内No.1のレシピ動画サービス「クラシル」のユーザーの行動の調査分析を実施しました。「クラシル」のトラフィックの変化と併せて調査結果を公開します。

2020年の食需要の変化を分析

■調査実施の背景

新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした外出自粛要請に伴い、家庭では料理の負担が増加し、「クラシル」の利用者数も急伸、アプリのダウンロード数は2,600万を突破しました。
「クラシル」は、国内で最も利用されるレシピ動画サービスとして、2020年・コロナ禍における消費者の行動の変化を捉え、消費者が今何を求めているか、何に困っているかを知り、「食」を通じた解決策を実行することで、さらなる支援に役立てたいと考えております。

■調査結果サマリ

  • 2〜3月は手間のかかる「製菓」や居酒屋風の「おつまみ」レシピが急伸。在宅時間・料理を楽しむ余裕があった。
  • 4〜5月の緊急事態宣言発令時に検索数がピークに。国・自治体の自粛要請に従う消費者が多く、自炊が習慣化した。
  • 宣言解除後は「簡単」ニーズが高まる。長期間の外出自粛に伴う「自炊疲れ」が顕著に。
  • 「コロナ太り」を気にして「ヘルシーなレシピ」が人気となり、全国的に自粛が強化された5月に最も検索される。自粛解除後も変わらず伸びる傾向にある。
  • 特別定額給付金が支給された6〜8月の検索に大きな変動はなく、「食費」への影響は少なかった。
  • GW前後から「韓国」「台湾」など海外のレシピが人気に。海外渡航できなくなった影響があると見られる。
  • 「Go To」キャンペーンで一旦は内食需要が落ち着くものの、感染拡大に伴い11月以降は再度伸長傾向に。

■年間を通して高まった「内食」需要 4〜5月の緊急事態宣言発令時がピーク

「クラシル」の検索ワード・トレンドの推移

新型コロナウイルス感染症拡大による内食需要の高まりに伴い、クラシルの検索数も増加しました。
2月中旬のマスクや手指消毒液・トイレットペーパーなどの品薄が報道されたタイミングや、全国小中高の臨時休校、緊急事態宣言の発令など、新型コロナウイルス感染症に関する報道が増加するタイミングで「クラシル」の検索数も増加しています。自粛が長期化することによる「自炊疲れ」や、「GoToキャンペーン」で一旦は落ち着くものの、感染再拡大のタイミングで再び増加しています。

■2020年の食需要変化の特徴

▼4~5月:在宅時間を楽しむ傾向 製菓(お菓子作り)や居酒屋風の「おつまみ」がブームに

4~5月の自粛期間中に需要が急増し、品薄が続いたのが「ホットケーキミックス」(ピーク時はおよそ300%)です。自粛解禁後は、「ホットケーキミックス」そのものの検索だけではなく、「チーズケーキ」(150%)、韓国の人気スイーツ「トゥンカロン」などの具体的なレシピ名検索が伸びており、製菓ブームは継続していることが分かります。

コロナ禍で「おつまみ」の検索数が上昇したものの、感染者数の減少とともに一旦は落ち着き、12月現在は、休日である土曜日に集中する傾向にあります。4~5月同様、「アボカド」(180%)や「生ハム」(160%)を利用したおつまみのレシピが人気であることから、再度「自宅での食時・飲酒」を充実させたいというニーズが拡大したことが分かります。

▼6月以降:「自炊疲れ」が顕著に 「簡単なレシピ」需要が拡大

在宅時間が長くなったことにより、コロナ禍では「簡単」>「時短」。

緊急事態宣言が解除された6月以降、自粛が長引く中で、「簡単」なレシピの需要が再拡大しました。一日に三食料理を作らなければならないことへのストレス、いわゆる「自炊疲れ」の影響が見られます。

▼年間を通じて:「コロナ太り」を解消するための「ヘルシーなレシピ」が人気

「コロナ太り」から、健康・ダイエット志向が高まる

低糖質である鶏胸肉で作ることができる「サラダチキン」(280%)や「鶏ハム」(280%)の検索が上昇しました。5月に最も検索数が伸び、自粛が明けるにつれ緩やかに落ち着いてきたものの、昨年と比較すると全体として2倍以上、ニーズが伸びていることがわかります。この「ヘルシーニーズ」は2021年も継続すると考えられます。

▼GW前後から:「韓国」「台湾」など海外のレシピが人気に

GW前後から検索数が急増

GW前後から「韓国」「台湾」の検索数が急増し、GW期間中(5月2日~6日) の「韓国」の検索数は昨年同期間比400%、台湾は1000%にのぼりました。「旅行に行けない」「外食したい」層が、料理でその欲求を代替したと考えられます。

▼若年層に「韓国」レシピが人気 韓流ドラマの影響か

韓国の代表的なレシピが人気に

特に若い層に人気なのが「韓国」のレシピです。「ヤムニョムチキン」は200%、「キンパ」は160%、「チーズタッカルビ」は300%、「トッポギ」は170%(全て昨年同時期比)に増進しました。
在宅時間が伸び、動画配信サービス等で『愛の不時着』や『梨泰院クラス』等の韓流作品に触れる機会が増えたことにより、韓国の食文化に対する興味・関心が高まったと考えられます。

「外食」のような食事を自宅で再現する層も増加

また、「海外」レシピに限らず、レストランで食べるようないわゆる定番以外の「外食」レシピが伸びたのも今年の特徴です。特に、GoToキャンペーン実施以前は「カオマンガイ」や「坦々麺」などのレシピ検索が目立ちました。

■データを元に今後もサービスを改善

3月以降、クラシルの「献立機能」を用いた「献立作成」率がおよそ2倍に増加しています。 クラシルを見て献立を作成し、買い物に行く消費者が増えていることがわかります。
2020年12月には、レシピに必要な食材を、クラシルのアプリからそのまま購入することができる「ネットスーパー機能」をリリースしました。
(詳細はこちらからご覧いただけます/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000019382.html

クラシルは、今後も皆さまの料理に関するお困りごと・悩みごとを解決するお手伝いをしてまいります。

▼本調査のより詳細な資料がございます。弊社窓口までお問い合わせください。
inquiry@dely.jp

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■国内No.1のレシピ動画サービス「クラシル」について

クラシル(https://www.kurashiru.com/) は「くらしをおいしく、あたたかく」をコンセプトに、管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を38,000件以上提供する国内No.1のレシピ動画サービスです。2020年11月にはクラシルアプリの累計ダウンロード数が2,600万を突破いたしました。「80億人に1日3回の幸せを届ける」べく、日々サービスの向上に努めています。

▼「クラシル」 iOS版
App Store:https://appsto.re/jp/YSri_.i

▼「クラシル」 Android版
Google Play:https://goo.gl/B447IR

▼メディアキット
https://www.dely.jp/media_kit
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(※1)
料理レシピ動画サービスにおける月間ユニークユーザー数が1位
(分析期間:2019年10月〜2019年12月)SimilarWeb
および料理レシピ動画アプリにおける、日本国内ダウンロード数および平均月間アクティブユーザー数が1位(iOS/Google Play合算値)
(調査期間:2019年1月1日~2019年12月31日) App Annie
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<dely株式会社 会社概要>
社名:dely株式会社(dely, Inc.)
代表取締役:堀江 裕介
設立:2014年4月
所在地:〒108-0023
東京都港区芝浦3丁目1-1
msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
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【本件に関するお問い合わせ先】
dely株式会社 コーポレート部/広報
E-mail:contact.pr@dely.jp
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