サステナブルなシーフードの生産と消費の拡大を目標に、ノルウェー水産物審議会とNPO法人EATが提携

Seafood from Norwayのプレスリリース

ノルウェーシーフードの市場開拓に取り組むノルウェー水産物審議会(本社:ノルウェー・トロムソ)は、2020年12月14日に、ノルウェー・オスロを拠点に世界で活動するNPO法人EATと戦略的パートナーシップを締結しました。2021年に開催される史上初の国連食料システムサミット2021に向けて、サステナブルなシーフードの消費促進や食品ロスの削減を通じて、世界の食料システムの変革に貢献することを目指します。

EATは世界の食料システムをよりサステナブルなものへとシフトさせるために様々な取り組みを行っている非営利団体です。2021年10月に開催される国連食料システムサミット2021に先駆けて、EAT及び創立者兼会長のグンヒルド・ストルダレン(Gunhild Stordalen)氏は、国際連合副事務総長のアミナ・モハメド(Amina Mohammed)氏により、世界の食料システムの変革を率いる5つの主要国際機関のひとつに任命されました。世界の食料システムを再構築することは、パリ協定の1.5℃目標や国連のサステナブルな開発目標(SDGs)の達成等において重要視されており、EATは、健康的でサステナブルな食料に対する需要拡大と食品ロス削減の実現に向けて、複数社と戦略的パートナーシップを結ぶことを発表しました。

増え続ける世界の人口を養うために、サステナブルなシーフードは重要な役割を果たすと期待されている一方で、現在の世界のカロリー摂取量のうち、シーフードはわずか2%にすぎないことが明らかになっています。この度、ノルウェー水産物審議会とEATが提携することにより、これまで培ってきた専門知識の共有を行い、食料システムの変革を実現する鍵として、ノルウェー及び世界のサステナブルなシーフードの生産と消費を促進する活動を行っていきます。

■NPO法人EAT創立者兼会長 グンヒルド・ストルダレン(Gunhild Stordalen)氏 コメント
「目標は、サミットが終わった後も長く成長し続けられるような変革のムーブメントを起こすことです。そのためには食料システムの主要なプレイヤーと協力することが鍵となります。ノルウェー水産物審議会は、世界中のシーフード消費者に関して独自の調査を行っており、幅広い知識を持っています。今回の連携により、サステナブルで健康的な食の未来に向けた解決策としてシーフードが担う重要な役割について発言していくことを楽しみにしています。」

■ノルウェー水産物審議会CEO レナータ・ラーセン(Renate Larsen) コメント
「私たちは、このパートナーシップを通じて健康的でサステナブルなシーフードの消費拡大をグローバルな議題のトップに掲げる努力をしていきます。2030年までにSDGsを達成するためには、シーフードのようなサステナブルな食料の需要を拡大する必要があります。世界有数の水産大国であるノルウェーには、ノルウェー国内外でシーフードの重要性についてより声を大にして発信する重大な責任があると考えています。」

■EATについて 
EATは世界の食料システムを変革することを目的にグローバルで活動を行う非営利団体です。健康的でサステナブルな食がお手頃な価格で、アクセスしやすく、すべての人にとって魅力的なものになるような未来のために活動しています。 www.eatforum.org

 

■ノルウェー水産物審議会について
ノルウェー水産物審議会(Norwegian Seafood Council)は、世界の重要市場において、ノルウェー産シーフードの価値を高める事を目標に市場インサイト調査、流通・消費者マーケティング、リスクマネージメントを柱に活動を行っています。ノルウェー漁業省が所有する公共企業で、ノルウェーの北部の水産都市トロムソに本部を構え、世界12カ国に支部を設置しています。NSCはノルウェーの漁業・養殖業界と連携し、ノルウェー産シーフードの市場開拓、需要の強化を図っています。ノルウェー産シーフードやノルウェーの水産業に関する情報は、seafoodfromnorway.jp をご参照ください。

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