株式会社リクルートライフスタイルのプレスリリース
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、男女1,032人を対象に外食の実態や、消費者心理について調査を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
調査実施の背景と結果サマリ
<背景>
「ホットペッパーグルメ外食総研」は、消費者の最新の外食意向の実態とその背景にある心理を明らかにすることで、少しでも飲食店の皆さまのお役に立つことができればと願い、前回に続き本調査を実施いたしました。2020年12月22日時点、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、各自治体ごとに自粛要請等が行われておりますので、あらかじめ最新の情報をご確認ください。また、引き続き感染拡大の防止に十分ご配慮いただくよう、お願いいたします。
第1回 外食実態調査
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/06/RecruitLifestyle_ggs_20200626.pdf
第2回 外食実態調査
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/09/RecruitLifestyle_ggs_20200915_2.pdf
<調査結果サマリ>
●勤め先や学校など何らかの団体に所属している人の、他社との会食などオフィシャルな外食に対する制限は、「特に制限はない、指示されていない」56.3%。一方、「大人数での実施は禁止されている」28.0%、「自社で主催しているものは禁止されている」9.1%など、何らかの制限をされている人は計43.7%だった。
●現在(11月上旬時点)の外食実施意向については、「外食をしている・するつもり」(「以前と変わりなく」と「以前より頻度低く」の計)の人は計71.9%(参考:8月 50.7%、6月 54.0%)と、8月からは21.2ポイント増加。
●外食に行く頻度が減った人の理由は、「感染しないか不安だから」と回答した人が8月に続き最も多く、7割超え。次いで「まだ自粛すべきだと思うから」が33.0%だった。
「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員からの解説
11月上旬、「ホットペッパーグルメ外食総研」では6月、8月に続いて第3回外食実態調査を実施しました(新型コロナウイルス新規感染者数は第3波の前で横ばいであったタイミング)。外食をしている・するつもり(以前と変わりなく・以前より頻度低く)と回答した人は71.9%と前回の8月調査(50.7%)と比べて20ポイント以上高い数値で、10月に一旦開始されたGo To Eatキャンペーン等により、外食意欲も回復傾向だったと考えられます。外食頻度が減っている人の理由で「まだ自粛すべきだと思うから」と答えた人は8月調査の48.0%から15ポイント減って33.0%となっています。また、会社や学校等でオフィシャルな外食・会食を制限されている人は43.7%という結果でした。
「ホットペッパーグルメ外食総研」
上席研究員 稲垣 昌宏
調査概要
■調査名:「第3回 緊急事態宣言解除後の外食実態調査」
■調査方法:インターネットによる調査
■調査対象:全国47都道府県に住む20~59歳の男女(マクロミルの登録モニター)
■調査時期:2020年11月6日(金)~2020年11月8日(日)
■有効回答数:1,032件(男性516件、女性516件)
第1回 外食実態調査
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/06/RecruitLifestyle_ggs_20200626.pdf
第2回 外食実態調査
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/09/RecruitLifestyle_ggs_20200915_2.pdf
調査結果
◆勤め先や学校など何らかの団体に所属している人のうち、その団体や他社との会食などオフィシャルな外食に対する制限に関する問いでは、「特に制限はない、指示されていない」が56.3%。
一方、「何らかの制限をされている」人は43.7%で、具体的な内容は多い順に「大人数での実施は禁止されている」28.0%、「自社で主催しているものは禁止されている」9.1%だった。
Q.あなたは現在、あなたが所属する団体(勤め先、学校、その他)では外食を制限するような指示がされていますか? 仕事、学校、その他あなたが所属する団体での外食をオフィシャルとして、それぞれにお答えください。複数の団体に所属する方は主な団体についてお答えください。
※「所属する団体はない」を選んだ人を除き、所属団体のある人をベースに割合を算出
※「何らかの制限がある」は「特に制限はない、指示されていない」と「その他」を全体から引いて計算
(複数回答団体に所属する人n=750)
◆現在(11月上旬時点)の外食実施意向については、「外食をしている・するつもり」(「以前と変わりなく」と「以前より頻度低く」の計)の人は71.9%(参考:8月50.7%、6月54.0%)と、8月から21.2ポイント増加。
※1「外食をしている・するつもり」は「昨年までと変わらない頻度で行くつもりだ/行っている」、「昨年までより頻度をやや減らして行くつもりだ/行っている」、「昨年までより頻度をかなり減らして行くつもりだ/行っている」の回答の合算値。「外食は控えている」は「当分は様子を見て外食は控える」「政府自治体などからの自粛要請完全解除やワクチン開発など、安全が公になるまでは外食を控える」「もう外食には行かないつもりだ」「一旦外食を再開したが、現在はまた控えている※2 」の回答の合算値。
※2 この項目は8月調査で新設したため、6月調査ではデータなし
◆外食に行く頻度が減った人の理由を聞く問いでは、「感染しないか不安だから」と回答した人が8月に続き最も多く、7割超え。次いで「まだ自粛すべきだと思うから」が33.0%だった。「収入が減ったから」は8月より4.3ポイント増えて20.1%で3番目に多く、「周りの目が気になるから」は5.8ポイント減って5番目だった。
Q.「もう行かない」「控える」「頻度を減らす」と回答した理由で大きいのは何ですか?(複数回答)
(外食意向について「もう行かない」「当分は控える」「安全が公になるまで控える」「頻度を減らす」「また控える」と回答した人。11月調査 n=712、8月調査 n=804、6月調査 n=795)
※全9選択肢のうち上位5項目を紹介
※3 6月調査のみ「複数回答」ではなく「最大3つまで回答」としていたため、参考値
「ホットペッパーグルメ外食総研」とは
『ホットペッパーグルメ』が運営する、外食市場の調査・研究機関。外食市場はさまざまな課題を抱え、外食産業内はもとより、内食・中食との競争も激化しています。「ホットペッパーグルメ外食総研」は、リクルートライフスタイルが持つ顧客接点を活かして、外食産業の調査・研究活動を行っています。外食市場の変化や兆しを見つけ、発信することで、外食産業の発展に貢献することを目指しています。
「ホットペッパーグルメ外食総研」 https://www.hotpepper.jp/ggs/
『ホットペッパーグルメ』の飲食店支援
◆「感染予防対策」特集
行きたいエリアで、店舗で行っている感染症対策情報が入力されている店舗を簡単に検索することができます。また、各店舗ページでは「席同士の間隔がある」「店内に消毒液設置あり」など具体的にどのような対策が実施されているのか、確認することができます。
https://www.hotpepper.jp/kansentaisaku
◆飲食店の皆さま向けに「感染対策ポスター」を無償提供
「ホットペッパーグルメ外食総研」では、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組む飲食店の皆さま向けに、お客さまに安心して飲食していただくために店舗で行っている感染防止対策をお知らせするポスターをご用意しております。
費用は無料、どなたでもお使いいただけます。お店によって取り組む内容が異なることも考えられることから、必要な内容をカスタマイズいただけるようになっています。
例えば、「席間隔を空ける」「1時間に1回換気」「お客さまの入れ替え時に全席消毒」といった感染防止対策、またはテイクアウトの告知など、各店のお客さまを思っての取り組みをぜひ、お客さまに見える形で発信していただければと思っております。
https://www.hotpepper.jp/ggs/seminar/article/column/20200605
▲「感染対策ポスター」イメージ
◆「テイクアウト」特集
全国の、テイクアウトを実施する飲食店を紹介しています。お住まいの地域の店舗を探すことができたり、お店のテイクアウトメニューを確認することができます。
https://www.hotpepper.jp/takeout/
◆「お食事券」特集
事前に購入し後日店舗で使える「お食事券」をご紹介。
先払いにより、お気に入りの飲食店を応援することができます。
たまったポイントまたはクレジットカードで購入いただけます。
https://www.hotpepper.jp/support_ticket/
▲「お食事券」特集ページイメージ
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