2日で100%達成!コロナで廃業寸前の餃子専門店(大阪・藤井寺市)ネクストゴールはサプライヤーへ全て還元!

株式会社エヌアールディーコーポレーションのプレスリリース

大阪府藤井寺市の餃子専門店『餃子屋本舗』はコロナ禍で存続の危機に陥り、店舗救済のクラウドファンディングに挑戦しています。
この企画は「支援のバトンをつなぐ」をテーマに掲げ、8社の事業者の22種類のリターンが掲載されています。参加するのは餃子屋本舗の仕入先や同地域の飲食店など、コロナ禍で大きくダメージを受けた事業者たちです。
餃子屋本舗 二代目店主 楠氏は当初、自身の餃子店だけでクラウドファンディングに挑戦しようとしていました。しかし、コロナ禍で苦しむのは自分だけではないことに後ろめたさを感じ、サプライヤー支援を盛り込んだ企画へと方針転換。
この取り組みが評価され、公開後2日というスピードで目標金額を達成しましたが、現状は餃子屋本舗のリターンに支援が集中。そこで楠氏は新たに「みんなに応援」という分配型の純粋応援をリターンに追加し、ネクストゴールでサプライヤーに希望を届けようと奮闘しています。
また、楠氏は、クラウドファンディングに挑戦する方の見本になるため、自身の挑戦の裏側を詳細に記録してブログで公開。地域メディア”オオサカジン”を運営する川本藍氏とタッグを組み挑戦者のサポート活動も行っています。

 

  • 生き残りをかけたクラウドファンディングが公開2日間で目標達成

B0サイズのポスターを作成し、店舗の窓ガラス一面に貼るなど、クラウドファンディング挑戦の認知拡大に努めています。

大阪府藤井寺市の餃子専門店「餃子屋本舗」は、コロナ禍で存続の危機に瀕し、生き残りをかけてクラウドファンディングに取り組んでいます。二代目店主 楠祐哉の献身的な呼びかけが功を奏し、公開から2日間で目標金額を達成しました。
  

  • 8社の事業者が集結し、22種類のリターンを同時掲載

餃子屋本舗の商品以外にも8社の事業者の22種類のリターンが一同に集結。(うち一社は餃子屋本舗とコラボした及源鋳造株式会社)

楠氏のクラウドファンディングには8社の事業者がリターンに掲載されています。参加するのは餃子屋本舗の仕入先や同地域の飲食店など、どの事業者もコロナ禍で大きくダメージを受けた方ばかりです。

このような企画を起こした理由を楠氏はこう語ります。

『私は最初ひとりでクラウドファンディングに挑戦しようと考えていました。

けれど、仕入れ先と話をすると必然的に話題はコロナのことばかりですから、みんなも苦しいことは分かっていました。

そんな中、ひとりで「助けてください」と言うのはどうしても後ろめたかったんです。だから、仕入先も一緒に掲載して、みんなで応援してもらおうと思いました』
 

  • 8社分の膨大なページ作りは楠氏が全て1人で手掛けた

メニューブック作りを得意とする楠氏が8社分のクラウドファンディングページを作成しました。

クラウドファンディングに必要な文章作成・写真加工・取材は楠氏が1ヶ月がかりで行いました。

その理由を楠氏はこう語っています。

『私は政府から1日6万の時短営業の協力金がありますが、サプライヤーには少ししかありません。私の店舗は面積が広いので、20時までの営業では人件費が嵩んで赤字になってしまいます。

ですから、時短要請中は持ち帰りだけの営業にして生き延びました。

けれど、こうして店を休むと参加者(仕入先)の注文が減ります。その申し訳なさから、手間をかけないようにページ作りを引き受けました』
 

  • ネクストゴールはサプライヤー支援に挑戦

餃子屋本舗と同じ地域でイタリアン店を営む藤井シェフとの打ち合わせ写真。新たなリターンを追加し、近隣住民へSNS広告を打つなど楠氏の目標達成後もサポートしています。

2/20の公開から2週間が経過しましたが、支援の内訳を見ると、ほとんどが楠氏の餃子リターンに集中しました。

他の参加者は楠氏と比べると極僅かしか支援がありません。そのことを楠氏に尋ねると、

『すごく複雑な気持ちです。ページには参加者の商品も魅力的に感じてもらえるように精一杯努力しました。残り時間を使って参加者全員に支援を届けるために挑戦を続けます』

と語っています。

楠氏は、新たに「みんなに応援」という支援額を等分するリターンが追加し、知人を通じて支援を呼びかけています。
 

  • 自身の挑戦の経験を他の方に向けて舞台裏をブログにまとめて公開

他のクラウドファンディングの事例研究を100件以上行った成果をレポートにまとめ、それを再編集したものをブログに公開しています。
楠氏は今回のクラウドファンディングに取り組んで得た学びをブログで公開しています。

『2日で100%達成した秘密を全て公開しました』(楠氏)

このブログでは楠氏のノウハウが事細かにまとめられています。

その取り組みの意図を楠氏はこう語っています。

『私は二度目の緊急事態宣言が発出された時には、心が折れて店を閉めようと考えました。

お客さんが少ないと腐った食材を捨てる日々が続き「もう疲れた…廃業してしまいたい」と何度も周囲に漏らしていました。

きっと、全国にも同じように悩む方がたくさんいると思います。

私には「諦めるのは早い、最後にもう一度挑戦しろ」と言ってくれる友人がいました。

私の記事が誰かを励ましたり、勇気を与えるきっかけになって欲しい』

楠氏のブログは毎回3,000文字以上の文章が綴られており、参加者を勇気づけるメッセージが至る所に散りばめられています。

https://kusurepo.osakazine.net/
 

  • 四天王寺大学の天野了一准教授の勧めから舞台裏の公開を決意

顧客であった四天王寺大学で地域活性化・地域連携・起業論を担当する天野了一准教授(MBA:経営管理修士保有)が「舞台裏の公開」を楠氏に提案しました。
楠氏の「舞台裏ブログ」は、顧客の四天王寺大学で地域活性化・地域連携・起業論を担当する天野了一准教授の勧めからはじめたといいます。

天野准教授は食べ歩きが一番の趣味ということから、コロナ禍で飲食店の閉店が相次いだことに酷く胸を痛めたそうです。

『そんな折に楠氏より「サプライヤーを巻き込んだクラウドファンディングを計画している」と相談を持ち掛けられました』(天野)

天野准教授は楠氏に「舞台裏公開」を勧めた理由をこう語っています。

『コロナ禍で困窮してクラウドファンディングに救済を求める方は、この数ヶ月で運営側が追いつかないほど増えている。

しかし、そこで成功するのは僅かだ。楠さんはnoteに若い頃の失敗談などを投稿しており文章で伝えることが上手い。彼ならノウハウを分かり易く届け、他の事業者にも勇気を届けられると感じた』

現在、楠氏の「舞台裏公開」はブログランキング66位をマークするほどの人気振りです。
 

  • 挑戦者をサポートする取り組み

天野了一准教授の教え子である地域メディア「オオサカジン」を運営する川本藍氏と協力してクラウドファンディングに挑戦する方をサポートする取り組みを行っています。
楠氏は他にもクラウドファンディング挑戦者のサポートを行っています。

『ブログにはノウハウを公開していますが、どうしても文章や画像作成が苦手な方も多いと思い、挑戦のハードルを下げたいと考えました』(楠氏)

このサポートは楠氏が画像作成、地域メディア”オオサカジン”を運営する川本藍氏(ジェイ・ライン株式会社所属)が文章の添削を無料で行うものです。

『天野准教授から楠さんのことを聞いて、私にも協力できることはないかと話を持ち掛けました』(川本)

川本氏は天野准教授の教え子であり四天王寺大学の卒業生です。大学では文章表現を学んでおり、これまでもクラウドファンディングのサポートをした経験を持っています。

『コロナ禍で苦しむ飲食業界の方に希望の光を届けたい』(楠/川本)

楠氏がはじめた小さな取り組みは様々な人へとバトンをつなぎ、コロナ禍に少しずつ広がってきています。

▽店舗概要
店舗名 :餃子屋本舗
代表者 :楠祐哉
所在地 :大阪府藤井寺市北岡2-1-32
定休日 :火曜日(祝日・祝前日は営業)
営業時間:11:00~20:00(時短営業中、テイクアウトのみ営業)
URL :https://gyouza-h.com/

▽会社概要
会社名 :株式会社エヌアールディーコーポレーション
所在地 :大阪府藤井寺市北岡2-1-32
代表者 :楠祐哉
設立 :2008年2月28日
資本金 :300,000円
事業内容:飲食店の企画経営

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