国内医薬品・食品業界初 Science Based Targets Networkが主催する コーポレートエンゲージメントプログラムに参画

キリンホールディングス株式会社のプレスリリース

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、2月27日(土)よりScience Based Targets Network(以下、SBTN)が主催するコーポレートエンゲージメントプログラムに国内医薬品・食品業界として初めて参画しました。

SBTNは、Science Based Targetsイニシアチブ(SBTi)※1の活動に基づいており、持続可能な地球環境のため、科学に基づいた目標を設定するための、方法とリソースを開発し提供する非営利団体と企業の共同組織です。    最終的には、企業や都市が、社会的に公平で持続可能な地球環境システムを実現するための目標を設定し、その  達成に向けて努力するグローバル経済の実現を目指しています。
SBTNが主催するコーポレートエンゲージメントプログラムは、2022年までに企業の自然資本利用(淡水、陸、海洋、資源利用、気候変動、汚染、外来種)に関する目標を設定するための科学的なアプローチを開発するために、企業をはじめとする多数のパートナーと協力していくことを目的としています。
※1:2015年にCDP、国連グローバルコンパクト、世界資源研究所およびWWFの4団体で設立されたイニシアチブ

当社は、2020年2月に社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たな長期戦略として「キリングループ環境ビジョン2050」を策定しました。私たちが目指すのは、ネガティブインパクトを最小化し、ニュートラルにすることにとどまらず、自社の枠組みを超えて社会にポジティブなインパクトを与えることです。ビジョンの中では、当社の事業で取り組む重点領域として、「生物資源」・「水資源」・「容器包装」・「気候変動」を設定し、それぞれの取り組みを進めています。
SBTiにおいては、2017年に日本の食品会社として初めてグループ全体のGHG※2中期削減目標が認証を受け、2020年末に新基準「1.5℃目標」にアップグレードが完了しています。
2020年には電力の再生可能エネルギー100%化を目指す「RE100」へ加盟しました。早期のRE100達成のため2021年よりキリンビール名古屋工場に購入する全電力を再生可能エネルギー由来の電力に転換します。また、2020年に国内の飲料グループ会社でFSC®※3認証紙の採用100%※4も達成しました。FSC®認証の目的である貴重な森林の保全は生物多様性の保全や、水源涵養機能の保全、気候変動問題への対応にもつながっています。
※2:greenhouse gasの略、温室効果ガスのこと。
※3:FSC®C137754
※4:限定商品、少量品種、特殊な形状、輸入品等を除く

当社は、「キリングループ環境ビジョン2050」の実現に向け、様々なステークホルダーと連携して地球環境や社会にポジティブインパクトを創出していきます。

今後もキリングループは、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いを、バリューチェーンに  かかわるすべての人々と共につないでいくために、さまざまな社会課題に対する取り組みを積極的に進めていきます。

<参考>
・キリングループ環境ビジョン2050
 https://www.kirin.co.jp/csv/eco/mission/
・Science Based Targets Network(SBTN)
 https://sciencebasedtargetsnetwork.org/take-action-now/take-action-as-a-company/join-the-sbtn-corporate-engagement-program/

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