ノンアルコールを文化にする

 

ノンアルコールを文化にする／株式会社アルト・アルコ

 

• ノンアルコール文化の芽を育む

弊社はこれまでオルタナティブアルコールの専門商社として海外の商品をお届けすることで、微力ながらノンアルコール市場へ尽力してまいりました。

しかし、ノンアルコールを文化として浸透させていくということを考えたとき、果たして商品をお届けするだけで文化を形成していいくことはできるのでしょうか？

もちろん、多くの商品をお届けして、ノンアルコールを身近に感じてもらい、多種多様なノンアルコール飲料を飲んでいただくというのは、文化を育むうえで重要なポイントです。

しかし、商品数・消費量・売上といった数値はあくまで文化の一側面だと弊社では考えています。

イギリスの人類学者エドワード・バーネット・タイラーは文化を定義するにあたり、いくつかの指標を示しましたが、その中には知識や信条といった指標も存在します。

ありがたいことに弊社には、多くのソムリエ様・バーテンダー様と繋がってきた中で得られたノンアルコールに対する、ノウハウ・技術・考え方というものが蓄積されております。こういった「知識」や「信条」をどんどん世の中に発信していくことでノンアルコールを文化にしていくという大きな目標の一助としていければと思っています。

• ノンアルコール文化を構築のために

では、弊社でどのように文化構築のために貢献していくかということを簡単に紹介させていただきます。

一つ目が、ノンアルコールのハブnolky／ノルキーを通じた取組みです。
nolky（https://www.no-lky.com）は日本初のノンアルコールオンライン通販サイトです。

ただの通販サイトではなく、

・ソムリエ向け、バーテンダー向けに分けたコメントの書き分け
・ソムリエ向けのInstagramでのペアリング紹介、バーテンダー向けYouTubeでのモクテル紹介
・世界中のトップソムリエから集めた100を超えるモクテルレシピのアーカイブ

などを行うことで、知識やノウハウの集積を図っております。

二つ目が、自由が丘ワインスクールでのノンアルコールセミナーの実施です。
https://jws.bz/kouza/artalc202104/

ノンアルコールについての市場性と実際に現場でノンアルコールを武器にされている一流ソムリエさま方から、「ノンアルコールを武器にする」ためのノウハウをご紹介いただけるようになっております。

三つ目が、ノンアルコール書籍の出版です。

今秋に向け、ノンアルコールについての書籍を出版すべく目下執筆中です。
多くの方にとって、ノンアルコールと言えばこの本というような決定版を出版できればと思っております。

四つ目が、アンケート調査を通じた市場実態の分析です。

弊社では、本年2月～3月に飲食店向けノンアルコール市場実態調査を行いました。今後も定期的に同様のアンケート調査を行っていくことで、価値あるデータの集積をしていければと思っております。

最後に、一般の方への発信です。

最初にあげたnolky／ノルキーは昨年より日本最大の福利厚生サービス、リロクラブさんなどと提携することでこれまで業界向けであった情報の門戸を一般の方にも広げております。
 

• 最後に

文化を紡いでいくにあたり、わたしたちができるのはあくまでお手伝いまでです。

色々な地域のお店で実際にノンアルコールが提供され、語られ、そしてその中で多種多様なスタイルが生まれていくことで本当の意味での文化は出来上がっていくのだと思っています。

昨年、弊社は「2020年をノンアルコール元年に」というApril Dreamを語らせていただきましたが、2021年が一歩踏み込んでノンアルコール文化発展の年となることを信じています。