「トマトに関する意識調査」 日本のNo.1愛され野菜「トマト」!「トマト好き」は3年連続で上昇中

タキイ種苗のプレスリリース

 タキイ種苗株式会社(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、10月10日の「トマトの日」にちなんで、全国の20~60代の男女300人を対象に、「トマトに関する意識調査」を実施しました。
今回の調査では、「トマトが好き」と回答した人は85.0%に上り、「トマト好き」の割合が3年連続で上昇していることが分かりました。
 8割以上の人がトマトに「健康によいイメージ」を持ち、同じく8割以上の人が「機能性成分を多く含むトマトを積極的に食べたい」と回答するなど、トマトの健康効果への期待がとても高いことが分かりました。
 また、近年SNS上では「#丁寧な暮らし」が流行するなど、日常のちょっとしたことにもしっかりと向き合う過ごし方が注目を集めています。そこでトマトを使った自家製の加工品について質問したところ、トマトの効果的な摂取方法を考え、楽しみながら調理をする様子をうかがい知ることができました。

【調査結果 Topics!】
■ 83.7%が「機能性成分を多く含むトマトを積極的に食べたい」
リコピン、シスリコピン、カロテンといった「機能性成分」を多く含むトマトを、83.7%が「積極的に食べたい」と回答。
■ 43%が「健康のために摂取する頻度が増えた」!23%が「夏バテ防止のために食べる」!
紫外線対策、むくみ予防、疲労回復など、夏バテ防止効果に期待してトマトを摂取する人が2割超。
■ トマトの加工料理を作りたいと思っている人は約6割!その理由は「添加物が含まれないから」
トマトの加工料理を「作ったことがある」や「作ってみたい」人は約6割。手作りしたい理由の1位は「添加物が含まれないから」。「作ったことがある」トマトの加工料理第1位はトマトスープ。

1.トマトに関する基礎資料
■日本のNo.1愛され野菜!85%が「トマト好き」!
 トマトが好きか嫌いかの質問では、「好き」(56.7%)、「どちらかといえば好き」(28.3%)を合わせて85.0%となり、昨年度の84.0%から1.0pt、一昨年の80.3%からは4.7ptアップとなり、トマト好きの割合は年々上昇していることが分かりました。
 トマトは、タキイ種苗の「野菜と家庭菜園に関する調査」(2018年8月)でも、10年連続で大人の好きな野菜1位、7年連続で子どもが好きな野菜1位に選ばれており、老若男女を問わず、国民的に最も愛されている野菜であることが分かりました。

■人気の理由は「おいしさ」、「健康効果」、「栄養面」
 トマトが「好き」と回答した人に、その理由をたずねてみたところ、1位は「おいしいから」(74.9%)、2位「健康によいと思うから」(47.5%)、3位「リコピンが豊富だから」(36.9%)、4位「栄養があると思うから」(33.7%)となりました。
 順位は昨年同様の結果でしたが、中でも「健康によいと思うから」は昨年度より7.0pt上昇しており、トマトの健康効果により期待が集まっているようです。「おいしさ」、「健康」、「栄養面」で、生活者から根強い支持があることが分かる結果となりました。

■トマトを「週に1回以上食べる」人は7割以上!
 トマトの摂食頻度については、72.7%*1の人が「週に1回以上食べる」ことが明らかになりました。さらに、「毎日」(6.0%)、「ほぼ毎日」(13.7%)を合わせると19.7%となり、約2割の人は毎日のようにトマトを食べる習慣があるようです。また、94.3%*2と、大多数の人が1カ月に一度以上はトマトを摂食していることが明らかになりました。
*1  「毎日」(6.0%)、「ほぼ毎日」(13.7%)、「週の半分以上」(23.3%)、「1週間の内1~2日」(29.7%)
の合計。
*2  「その他」(5.7%)を除いた合計。

■トマト購入の際には「価格」が最も重視されている
 トマトを購入する際に重視することは、「価格」(55.7%)が最も多く、次いで「形・見た目」(50.0%)、「味」(39.7%)となりました。
 トマトを好きな理由では「おいしいから」が1位となりましたが、トマト選びの際に味を重視しているとの回答は約4割にとどまっており、トマトのおいしさは、価格にかかわらず一定の信頼を得ているといえそうです。

2.トマトに関する意識項目
■8割以上が「積極的に食べたい」!機能性成分含量の高いトマトの健康・美容効果に期待
 通常のトマトより、リコピン*1やシスリコピン*2、カロテン*3の含有量が多いトマトがあった場合、積極的に摂取したいと思うかを聞いてみたところ、83.7%*4の人が「積極的に食べたい」と回答しました。トマトに含まれる機能性成分の健康・美容効果に期待する人が多いことが分かりました。
*1 リコピン: 抗酸化性、免疫強化、動脈硬化予防、美白効果などの効能が期待されるといわれています。
*2 シスリコピン: 抗酸化性、免疫強化、動脈硬化予防、美白効果などの効能が期待されるといわれています。
*3 カロテン: 抗酸化性、目・気管・皮膚の正常化、LDLコレステロール低下などの効能が期待されるといわれています。
*4 「積極的に食べたいと思う」(42.7%)、「どちらかといえば思う」(41.0%)の合計

■ご自身の健康や美容、トマトへのイメージとしてあてはまる項目について

■8割以上がトマトに「健康によい」イメージ!4割以上が「健康のために食べる頻度が増えた」
 健康や美容に関するトマトのイメージを聞いたところ、82.0%*1の人が「トマトは健康によいイメージがある」と回答。また、43.0%*2の人が「健康のためにトマトを摂取する頻度が増えた」と回答し、ここでも健康効果への期待の高さが明らかになりました。
 自由回答では、「小さい頃は食わず嫌いだったが、一人暮らしになってからは、料理への汎用性も高いし、健康のために食べ始めて好きになった」(20代女性)、「健康にいいから食べている」(20代男性)と、若い層も健康効果を期待してトマトを食べている様子が分かりました。また、「朝食にパンと一緒にトマトを食べると、少し体にいいことをした気になる」(40代男性)と、漠然とでも健康によいイメージを持って食べているという声や、「血糖値対策のためになくてはならないもの」(50代女性)と、目的を持って摂食している例もありました。「毎朝トマトを食べ、ジュースを飲むことで、肌の調子が良くなってきた」(30代女性)と、美肌効果を実感しながら毎日摂食している様子も知ることができました。
*1 「あてはまる」(43.3%)、「ややあてはまる」(38.7%)の合計。 *2 「あてはまる」(12.0%)、「ややあてはまる」(31.0%)の合計。

■2018年夏の記録的酷暑に…23.0%が「夏バテ防止にトマトを食べている」
 記録的な高温が東日本・西日本を襲い、1964年の統計開始以来、最も暑い夏となった今年の夏*1、23.0%*2の人が「夏バテ防止のためにトマトを摂取している」と回答しました。
 紫外線対策に効果が期待できるリコピンとシスリコピン、むくみ予防効果が期待できるカリウム、疲労回復効果が期待できるビタミンB1などを含むトマトは、夏バテをせず、元気に過ごすための身体づくりに向いているといえます。夏バテ防止のため、2割を超す人がこうした機能性成分の働きに着目し、効果的にトマトを摂取している様子が分かりました。 
 年々増す暑さに負けず、「夏バテしない身体づくり」のために、優れた機能性成分を持つトマトを摂取するという方法は、今後ますます支持されていくかもしれません。
*1 気象庁発表より(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/longfcst/extreme_japan/index.html
*2 「あてはまる」(5.0%)、「ややあてはまる」(18.0%)の合計。

3.トマトの食べ方
■好きなトマト料理:「サラダ」が1位。「トマトのピザ」の人気急上昇!
 好きなトマト料理では、「サラダ」(77.0%)が最も多く、昨年同様の1位となりました。
「ピザ」(46.0%)は昨年度から32.7ptと大幅にアップし、順位も4位から2位になりました。マルゲリータをはじめ、トマトが欠かせない食材であるピザの人気が上昇していることが分かりました。また、僅差で3位「パスタ」(45.3%)が続きました。
 生のまま、焼く・煮るなどの加熱料理、またはジュースにしても楽しめるトマトは、さまざまな調理方法で親しまれていることが分かりました。

■自宅で作るトマト料理: 「サラダ」がダントツの1位。「パスタ」、「スープ」と続く
 自宅で作るトマト料理でも、「サラダ」(75.7%)が2位に倍以上の差をつけて1位となりました。トマトのサラダは家庭の定番メニューであるといえそうです。
 2位「パスタ」(30.0%)、3位「スープ」(20.0%)、4位「ピザ」(11.3%)は、「好きなトマト料理」でもトップ5に入った料理と同様の結果となりました。
 一方で、「好きなトマト料理」で5位の「ジュース」がランク外となり、代わって「炒め物」(9.0%)が5位にランクインしました。

■トマト加工料理を「作ったことがある」&「作ったことはないが作ってみたい」人が約6割
 近年、SNS上で「#丁寧な暮らし」が流行するなど、日常のちょっとしたことにもしっかりと向き合って大切に過ごす、ゆとりのある生活の価値が見直されています。同じくSNSで流行に火がついた、おかずの「作りおき」ブームなど、普段の料理のあり方にも変化が見られることを背景に、今年度の調査では、「トマトを使った自家製の加工品」についての質問を設けました。
 トマトを使った加工料理を「作ったことがある」、「作ったことはないが、作ってみたい」の合計は59.7%と、約6割となりました。

■「作ったことがある」トマト加工料理: 「トマトスープ」が1位!
 「作ったことがあるトマト加工料理」では、1位「トマトスープ」(26.3%)と、2位「トマトソース(パスタ・ピザ用なども含む)」(21.0%)が2割を超える結果となりました。
 自由回答では、「赤くなる前のトマトを浅漬けにします。初めて食べたときはびっくりしたおいしさでした」(60代男性)、「夏になると必ずトマトを大量にいただくので、トマトソースを作って冷凍している」(40代女性)、といった声が寄せられ、それぞれの家庭で定番の「トマト加工料理」メニューがあることがうかがえました。

■「作ってみたい」トマト加工料理: 「トマトペースト・トマトピューレ」・「ケチャップ」が3割超え!
 作ったことはないが、作ってみたいトマトの加工料理では、1位「トマトペースト・トマトピューレ」(31.0%)と2位「ケチャップ」(30.7%)が3割を超えました。また、「作ったことがある」トマト加工料理ではランク外だった「ケチャップ」、4位「ドライトマト」(25.3%)がトップ5入りしています。さまざまな料理にアレンジしやすいトマトは、手作り加工品や「作りおき」メニューにおいても、今後ブームになるかもしれません。

■手作りする理由: 「添加物なし」、「栄養分が多い」など、生野菜を使う健康効果を重視
 トマト加工品を「作ったことがある」もしくは「作ったことはないが、作ってみたい」と回答した人に、「買うのではなく、自分で作りたいと思う理由」を聞いたところ、1位「添加物が含まれないから」(45.3%)、2位「なるべく生鮮野菜を使いたいから」(39.1%)、3位「栄養分がより多いと思うから」(34.1%)と、トップ3の理由は健康志向なものとなりました。4位「自分で作った方がおいしいから」(30.7%)、5位「自分で料理を作るのが好きだから」(30.2%)からは料理を楽しむ様子、6位「安い時期にまとめて買って保存したいから」(17.9%)は、トマト加工料理が「作りおき」に活用されている様子が分かりました。ヘルシーなものを自分の手で作ることを楽しむ、「#丁寧な暮らし」の実践を垣間見ることができました。

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